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ほぼフラットな美しい林間コース。ベントのメイン・グリーンとコウライのサブグリーンの2グリーン制だが、メイン・グリーンを狙う地点ではサブグリーンはあまり気にならないように巧みに設計されている。各ホール老松とヒマラヤ杉等で完全にセパレートされた、林間の落ち着いた趣がある。大きく曲がるドッグレッグのホールはほとんどなく、打ち下ろし、打ち上げがないフラットな造りで、しかも池などウォーター・ハザードが一つもないコースは、ともすれば単調なプレーになりやすい欠点がありがちだが、バンカーと深いラフが効果的に配されいる。FWに張り出している左右の豊富な木々が打つ場所によっては空中のハザードを形成し、プレーヤーを飽きさせない。戦略性が非常に高いコースに仕上がっている。
すべてのグリーンが強い砲台で且つ受けていて、グリーンを外すと砲台グリーンへの寄せが簡単ではない。トリッキーな所はほとんどなく、素直に攻めればそれなりの結果が得られ、バンカー、ラフを避けるための逃げ道も用意されていてゴルファーの力量に応じたゲームプランが可能。コース整備は素晴らしく、グリーン、FW、ラフだけでなく樹木までも綺麗に整えられている。1958年、1961年、2000年、2011年の日本オープン開催コース。
2003年11月プレー時(旧版)
スコアカード
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ストレートホール。FWの中央に2本の大きな松が45ヤード離れて立っており、FWを左右に分けている。左サイドのFWは狭いがセカンドでグリーンを狙いやすく花道も使える。右サイドのFWは広いがセカンドでグリーン右前に配されたバンカーが越えになり、セカンドの正確な距離合わせが必要になる。グリーンは少し砲台で左奥にもバンカーが配されている。グリーン右サイドと奥から寄せるのは難しい。 |
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ほぼ円形のグリーンは強い砲台で、手前と左サイドはバンカーでガードされ、左サイドのOBゾーンは浅い。グリーン面は右サイドに2個のコブがある。 |
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セカンド地点から左に曲がるロングでティからグリーンまで左サイドは浅いOBゾーンが続く。ティショットは270ヤード地点を過ぎると軽い打ち下ろしになり、右サイドにバンカーはあるが、左はOBのためFW右半分狙いが良い。セカンドでのFWはタイトで左のOBと右サイドから迫りだしたグリーン100ヤード手前に位置する檜が効いてくる。FWは檜から左の方に強く傾斜している。サードは少し打ち上げ。グリーンは砲台で左手前に大きくて深いバンカーがある。セカンドで2オンを狙うロングヒッターはグリーンの左がすぐOBゾーンなので、リスクが伴う。セカンド地点から見るグリーン方向の景観は美しい。
(セカンド地点の写真なし) |
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やや右ドッグレッグのタフなミドル。ティショットでは左サイドに木立、右サイドの2個のバンカーが効いてきて、FW幅が狭いので正確なショットが要求される。グリーンは砲台の受けグリーンで、4個のバンカーで囲まれ、グリーンオーバーは奥に配されたバンカーまで転がり落ちて、そこからのパーセーブは難しい。グリーン面は左手前から右奥に上りとなる。グリーンの造形は芸術的な美しさがある。
(セカンドショットの写真なし)
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小山のように聳え立つ砲台グリーンをもつショート。距離がある割にはグリーンが小さいので難しい。グリーンの手前の左右は広くて深いバンカーでガードされているのでグリーンオンできるショットが必要。グリーンは右奥からの傾斜が強く、下りのパットは速い。このグリーンも5番ホール同様美しい。 |
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ほぼストレートのタイトなホール。ティショットでは両側から木々が迫り出していて、280ヤード先(レギュラーティからは250ヤード先)が最も狭くFW幅が15ヤードしかない。正確なティショットは絶対条件でドライバーを使うか他のクラブにするかの決断に迫られる。グリーンは縦長の少し砲台で、左サイドは木々、右奥はバンカーで守られている。そのバンカーとグリーン奥から寄せるのは難しい。グリーン面は左手前から右奥に馬の背状態になっていて、パットは難しい。 |
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グリーンは砲台で小さく、強く受けている。手前の左右と後方にバンカーがあり、グリーンオーバーは奥にも身長ほどの深さがある大きなバンカーが待ち受ける。グリーンの左サイドには深いラフと樹木も待ち受ける。 |
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ストレートの長いロング。ティショットでは左の林と右サイドのバンカーが効いてくる。セカンドではアヴェレージヒッターは右サイドのバンカー、ロングヒッターは左サイドのバンカーに入りやすい。グリーンは砲台で受けていて、右手前に大きな深いバンカーが配され、木々に囲まれている。グリーン面右手前に大きなコブがある。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットを右サイドに打つと、セカンドでグリーンが狙いにくく、FW左サイドに打つのが良い。グリーンは砲台で左右にバンカーが配され、グリーンは縦に細長く、左手前にコブがある。 |
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ほぼストレートのロング。ティショットでは左に林、ロングヒッターには右のバンカーも効いてくる。グリーンまで残り50ヤードの地点からFWは左に曲がっている。グリーンは縦長の砲台、奥から手前へ下り傾斜の強い2段形状で、4個のバンカーでガードされている。 |
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東京都心から東に45分、成田空港からほぼ西に40分。プライベートクラブでメンバー同伴が必要。クラブ設立(現在名と違い名前は鷹ノ台ゴルフ倶楽部)は1932年と古く、違う場所で18ホールのコースがあったが戦争により13年の歴史で消滅した。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度日本ベスト80コースで第17位。日本には2300コースほどある。
他の井上誠一設計のコースは、大洗GC、日光CC、龍ヶ崎CC、霞ヶ関CC・西コース、武蔵CC・豊岡コース、武蔵CC・笹井コース、那須GC、大利根CC、
茨城CC・西コース 、葛城GC、札幌GC・輪厚コース、札幌GC・由仁コース、いぶすきGC、鶴舞CC、瀬田GC、西宮CC、伊勢CC、南山CC、室蘭GC、大原・御宿GC、湘南CC、戸塚CC・西コース、烏山城CC、愛知CCなどがある。海外では、フィリピンのタット・フィリピナスGC、マレーシアのネガラ・スバンGCの設計も手がけている。
前日は都内赤坂にある‟変なホテル”に泊まった。受付がロボットの少し変なホテルだった。夕食は日本橋の矢の根寿司で食べた。江戸前寿司が美味しい店だった。
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2番 パー4 399ヤード(2)