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グリーン、イエロー、ブルーの各9ホール、合計27ホールある高い木はほとんどなく、多くのウォーターハザードが効果的に配されたリンクス風のコース。イエローが一番難しく、ブルーが一番簡単だがブルーが最も美しい。アルゼンチン・オープンではグリーン・イエローの18ホールを使う。ワールドカップの時はイエローの9ホールとグリーンの5ホール、ブルーの4ホール(今回の10番から14番ホール)を使用した。
OUTでは9ホール中8ホール、INでは9ホール全てに池が絡んできて、多くの池越え、バンカー越えショットの要求が厳しい中上級者プレーヤー向けで、アルゼンチンでは珍しいアメリカンスタイルのコース。多くのバンカーが戦略的に配され、いくつかのパンパスグラス、フェスキューの草がFWを縁取る。風が強いコースで各ショット風への対処が重要になる。グリーン、FWともにコンディションが素晴らしい。2000年にワールドカップを主催し、1994年、2004年、2007年にアルゼンチン・オープンを開催している。
スコアカード
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドに2個のバンンカー、右に木立がある。セカンドでは右サイドの池が効いてくる。グリーンは砲台で手前を3個のバンカーでガードされ、ロングヒッターの簡単な2オンを許さない。グリーンは縦に長く、傾斜の緩やかな2段形状で、左右にもバンカーが配されている。
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右ドッグレッグの短いがタフなミドル。ティショットでは右に池があり、セカンドは池越え。グリーンの手前と右サイドは池に面し、左サイドに大きなバンカーが配されている。グリーンは斜めの形状で受けている。 |
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美しい池越えの距離があるショート。グリーンの右にも池があり、グリーンは手前と奥のバンカーでガードされている。少し受けグリーン。 |
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右に池が続くストレートホール。ティショットでは左の林、右の池に挟まれたFWは比較的狭い。グリーンは縦に長く少し受けていて、右サイドに池と右手前のバンカーでガードされている。 |
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名物ホールで、右ドッグレッグの短いミドル。ティショットでは右に池、左に2個のバンカーといくつかのマウンドがあり、落し所が狭い。グリーンは池に囲まれていて、セカンドは池越え。グリーンの右奥に小さなマウンドが2個ある。グリーンも小さく、短いホールだが風が強い日はティショットもセカンドも難しくなる。2007年のアルゼンチン・オープンではマスターズを優勝したカブレラ選手がこのホールで3度池に入れて、優勝を逃がしている。アルゼンチンでの初めてのアイランドグリーンの誕生で、25年ほど前のオープン当初は多くのプレーヤーが度肝を抜かれたと聞く。
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ほぼストレートの難しいミドル。セカンドはタイトで平でないライから、左右の池が効いているグリーンを狙うことになる。グリーンは砲台で5個のバンカーでガードされていて、アンジュレーションが強い。グリーン周りのバンカーの形状と配置が芸術的で、王冠グリーンを含めてのグリーン・コンプレックスがまるで100年以上前から存在しているクラシックホールのように見える。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。アルゼンチン・オープンでは最終ホールになる。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショット、セカンドでは左サイドの池、右サイドのラフのマウンドが続き、FWはタイト。グリーンの80ヤード手前からFWは下っているので、2オン可能だが、縦長のグリーン手前にバンカーが配され、左サイドは池に面しているので、セカンドでグリーンを狙うには右サイドから攻めるのが良い。 |
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緩やかに下っている、ほぼストレートホール。ティショットは背の高い草越えで、セミブラインドになり、左サイドに池がある。グリーンの左サイドは池に面し、奥には3個のバンカーが配されている。 |
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やや打ち上げ。グリーンは砲台で3個のバンカーと右サイドの池、奥のハザードで守られている。グリーン上には2本の尾根が走る。 |
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やや左ドッグレッグのタフで美しいロング。FWの左に池、右には浅いOBラインがあり、ティショット、セカンドともに正確なショットが要求される。セカンドではグリーンの真ん中に配されたクロスバンカーも効いてくる。グリーンは縦長の3段形状で、手前から奥の段へ下っていて、3個のバンカーでガードされ、左サイドは池に面する。
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右ドッグレッグの短いミドル。グリーンを攻めるのには3つのルートがあり、322ヤードの一つ短いバックティからは240ヤードの池越えで左右池の挟まれたタイトなFWへのティショットが成功すると、グリーンのフロントエッジ付近までボールを運べる。安全なルートは左サイドにドライバーで打つか、FW真ん中にアイアンでの刻みになる。グリーンは少し砲台で、段差の強い2段形状で、右サイドはすぐ池になる。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは池越えになり、FWの左サイドは池に面し、池越えのキャリーが大きいとセカンドの距離が短くなる。グリーンの左サイドと奥は池に囲まれ、右サイドには3個のバンカーがある。グリーンは奥が少し低い2段形状。 |
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ブエノスアイレス市から西に45分、ブエノスアイレス空港から北西に50。プライベートクラブだが、ビジターのプレーは可能。クラブハウスはモダンで重厚感が漂う。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度アルゼンチンでのベスト40コースで第4位。アルゼンチンには320ほどのゴルフコースがある。
アメリカ、テキサス出身のロバート・ボン・ヘギー設計コースで有名なのはフランスのレ・ボルドGC、2018年度ライダーカップ開催のル・ゴルフ・ナショナル(アルバトロスコース)、スペインのエンポンダGC(フォレストコース)などがある。日本でも河口湖CC、西那須野GC、ホウライCCなどの良い作品を残している。
ホテルは都心部にあるSuipacha Suitesに泊まった。
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1番 パー5 520ヤード(3)