パインハーストG&CC、ウェスト、ノースコース
Pinehurst Golf & Country Club – West & North Course

コースデータ
所在地 タイ、 バンコック
コース長 6762ヤード パー72
コースレート 72.0
プレー日 2004年2月7日、2006年7月11日
設計者 Y相原
オープン 1990年
キャディ あり
ゴルフカート あり (フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
2.85
コースレイアウト
2
難易度
3
グリーンコンディション
3
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
3
 

フラットな地形にウォーター・ハザードを配されたレイアウト。ウェスト、ノース、サウスの各9ホールの合計27ホールあり、欧州男子ツアーの「ジョニーウォーカークラシック」を1992年に開催したことで有名。ウェスト・ノースコースがこのクラブを代表する18ホールで今回プレーしていないサウスコースは特に簡単。全体的にフェアウェイは広く、ブラインドホールもなく、初中級者向けのコース。ノースコースでは湖が2番から8番ホールまでを取り囲むように配置されている。



8番のティグランド

2番ホールの景観

14番ホールの景観

 
4番 パー3  140ヤード

4番 パー3 140ヤード
池越えの短いパー3。グリーン手前のバンカーが効いている。それ以外のグリーンを囲んでいる噴火口のような5つのバンカーは飾りだが、このホールの景観のユーニークさに役立っている。

 

 
8番 パー3  166ヤード

8番 パー3 166ヤード
アイランドグリーンのパー3で名物ホール。グリーンが大きく傾斜もないのであまり難しくない。見晴らし台のような高架の特設ティで、セメントされたビルの上にティグランドを作り、階段で上っていくのは面白かった。もちろん、2階の部分には芝生があり、ティショットが打てる。ただ、何度もプレーしていくと人工的なティグランドゆえに飽きるかもしれないと感じた。
 
16番  パー3 197ヤード

16番 パー3 197ヤード
やしの木立で囲まれているので、南国情緒を楽しめるホール。
 
17番  パー5 622ヤード
とても長い左ドッグレッグホール。長い上に通常アゲインストの風が吹くので、ロングヒッターでも3打ともしっかり打たないとパーオンしない。フェアウェイは比較的広いが、その左サイドには大きな池が横たわっているので、ティショットをショートカットするか、安全に右方面に打つかの思案が分かれる。
 

17番 パー5 622ヤード(2)

17番 パー5 622ヤード(1)
 
18番  パー4 385ヤード

18番 パー4 385ヤード(2)

18番 パー4 385ヤード(1)
ストレートホール。ティショトの落とし所は比較的狭い。セカンドショットは池越えで、グリーンの右半分は池に囲まれている。
 
余談

バンコック都心からゴルフ場まで車で1時間。バックティからのプレーは自由に出来た。部屋の広い宿泊施設あり。マッサージ、足裏マッサージも評判が良く、タイ料理は美味しい。正面だけロールスロイスの形をしたゴルフカートがあり、見るだけでも楽しめる。



ホテル

特別仕様のゴルフカート

個人的には余り好きでないコースレイアウトなので、評価を5段階で2と付けたが、2か3のどちらを付けるか最後まで迷った。フラットで平凡な敷地にインパクトを付けるために、無理やり多くの池を敷地内に押し込んでいるように感じた。上級者には少し造りが人工的な感じがして、ハザードも余り効いていないのでつまらないかもしれないが、初心者にとってはコース全体はそれほど難しくなく、ウォーター・ハザードも適度にあるので十分楽しめるだろう。

バンコック近郊は全てフラットなので、このコースのように池を多く用いて戦略性を高めて、景観を美しくしようと試みるコースが多い。しかし、それらの多くのコースには、あまりにも人工的な池だけを単に配置しただけであり、それほど戦略的でない。フラットの地形には何が何でも池が必要との盲信は良くないと思う。例えば、同じように全くフラットな地形に展開されているが、ウォーター・ハザードが一つも無くてもすばらしいレイアウトと造形美を有する良い例として鷹之台GCがある。また、フラットなコースでも戦略的に多くの池を取り入れて、それらの全ての池が効いている、例えば同じバンコックにあるラムルッカGCのようなコースは、個人的には好きである。