|
バンドンデューンズ ゴルフリゾートにはパシフィックデユーンズ、バンドンデューンズ、バンドン・トレイルズ、オールド・マクドナルドと4つの世界クラスのチャンピオンシップコーストと13ホールのパー3コースのプリザーブを有する。パシフィックデユーンズはモダンリンクスで、シーサイドの高台の波打っている地形に造られている。100年以上前のコースの風格があり、巨大な自然のデューン、至る所で随所に配された一見荒々しく、エキゾテックに見えるバンカー、上手く傾斜付けされたグリーンの形状、太平洋を望むパノラマの景観に特徴がある。地形を合わせたオーソドックスなルーティングでINは9ホール中4個のパー3がある。9番ホールのグリーンはクラブハウスの近くになくて、クラブハウスに戻らずに10番をプレーするルーティングになっている。
ゴース(ハリエニシダ)、深いラフ、自然のデユーンがコースを形作り、ホールの多様性、長短の組み合わせ、海を望む多くの絶景ホールと戦略的なレイアウトなど何度プレーしても飽きないコースになっている。崖沿いでない内陸部のホールも素晴らしく、起伏があるFWがデューンとゴースに挟まれ、いろいろな傾斜のリンクスタイプのグリーンがバンカー、デユーン、ゴース、深いラフなどと一体化している。ティショットは落し所が広いので、それほど難しくないが、グリーンとグリーン周りはタフに造られていて、セカンドショットとパー5ではサードショットの正確性とショートゲームの巧みさが要求される。また多くのグリーンが斜めに置かれているために、比較的広いFWでもグリーンの形状とバンカーの配置によって、セカンドでグリーンを狙うのに攻めやすいアングルから打つようにしたい。
|
|
|
前方に大西洋が広がるほぼストレートの短いロング。ティショットは少し打ち下ろしになり、FWの真ん中に置かれた手前のバンカーは越えるが、奥のバンカーは効いてくるので、そのバンカーの左右どちらかにターゲットを絞るべき。右FWは広いが、セカンドでの2オン狙いには、少し狭いがアングルが良い左FWが安全。セカンドを刻む場合はFW左半分に打つとサードでピンを狙い易い。グリーンは砲台で斜めの形状で、右手前と右サイドにバンカーが1個ずつ配されている。グリーンは少し受けている。
|
|
|
|
|
海岸線と平行に走る断崖絶壁の上に展開する、ほぼストレートホール。ティグランドから260ヤードの地点から4つのバンカーの塊がFW左サイドに少し食い込んでいるので、ロングヒッターにはFWは少しタイトになる。グリーンは縦長で、右サイドは前壁と面する。グリーンの左手前に2個のバンカーがあるが、バンカーとグリーンエッジの間は右傾斜で、左に打っても傾斜でグリーン中央付近に転がってくれるので、セカンドはグリーン左サイド狙いがベスト。 |
|
|
グリーンは縦に46ヤードあり細長い。2段グリーンなので、通常の追い風を考慮に入れながら、同じ段に打てる距離感が大切。グリーン左右の3個のバンカーが効いている。 |
|
|
やや右ドッグレッグのとても短いホール。ティショットは打ち下ろしで、グリーン周りは打ち上げになり、ロングヒッターは1オン可能ホール。ティグランドから260ヤード先のグリーン左手前に深いガードバンカーがあり、その手前から打ち上げのセカンドはバンカー越えになり、難しい。グリーンは縦に細長く、セカンドはFWセンター右手に打つのがベスト。 |
|
|
やや右ドッグレッグの難ホール。ティショットとでは左右にグースが並ぶ。グリーンの50ヤード手前前後に大きなラフのマウンドがあり、グリーンは60ヤード手前からグリーンの左サイドまで4個のバンカーが縦に配されている。グリーンの奥には左右からゴースが迫っている。グリーン上はいくつもの起伏がありパットまでも難しい。
|
|
|
|
|
やや右ドッグレッグ。FWは比較的広いがFW左サイドにティショットを打てば、セカンドでグリーンを狙うアングルが良い。グリーンは斜めに細長く、手前にポットバンカーで奥にもバンカーが配されている。グリーンの前部はフォールス・フロント(“偽りの”グリーンで乗ってもグリーンの手前に転がり落ちる部分)がある。 |
|
|
太平洋に向かって打つ、打ち下ろしのショート。グリーンの左サイドには深いラフが配されている。受けグリーン。 |
|
|
左手に太平洋が広がる、短いがチャーミングなショート。縦長で小さいグリーンは7個のバンカーとラフ、ゴースに囲まれている。グリーンはコースで最も小さいので、距離が短くても海風が強い時にはパーオンは簡単ではない。 |
|
|
ほぼストレートの難ホール。ティショットでは緩やかな打ち下ろしで、左サイドは絶壁に面し、右サイドにはデューンが続く。FW幅はティショットが飛べば飛ぶほどFWは狭くなってくるが、ティグランドが見る以上に右サイドの落し所は広い。セカンドはやや打ち上げになり、縦に50ヤードの奥行きがあり細長いグリーンに打っていく。グリーンの左サイドは絶壁に接し、右サイドは大きくて、聳え立つ砂地のデューンにガードされている。設計者自身が、自分で設計した数々のコースの中で最も美しいホールの1つと言っている。 |
|
|
少し打ち下ろしの短いショート。左右に深いバンカーが配されている。グリーンを外した時の寄せは、どこの場所からも難しい。11番ホール同様に短いが、とてもシャーミングなホール。 |
|
|
ほぼストレートホール。ティショット、セカンドともFWは広い。追い風の強い時は2オン可。強い砲台の受けグリーン。 |
|
|
少し打ち下ろしのタフなショート。強い砲台グリーンでグリーンは左に急傾斜。グリーン左サイドから奥にかけてゴースの群生がある。グリーンは斜めの形状で、左サイドのガードバンカーはとても深い。グリーンの奥に尾根が走り、グリーン奥からの寄せは難しい。“レダン”グリーンをイメージして造られている。 |
|
|
FWのアップダウンが大きい左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドにバンガーが続き、ティグランドから280ヤード地点からバンカーがFWに食い込みFW幅が狭くなっている。セカンドではFWの右サイドには長いラフが待ち構えているので、FW左サイドに打つのが良い。縦長のグリーンの左右に4個のバンカーが配されて、グリーンは少し左傾斜。
|
|
|
|
|
ユージーン空港から南西に2時間半、サウスウェスト・オレゴン・リージョナル空港南に35分。パブリックコース。リゾート内に4つのロッジがありその内The
Innで宿泊した。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2018年度オレゴン州で第1位のベストコース、全米ベスト100では第13位。オレゴン州には200以上のゴルフコースがある。また、ゴルフマガジン2020年度世界ベスト100では第24位。
トム・ドーク作で2020年度のゴルフマガジン世界ベスト100にランクインしているコースは、パシフィック・デユーンズ(24位)、 タライティGC(27位)、 バーンブーグル・デューンズGL(35位)、 ケープ・キッドナッパーズ(44位)、バリーニールGC(57位)、ロック・クリーク・キャトル(99位)の6コースある。
トム・ドーク作でトップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100にランクインしているのは、バンドンデューンズGR(パシフィック・デューンズ)&(オールド・マクドナルド)、セボナックGC、バリーニールGC、ロック・クリーク・キャトル・カンパニー、ストリームソングGR(ブルーコース)がある。
プレー後の夕食はリゾートから南に15分のLord Bennett'sで食べた。シーフードのレストランでオイスターが美味しかった。
|
3番 パー5 499ヤード(3)