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アトラス山脈の麓と雪に覆われた山頂を背景にしたフラットなリゾートコース。5個の池と1本のドライクリークがあり、9ホールでウォータ―ハザードが絡んでくる。コースを横切るドライクリークはワディと呼ばれ、雨期の一時的な豪雨の時のみに水が流れる季節河川。もともとフラットな砂漠に多くの土を移動してコースを作り上げた。低木、オリーブ、ヤシなど多くの木が植えられ、各ホールを囲んでいる。FWは広いが、ショットを曲げ過ぎると広大な砂地のウェイストエリア、ブッシュ、サボテンなどが待ち受ける。距離的にはリゾートコースにしては長めだが、長いパー3とパー4、短いパー4とパー5が上手くミックスされていて、マイナス点はコースを取り囲むビル群によって、素晴らしい借景となるアトラス山脈が見えないホールも多い。
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チャーミングなショート。グリーンは斜めに細長い2段形状で、3個のバンカーでガードされている。 |
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右ドッグレッグの短いミドル。ティショットでは右の池と左の2個のバンカーが効いていて、飛べば飛ぶほどお落し所が狭くなる。グリーンは緩やかな傾斜の3段形状。ティショットでドライバーを使うか、他のクラブで刻むかの選択がある、‟リスクと報酬”ホール。 |
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強い左ドッグレッグの短めのロングでロングヒッターは2オン可能。ティショット、セカンドとも左の池が効いてくる。グリーンは縦に長い2段形状で、右サイドと奥にバンカーが配され、左はすぐ池になる。ティショットで距離が出ればセカンドでグリーンを狙えるが、リスクは伴う。
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池越えの美しいショート。グリーン手前と左半分は池に囲まれている。グリーン右奥は大きなバンカーでガードされている。とても長くて難しいホールなので、池を避けてグリーンの右サイド狙いが安全。 |
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名物ホール。右ドッグレッグのタフなミドル。セカンドが難しく、ウェイストエリアに囲まれた砲台グリーンに打っていく。グリーンの奥にバンカーがあり、グリーンの真ん中に尾根が走る。このホールの右サイドは14番との共用FWになる。 |
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やや左ドッグレッグのワンオンチャレンジの短いミドル。FWは260ヤード地点(一つ短いティからは230ヤード地点)から下り勾配になる。グリーンは縦に細長く、左サイドに大きなウェイストエリア、右サイドにバンカーがある。このホールの左サイドは13番との共用FWになる。 |
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右手に池に沿って強く右へ曲がっているロング。ティショットは左の2個のバンカーと右の池が効いてくる。セカンドは左のヤシの木と右の池に注意。グリーンは横に細長く、2個のバンカーでガードされている。 |
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手強いショート。グリーンの左半分には3個のバンカーが配され、右サイドは池になる。グリーン上には微妙な起伏が施されている。 |
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マラケシュから南西に28分、マラケシュ空港から南西に18分。ビジターのプレーは可能。メートル表示なのでヤードに換算している。評判の高いリゾートホテル併設。 サマナGCとほぼ隣接していて車で6分の距離。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度モロッコでのベスト20コースで第10位。モロッコには40ほどのゴルフコースがある。
キャベル・ロビンソンはアメリカ人でヨーローパ大陸と北アフリカで多くのコースを設計している。彼のモロッコでの他の作品は、アル・ジャディーダ・ロイヤルGC、アメルキスGC、ゴルフ・レ・デューンズがあり、フランスではリメールGC、スペインではフィンカ・コルテシンGC、ラ・レセルバ・デ・ソトグランデ、ラ・カラGH(アメリカーナコース)などを設計している。
前夜はLe Méridien N'Fisに泊まった。ゴルフコースまでほぼ南に20分。夕食はレ・ジャルダン・デ・ラ・メディナのホテル内のレストランでモロッコ料理、地中海料理を食べた。美味しかった。雰囲気は良く美味しかった。
マラケシュの旧市街は、ベルベル人の帝国時代に張り巡らされた城壁が残る中世都市。人や建物が密集し、迷路のように入り組んだ路地には活気あふれるスーク(市場)があり、伝統的な布地、陶器、宝飾品が売られている。モロッコで一番の観光地だ。
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2番 パー3 194ヤード(2)