エンポルダGC、フォレストコース Emporda GC (Forest Course) |
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フォレストコースとリンクスコースの36ホールのゴルフ場。フラットな林間コースだが、見晴らしの良いリンクススタイルのホールがいくつかある。コース名どおり、背の高い独特の形状の松林が多くのホールに聳え立ち、美しくもあり、時々難易度の高いハザードにもなる。グリーンもフェアウェイも適度なアンジュレーションが施され、適度に絡まるウォーターハザードと絡まって戦略性を高めている。ショートホールは魅力的なホールがないのは残念だが、ミドルとロングは良くデザインされたホールが多い。 |
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短いがユニークなミドル。右ドッグレッグとストレートの2つのルートがあり、右ドッグのルート方が長くなる。ストレートのルートは両サイドが池になり落とし所が狭い。また打ち下ろしのティショットは260ヤードで前方の池に捕まる。このルートでティショットを成功すると、ウェッジでグリーンを狙える。グリーンは横長で手前は池に面している。 |
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右ドッグの長いロング。ティショットは池越えで、セカンド以降は緩やかな打ち上げになる。サードは縦長で受グリーンの左に配された松林と右の2つのガードバンカーに要注意。 |
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左に曲がってから右に曲がるダブルドッグレッグのロング。ロングヒッターは大きな右フェアウェイバンカー越えのティショットがベストルートだが、キャリーで240から270ヤード必要。成功すれば2オンを狙える。通常はそのバンカーの左にティショット、セカンドは左の池に入れないように打てばサードは池越えになるがウェッジかショートアイアンでグリーンを狙える。 |
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このホールも左に曲がってから右に曲がるダブルドッグレッグのロング。セカンドは左右の松林が効いてくる。グリーンは砲台で右手前にバンカーが配されている。右奥が下った2段グリーン。 |
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左ドッグレッグの距離のあるミドル。ティショットはフェアウェイが広いのでできるだけ飛ばしたい。セカンドは一転して難しく、グリーンの左右のバンカーと右の池が効いてくる。グリーンは適度なアンジュレーションが施され、もう一つのリンクスコースの18番との共有グリーンで合計の長さがなんと120ヤードほどある。 |
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バルセロナ市内から車で1時間30分。市内から1時間に約1本の特急電車でジローナ市まで37分、それからタクシーで40分。メートル表示なのでヤードに換算した。プレー前日はこのPGA
カタルニアリゾートに泊まり、車で45分かけて移動してのゴルフ。このゴルフ場はヒルトン系のホテルを併設。このゴルフ場から前日プレーしたプラジャ・デパルスGCへは車で10分と近い。
午後すぐのプレーだったので、滞在ホテルに戻る道の中間点に位置するEls Tinars でディナーをした。このレストランはジローナからタクシーで25分の郊外に位置して、地中海料理を提供する店として評判が高いようだ。 このゴルフ場はトップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.co.uk)の2014年度スペインのベスト33位に選ばれている。もう一つのリンクスコースは42位。スペインには2011年時点で422コースある。 設計者のロバート・ボン・ヘギーはアメリカ人で世界で250ほどのゴルフコース設計・改造設計を手掛けている。有名なコースはフランスのレ・ボルドGC、2018年度ライダーカップ開催のル・ゴルフ・ナショナル(アルバトロスコース)、アルゼンチンのブエノスアイレスGCなどがある。アジアでは私の知っているかぎり日本だけしかない。西那須野GC、河口湖CC、ホウライCC、宇部72CC‐江畑池コースなどがある。設計者はバンカーリングに特徴があり、“バンカーの魔術師”と呼ばれている。また、彼の設計に関してのポリシーは、プレーヤーからの視線を常に意識し、景観や借景を非常に大事にすることにより、プレーヤーがプレー中にコースに夢中になるぐらいの美しさを提供することである |
3番 パー4 414ヤード(2)