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タイを代表するコースの1つ。水に浮かんで見える赤レンガ造りのクラブハウスの景観はすばらしい。フラットなコースのレイアウトは平均点だが、それよりもグリーンに特徴がある。グリーンは大きな砲台になっているホールが多く、傾斜とうねりが強い。2004年のプレー時はグリーン状態が悪かったが、グリーン芝が変わったので2015年では非常に硬くて速い高速グリーンに仕上がっている。ハワイからわざわざ取り寄せたフェアウェイ芝は、クラブ側の手入れも良いので、まるで緑の絨毯のようで歩きやすい。フェアウェイは一見フラットに見えるが微妙なアンジュレーションが続く。
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距離が短い右ドッグレッグのミドルホールだが、印象に残るレイアウト。 池越えのティショトには巨大なフェアウェイバンカーの両側にフェアウェイが2つ用意されている。左側の方が安全。ショートカットの右側は池とバンカー越えで260ヤードのキャリーが必要。1997年のトーナメントでは当時黒ティはなくて、37ヤード短い青ティから、タイガー・ウッズがアイアンでこのミドルホールをパーオンしたと聞く。直接グリーンを狙うにしても260ヤードを越えるし、しかもグリーン手前に大きなガードバンカーをもろともせず、アイアンで乗せるとは言葉が出ない。 |
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傾斜の強いグリーンの右に池があるパー3。池、グリーン、バンカー、グリーン背後にあるヤシの木とのコントラストが非常に美しい。グリーンは真ん中に尾根が走り左傾斜。グリーン左手前にバンカーが配されている。 |
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ティショットを270ヤード以上飛ばせばフェアウェイのショートカットも可能だが、右に位置する池が絡んでくる。フェアウェイに沿って池が右側から食い込んでおり、ロングヒッターは2オンを狙えるかも知れないが、少しでもショートすると、グリーン手前の池に捕まる。
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距離の長い池越えの名物ホールのパー3。アゲンストの風になることが多く、水を避けるため大き目のクラブでグリーン左側を狙うのが安全。ただあまりにも左に打ちすぎると、難しい窪地があるので要注意。このホールは米国ゴルフマガジン誌にて2000年度(最新版)世界のベスト500ホールに選ばれている。
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池越えのきれいなショート。グリーン手前に3つ、左に1つのバンカーが配されている。 |
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左ドッグレッグ。ホール左がOBになり、フェアウェイ左に位置する3つのバンカーが良く効いている。260ヤードのキャリーを打てるロングヒッターはそれらのバンカーを越えられるが、そうでなければ、ティショットの落とし所のフェアウェイが極端に狭くなっているので、正確なショットが必要。セカンドショットもグリーン手前のバンカーが効いている。
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やや左ドッグレッグ。ティショットとセカンドショットで2度水が絡んでくる。グリーンの右サイドは池なので、セカンドショットで少しでもスライスすると大たたきする。またグリーンは池に向かって強く傾斜している。
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やや右ドッグレッグ。ホール右側の大部分が池に面しているので、各ショット水が絡む。ティショットは左にはフェアウェイバンカーとOBがあり、右には長いバンカーと池が配されていて、ティショットの落しどころが難しい。セカンドも右の池に要注意。グリーンは横長で奥行きがあまりなく、手前は池、奥には2つのバンカーがある。
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バンコック都心から車で1時間。アジア地域のホテルで抜群のステイタスを持つペニュンシュラグループがクラブハウスとレストランを経営しているので、豪華なクラブ施設と共にサービスも素晴らしい。例えば、更衣室は高級ホテルに来たようで心地よい。
キャディが引っ張る手押しカートには、どの地点でもグリーン中央までの正確な距離をデジタル表示する機能がついていて、少し驚いた。ただ、2ホール目でバッテリーが切れて使い物にならなかったが(2004年プレー時)、これはタイの大らかさのひとつだろう。
1997年に行われたホンダクラシックを開催し、タイガー・ウッズがタイで初優勝し、一躍有名になったコース。
トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.co.uk)の2016年度タイでのベスト40コース中第9位。2015年現在タイには270コースある。
デニス・グリフィス設計の他のタイでのコースは、フェニックスG&CC、ダイナスティG&CC、ソイダオ・ハイランドGC、チェンマイ・グリーンバレーCCがある。
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2番 パー4 399ヤード(3)