東広野ゴルフ倶楽部
Higashi Hirono Golf Club

コースデータ
所在地兵庫県
コース長7155ヤード、パー72
コースレート74.4
プレー日2005年4月12日
設計者.小林佑吉
オープン1989年
キャディあり
ゴルフカートなし
評価
総合評価
4.75
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
満足度
4
 

雪柳

自然を生かして造られた丘陵コース。古き良き時代の雰囲気と新しい感覚を調和させた“クラシック&モダン”が開発の理念とされている。変化に富んだホールが続くのでプレーしていて非常に楽しいが全長は7158ヤードと長く、息の抜けないホールの連続となる。特に4つあるパー3全ての完成度が高い。設計者はパー3のレイアウトを最重視したようで、3番の浮島ホールを決めてから全体のレイアウトを描いたようだ。その理由は、パー3が個性的であればあるほど、他のパー4、パー5も引き立ち、ゴルファーの印象もより深くなると考えたようだ。グリーンはアンジュレーションがきつく傾斜を正確に読み取る技量が要求される。



クラブハウスからの景観

18番グリーンからの景観

桜道

 

3番 パー3  183ヤード

3番 パー3 183ヤード(2)

3番 パー3 183ヤードド(1)
名物ショートホール。ティショットはやや打ち下ろしで、横長のアイランドグリーンに向かって打っていく。グリーンの縦幅は25ヤード前後しかないので、正しいクラブ選択が必要。
 
6番 パー4 440ヤード

6番 パー4 440ヤード (2)

6番 パー4 440ヤード (1)
緩やかな打ち下ろしで、フェアウェイは馬の背になっている。グリーン両脇はバンカーでガードされている。グリーンは右から左に張り出したマウンドによって2分されているので、パットが難しい。
 
7番 パー3  188ヤード

7番 パー3 188ヤード
池越えのショートホール。池だけでなくグリーン周辺のバンカーも効いている。グリーンは奥から手前の池に向かって傾斜がある。
 
12番 パー5 543ヤード

グリーンから望む12番ホール

12番 パー5 543ヤード
ティショットはやや打ち下ろしの、きつめの右ドッグレッグ。フェアウェイ右サイドのバンカー越えがショートカットだが、少しでも右にぶれると、OBゾーンまで入ってしまう。サードショットからグリーンまで緩やかな打ち上げになり、ピンまでの距離感の読みが難しい。
 
13番 パー4 485ヤード

13番 パー4 485ヤード (2)

13番 パー4 485ヤード (1)
ティからフェアウェイ真中にあるケヤキまで250ヤードを超えるドライバーショットが必要なホール。グリーンは右手前のバンカーと左斜面により花道が狭いので、セカンドショットは高い球で直接グリーンに落したい。グリーンは3面に分かれており、例えパーオンしても、ピンの位置と違う面に乗せれば、パーセーブは難しくなる。
 
15番 パー4 432ヤード

15番 パー4 432ヤード(2)

15番 パー4 432ヤード(1)
やや右ドッグレッグの打ち下ろし。グリーン右手前のバンカーは深いので避けるべき。
 
17番 パー3 200ヤード

17番 パー3 200ヤード
池越えの風光明媚なショートホール。グリーンは横長で奥行きのない3段グリーン。
 
18番 パー5 550ヤード
ティショットは難しくないが、セカンドショットはフェアウェイが左右の池で狭まれているので、緊張を強いられる。グリーンは右に振れられていて、グリーン手前と右サイドが池に面している。
 

18番 パー5 550ヤード(3)

18番 パー5 550ヤード(2)

18番 パー5 550ヤード(1)
 
余談

レストラン
神戸から車で30分。プレーにはメンバー同伴か紹介が必要。

平日はメンバーの紹介、土日はメンバーの同伴が必要。メンバー同伴で全員がシングルに限りフルバックティからプレー可能。2005年5月末の男子プロの公式戦が開催され、パー72、7158ヤードからパー70、7002ヤードとして、フェアウェイ幅を絞込み極めて難しい設定になった。その結果、優勝スコア-が5アンダーと少なく、アンダー・パーは4人しかいなかった。

4月中旬ということで桜はもとより雪柳などさまざまな花がコース全体を美しくドレスアップしていた。このコースを監修したのは、廣野GCの理事長を長年務めた乾豊彦氏で、廣野GCに負けないものを造ろうとしたようだ。コース名も廣野GCからわずか4キロ東に立地するため東広野としたようだ。

ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキングでは94位に選ばれている。他の小林佑吉設計コースは東六甲GC、メイプルヒルズGC、三田CC27、ジャパンビレッジGC、かさぎGCがあり、改造コースとしては、廣野GC小野GC洲本GCがある。