ロイヤルブルネイG&CC
The Royal Brunei Golf & Country Club

コースデータ
所在地 ブルネイ
コース長 6753ヤード、パー72
コースレート 73.8
プレー日 2006年3月14日
設計者 ロナルド・フリーム
オープン 1990年
キャディ なし
ゴルフカート あり (強制、フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4
クラブハウス
 

丘陵、ジャングルコース。各ホールが熱帯雨林でセパレートされているので、ジャングルでプレーしているように思えてくる。6800ヤード弱と距離はさほど長くないが、各ホールがジャングルに狭まれ、タイトなフェアウェイで、しかも、要所要所でバンカー、豊富な樹木が効いてくるので、距離の割には相当タフな中上級者向けのコース。



クラブハウスからの景観

豪華な噴水

プレーして非常に楽しいコース。唯一の欠点は4つのパー3が最長175ヤードで、平均でも160ヤード弱なので、少し物足りなかった。もう少しチャレンジングで距離のある、ショートホールがあれば完璧に近いゴルフコースになりえると感じる。このコースは“東洋のオーガスタナショナル”をイメージしてデザインされた、設計者であるロンナルド・フリームの力作である。

 

2番 パー5 529ヤード
S字型ホール。初めは軽く右ドッグレッグしてから、軽く左ドッグレッグしている。ホール全体が熱帯雨林に覆われていて、ジャングル風の雰囲気を醸し出している。サードショットはグリーン前面をガードしているクリーク越えになる。
 

2番 パー5 529ヤード(3)

2番 パー5 529ヤード(2)

2番 パー5 529ヤード(1)
 
5番 パー4  362ヤード

5番 パー4 362ヤード(2)

5番 パー4 362ヤード(1)
急な左ドッグレッグ。短いミドルホールだがレイアウトは面白いティショットでは、左の林といくつかのバンカーが効いてくるので、正確なショットが必要。
 
7番 パー5 549ヤード
緩やかに右ドッグレッグしているホール。右から林が迫っているのとフェアウェイ左右に4個のバンカーが良く配置されているので、ティショットの落とし所が限定される。サードショットはくぼ地越えになり、縦に細長いグリーンに向かって打っていく。
 

7番 パー5 549ヤード(3)

7番 パー5 549ヤード(2)

7番 パー5 549ヤード(1)
 
9番 パー4  444ヤード

9番 パー4 444ヤード(2)

9番 パー4 444ヤード(1)
左ドッグレッグの打ち下ろし。セカンドショットが難しく、グリーンの右サイド以外は池に面している。セカンドショットのライが悪ければ、グリーン右手前の花道に刻み、アプローチ勝負にするのが賢明。
 
10番 パー4 404ヤード
緩やかな打ち上げの、軽い右ドッグレッグ。ティショットではフェウェイが狭い上に、左サイドに打っていかなければ、セカンドショットでグリーンが狙えなくなる。グリーンは小さく、その前面をとても深いバンカーがガードしている。このバンカーに入れるとパーセーブが難しいので、入れないコースマネジメントが必要。
 

10番 パー4 404ヤード(3)

10番 パー4 404ヤード(2)

10番 パー4 404ヤード(1)
 
14番  パー4 419ヤード

14番 パー4 419ヤード(2)

14番 パー4 419ヤード(1)
やや右ドッグレッグ。右に池が広がるコース。グリーンは森ジャングルに囲まれているように見える。グリーンは縦に長く、横幅はあまりない。この14番と15番ホールは池を挟んで折り返すことにより視界が広がり、他のほとんどのホールはジャングルみたいに豊富な樹木でセパレートされ視界が狭まるので、全く違った趣がある。
 
15番 パー4 363ヤード
左ドッグレッグ。フェアウェイ全体が水に囲まれ、アイランドフェアウェイを形成しいている。セカンドシットがなるべく近くなるように、フェアウェイ左側に打っていきたいが、フェアウェイ左側になるほど、落とし所が狭くなってくる。横長のグリーンの前面は池に面しているので、正確なセカンドショットが必要。距離はあまりないが、侮れないホール。
 

15番 パー4 363ヤード(3)

15番 パー4 363ヤード(2)

15番 パー4 363ヤード(1)
 
16番  パー3 158ヤード

16番 パー3 158ヤード
比較的短いショートホール。グリーンはバンカーで囲まれている。またグリーン周辺は熱帯雨林に囲まれているので、まるでジャングルに居るかのような錯覚に陥る。
 
18番 パー5 600ヤード
豪快なレイアウトのS字型ホール。初めは右ドッグレッグで、その後左ドッグレッグの打ち下ろしになる。サードショットはグリーン前面が池に面しているのと、打ち下ろしを考慮にいれなければならないので、正しいクラブ選択が重要になる。
 

18番 パー5 600ヤード(3)

18番 パー5 600ヤード(2)

18番 パー5 600ヤード(1)
 
余談

ブルネイ市内から車で30分、空港から20分、エンパイアーホテルから5分。旅行会社を通して予約が可能。エンパイアーホテルから車で5分。エンパイアーホテルは7つ星級の豪華な素晴らしいホテル。ブルネイ国内ではお酒を売っていなく、数量制限付きの国内持ち込みは可能だが、お酒を飲む場所が限られてくるので、お酒好きな人には少し不便ストレス。メートル表示。フルバックティからのプレーは誰でも可能。

ジェルドンパークという遊園地で有名な、一大総合施設の中にあるゴルフ場で、以前は国王と国王関係のVIPだけしかプレーできなかったようだ。2000年以降は一般にも開放されている。



エンパイアーホテル

エンパイアーホテル

エンパイアーホテル

アジアでの他のロナルド・フリーム設計コースは、ブルネイではパンタイ・メントリGC、シンガポールではセントーサGC・セラポンコース、マレーシアではサウジャナG&CC、アワナGC、ケラブ・ゴルフ・パーキッドマタン・アワム(KGPA)カラムブナイRGCパームリゾートG&CC・ケンパカコース、ダマイ・ラウトG&CC、タイではパンヤインドラGCウィンドソアーパークGCマウンテン・シャドーGC、韓国ではアシアーナCC、ザ・クラブ・アット・ナインブリッジズ、日本ではボナリ高原GC、ハッピーバレーGC、大村湾CC・ニューコース、パームヒルズGR、中国では天津華納国際GC、オリエントアモイ(東方厦門)GCC、大上海国際がある。