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バンドンデューンズ ゴルフリゾートにはパシフィックデユーンズ、バンドンデューンズ、バンドントレイルズ、オールドマクドナルドと4つの世界クラスのチャンピオンシップコーストと13ホールのパー3コースのプリザーブを有する。バンドントレイルズは森と牧草地に展開するリンクス風のコースで、他の海沿いの3コースと趣が異なる。1番ホールは大きなデューンがあるホールで始まり、最終ホールはそのデューンで終わる。他の16個のホールはオレゴンの森林地帯を進んでいく。他のコースよりアップダウンが多少きつい。イギリスのフォームビーGCかノースカロライナの数多くのマウンテンコース、カルフォルニアのスパイグラス・ヒルGCと似ているかもしれない。
3個のリンクス風のホール、8個の牧草地に展開するホールと7個の林間を抜けていくホールの組み合わせで、見事な18ホールのルーティングになっている。ショート、ミドル、ロングホールとも長短のミックスと変化があり素晴らしい。他の3コースと比べて高い木々が海風を多少ブロックしてくれるので、風の影響はそこまで強くない。各ホールにいろいろな種類のプラントが原生していて、プレーだけでなく散歩も楽しい。バンカーの形状が印象的で、グリーンのアンジュレーションとグリーン周りのバンカーの配置が細部にわたって計算されている。海沿いのホールがないのは全く欠点にならず、あらゆるレベルのゴルファー向けのコースである。特に目の肥えたプレーヤーには、何度プレーしても飽きがこなく、こよなく愛されるコースと言える。
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左ドッグレッグ。ティショットでは左右にデューンが並び、合計6個のFWバンカーが配されているが、FWはとても広い。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンは周りをデユーンに囲まれている。2段グリーン。 |
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打ち下ろし。グリーンは縦に長く、強く受けている。右にバンカーとデューンが配されていて、グリーンの右に外すとパーセーブが難しく、外すなら左手前がベスト。 |
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やや左ドッグレッグ。緩やかな下ろしなのでロングヒッターは2オン可。セカンドはFW中央に配された2個のバンカーが効いてくる。グリーンは少し砲台で、微妙な起伏がある。グリーンをオーバーすると急な下りスロープになる。
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打ち上げの短いショート。グリーンの奥行きが48ヤードもあり、真ん中が凹んでいて段差が強い。“ピアリッツ”グリーンをイメージしている。グリーンは5個のバンカーにガードされている。 |
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ほぼストレート。ティショットは打ち下ろしになり、ティグランドから240ヤード先に小さなクロスバンカーがあり、FWは急な左傾斜。グリーンは左サイドに3個のバンカーと、奥の横に細長いバンカーでガードされている。 |
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やや左ドッグレッグの短いミドル。ロングヒッターは1オン可だが、グリーンまでFWはタイトで左右4個のFWバンカーが配されている。FWとグリーンはやや左傾斜。46ヤードと縦長のグリーンには5個のガードバンカーが配され、グリーンの左は急な下りスロープ。 |
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やや左ドッグレッグの難ホール。ティからグリーンまで背の高い林に囲まれている。ロングヒッターはティショットで右FWバンカー、アベレージヒッターはセカンドで大きな左FWバンカーが効いてくる。グリーンは縦長で、右サイドは2個のガードバンカーがあり、グリーンを外すなら左からの寄せは易しい。
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やや左ドッグレッグ。ティショットでは左にとても長いFWバンカーがあるが、FWは広い。グリーンの右手前から右サイドにかけて巨大バンカーでガードされている。受けグリーン。 |
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やや右ドッグレッグの難ホール。ティショットでは右に大きなウェイスト・エリアが配され、FWは強い右傾斜だが、FW左サイドから狙うのがグリーンへのベストアングルになる。グリーンは48ヤードと縦に細長く、右サイドは全て池に面している。 |
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緩やかに打ち下ろしていく少し右ドッグレッグ。ティショットでは左にあるブラインドの2個のFWバンカーと右の林が効いてくる。FWは右傾斜。グリーンは砲台でやや右傾斜。グリーンの右サイドから奥にかけて2個のガードバンカーが配され、ブッシュと林に囲まれている。グリーンの左サイドは下りスロープになる。 |
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いろいろな攻め方がある、打ち下ろしの短いミドル。ドライバーを使ってFWを捉えれば、やや打ち上げのセカンドは距離が短くて易しくなる。ティショットは左サイドに打つのが良い。右サイドのからはブラインドの奥行きがないグリーンに打つことになり、難しい。グリーンは50ヤードの奥行きがあるが、横幅は狭い砲台グリーンで右サイドは4個のバンカーでガードされている。グリーンは馬の背でしかも手前から奥に下っている。グリーンは左右も奥も強い下りスロープでもガードされている。 |
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右ドッグレッグの打ち上げ。ティグランドから280ヤード先に大きなクロスバンカーが斜めに横たわる。追い風のホールなのでロングヒッターは3Wでのティショットが安全。グリーンは縦長で強く受けている。グリーンは5個のガードバンカー、低木、ブッシュで囲まれている。
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ほぼストレートで打ち上げていく難ホール。ティショットは、右サイドのFWが登り勾配で大きく左に傾斜していて右に飛べば傾斜でボールが戻ってしまうのではないかと、視覚的にプレッシャーになる。セカンドは強い打ち上げになり、右サイドに2個のFWバンカー、左サイドは林が迫っていて落し所が狭い。縦長のグリーンには4個のガードバンカーが配されていて、特に右手前のバンカーは効いてくる。グリーンは左傾斜。
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少し打ち下ろし。グリーンは強い砲台で左傾斜。グリーンは3個のバンカーでガードされていて、特に口を開けて待ち構えている右サイドのガードバンカーは効いてくる。グリーン前部はフォールス・フロント(偽りのグリーン)になっており、直接フラットなグリーン面に届くショットを打たなければならない。 |
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ユージーン空港から南西に2時間半、サウスウェスト・オレゴン・リージョナル空港から南に35分。パブリックコース。リゾート内に4つのロッジがありその内The
Innで宿泊した。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2018年度サオレゴン州で第4位のベストコース、全米ベスト100では第42位。オレゴン州には200以上のゴルフコースがある。また、ゴルフマガジン2020年度世界ベスト100では第87位に選ばれている。
ビル・クーア&ベン・クレンショー設計でトップ100ゴルフコースでの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、フライアーズ・ヘッド、オールド・サンドイッチGC、コロラドGC、バンドン・デユーンズGE(トレイルズコース)、ストリームソングR(レードコース)、サンドヒルズGC、サンドバレーGR(サンドバレーコース)がある。
プレー後の午後に13ホールの プリザーブを回ってから、リゾートから南に11分のAlloro
Wine Bar & restaurantで夕食をした。
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1番 パー4 392ヤード(2)