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リンクスとパークランドに複合コース。海の近くのリンクスランドに展開するが、3方を松林と接するのでヘザーランドの趣もある。1894年のクラブ設立と同時に9ホールが造られたが、本格的なコースになったのは、1912年にウィリー・パークJrがオリジナルの18ホールをレイアウトした。1922年のジェームズ・ブレイド、1933年にハリー・コルトが改造した。海岸線が侵食されていたので、1980年代にドナルド・スティ―ルがコースの修正と距離を7000ヤード以上に長くした。2020年から6年かけてマッケンジー&エバートがコースを改造中だ。
ほぼ四角形の敷地の外側を1つのループで時計の反対周りに進んでいくルーティンッグで、7番、15番、16番の3ホールだけが進行方向の逆に戻る。コースの内側はフォームビー・レディズGCという男性もプレー出来る、女性用の素晴らしい18ホールのコースがある。松林に広がるOUTと海沿いに広がるINと2つの顔があり、最初の3ホールは鉄道線路に沿って北に進み、4番ホールで方向を変え、西のアイリッシュ海の方に行ってジグザクしながら戻ってくる。
バンカーは絶妙に配置され、FWはタイトで起伏が激しく、ヘザーのラフがコースの至る所で効いていて、松林にガードされているホールもいくつかある。また海風が松林でブロックされていて、FWは他のリンクスコースと比べて硬くなくランもあまり出ない。海のすぐ近くのコースだが、つまりパークランドコースの特徴も兼ね備えている。全体的に18ホールが全て手強く、戦略的なホールで、プレーヤーの技量がしっかり試される。
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右サイドはOBゾーンが続くストレートホール。ティショットでは右サイドに3個のバンカーがあり、FWはタイト。バンカーの更に右には林のOBゾーンがある。縦に長いグリーンは少し砲台で、左サイドにバンカーが配され、グリーン前半分は受けている。 |
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やや右ドッグレッグの短いミドル。ロングヒッターはグリーン近くまで飛ばせるが、FW左右に合計5個のポットバンカーが配され、飛べば飛ぶほどFWは狭くなり、ティから270ヤード先のFW幅は10ヤードほどしかない。グリーンは円形で左手前にガードバンカーがあり、グリーンは少し右に傾斜している。“リスクと報酬”ホール。 |
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少し打ち上げ。グリーンは強い砲台で、左サイドと手前に計4個の深いバンカー、右サイドは大きなラフのマウンドでガードされている。グリーンオーバーは下りスロープの深いラフになるので避けたい。 |
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左ドッグレッグの難ホール。ティショットでは右サイドに3個のポットバンカーがある。セカンドはいくつかのラフのマウンド越え。グリーン周りにはバンカーが無いが、グリーンは馬の背で寄せもパットも難しい。
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左ドッグレッグで短いが手強いロング。ティショットは打ち下ろしで、馬の背形状のFWに打っていく。セカンドも落し所が狭い。サードは打ち上げ。グリーンは左手前から右奥に斜めに伸びている2段グリーンで、左サイドから奥はデューンのラフが配され、右奥は急な下り傾斜になっている。
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やや右ドッグレッグのとてもタフなミドル。ティショットでは左サイドに松林、左右にラフがありFWは狭い。セカンドは40ヤードの長さで20個ほどあるラフのマウンド越え。グリーンの左サイドはバンカー、右サイドはデユーンでガードされている。2段グリーン。
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ストレートホール。ティショットでは左サイドからデューンが迫り、右サイドには3個のポットバンカーがある。セカンドは少し打ち上げ。グリーン周りにはバンカーは無いが、グリーンはデューンに囲まれている。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットではFWに起伏があり、右サイドに1個のポットバンカーが配されている。グリーンは砲台で左サイドから左手前は1個の細長いバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで左サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは円形で、左サイドと左手前にポットバンカーがあり、右サイドはラフで守られている。グリーンは受けていて、真ん中に尾根も走る。
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バンカーが1つも無いほぼストレートホール。ティショットではFWは狭くアンジュレーションがある。セカンドはFWの丘越え。グリーンの左右手前にマウンドがある。縦に長い2段グリーン。
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美しいショート。距離はないので難しくはない。砲台グリーンで左サイドに1個、手前に2個のバンカーが配されている。 |
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リバプール市から北に30分、マンチェスター空港からほぼ西に1時間30分、サウスポートから南に16分。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度イングランドのベスト100コースで第19位、2019年度全英(アイランドも含む)ベスト100コースでは第46位。全英(アイランドも含む)では2800コースあり、その内イングランドでは1900以上のゴルフコースがある。
ウィリー・パークJr設計、再設計のコースでトップ100ゴルフコースでの2019年度、全英(アイランドも含む)のベスト100コースにランクインしているのは、フォームビーGC、ノッツGC、パークストンGC、シロス・オン・ソルウェイGC、サニングデールGC・オールドコース、ワーブルズドンGCで6コースある。アメリカではメイドストーンGCとオリンピア・フィールズGC・ノースコースの2つの素晴らしい作品を残している。
午前中にウェスト・ランカシャーGCでプレーしてから午後フォームビーGCでプレーした。移動時間は北に20分。
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2番 パー4 400ヤード(2)