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美しい丘陵コース。2013年にソン・ホーがグリフィンとフェニックスの18ホールを設計した後、2017年にジュン-テク・ノーがワイバーンコースの9ホールを追加設計した。今回プレーしたグリフィン・ワイバーンコースがベストな18ホールの組み合わせで、OUTとINは設計スタイルと趣が違う。OUTのグリフィンは時計の反対周りのループで、谷と尾根の間にレイアウトされ、各ホールは豊富な樹木に囲まれている。FWは広めだがグリーン周りは絞られていて、戦略的に配されたガードバンカーが効いてくる。9ホール中3ホールで池が絡んでくる。
INのワインバーンはより高い尾根と深い谷があるダイナミックな地形に、10番から14番ホールは縦に15番から18番ホールは横に、時計回りに展開する。ほとんどホールが独立していて、5ホールで池、クリークなどのウォータ―ハザードが効いてくる。12番、16番、17番ホールはアメリカの名ホールをイメージして造られていて、プレーして楽しい。プレー日は小雨が降っていたが、グリーン、FWともに状態は良かった。FWは洋芝のライと国内芝の混合で、夏弱い洋芝の欠点を補っている。ラフのフェスキュー草も要所で効いてくる。距離は7370ヤードもありチャレンジングなコースだが、ティグランドが6箇所あり、あらゆる層のプレーヤーが大いに楽しむことができるであろう。
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やや右に曲がってから軽く左に曲がるダブルドッグレッグの打ち上げ。ティショットでは左右にバンカーがあり、左サイドがベストポジション。グリーンは3個のバンカーと右サイドと奥のブッシュでガードされている。グリーン上に2本の尾根が走る。
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左ドッグレッグの打ち下ろし。グリーンは右手前から左奥へと斜めに長く、左サイドに大きくて深いバンカーが配されているので、セカンドはグリーン右サイド狙いが良い。
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山の麓に位置する小さな谷越えの綺麗なショート。グリーンは3段形状で3個のバンカーと左サイドのブッシュでガードされている。
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名物ホール。右に曲がってから左に曲がるタフなロング。ティショットは強い打ち下ろしでFWは広いが、右サイドに2個のバンカーとOBゾーンがある。セカンドは左サイドの小さな池が効いてくる。セカンドでは池越え狙うか、池の右サイドに安全に刻むかの決断に迫られる。サードは打ち上げ。グリーンは縦に細長く、3個のバンカーで守られている。 |
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池越え、ブッシュ越えのショート。グリーンは強い砲台で左手前から右奥へと斜めに長く、右手前に大きなバンカーが配されている。グリーンは受けていて、しかもアンジュレーションが複雑。 |
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ストレートの打ち上げ。ティショットではFWは広いが、右サイドの池とクリークが効いてくる。グリーンは斜めに置かれた2段形状で、手前に3個の深いバンカー、右サイドに池がある。
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ほぼストレートの距離のあるミドル。ティショットは谷越えで、FWは広いが左サイドのOBゾーンは浅く、右サイドに3個のバンカーが集まっている。グリーンは砲台で6個のガードバンカーが配され、グリーンは左傾斜で真ん中を尾根が横切る。
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やや右ドッグレッグのとても長いロング。ティショットでは左サイドに木々とブッシュ、右サイドにOBゾーンがあり、FWは右傾斜。セカンドは谷越えの打ち下ろし。サードはクリーク越え。縦長のグリーンは砲台でアンジュレーションが強く、左手前と右サイドをバンカーで守られている。グリーンから振り返ると3箇所のセパレートされたFWが見える。ダイナミッックな地形を活かしたホール。
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深い谷越えのとても長いショート。グリーンは6個のバンカーで囲まれている。サンディエゴにあるトーリー・パインズGCサウスコースの3番ホールをイメージして造られている。 |
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ほぼストレートの短めのミドル。ティショットは谷越えで、右サイドは深いラフになる。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは縦長の3段形状で左右と手前にバンカーが配され、右のOBゾーンは浅い。 |
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右ドッグレッグの素晴らしいロング。ティショットは強い打ち下ろし。左サイドに2個のバンカー、右サイドに1個のバンカーと池があり、ロングヒッターには落し所が狭くなる。セカンドは左のFWに刻むか、直接グリーンを狙うかの選択がある。刻む場合はFWの右サイドは池になり、サードはクリークまたは池越え。2オン狙いでは池越えのショットで縦長のグリーンの左半分がウォータ―ハザードに囲まれていて、右サイドの2個のバンカーも効いてくる。強い砲台グリーンで段差も強い2段形状。セカンド地点からの景観とグリーン奥に流れる滝の景色も美しい。
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ほぼストレートの難しいミドル。ティショットは緩やかな打ち下ろしで左サイドの2個のバンカーに注意。左手前から右奥に伸びている砲台グリーンの手前は池に面するので、グリーン左手前に刻んで3打目勝負もオプションの1つである。グリーンの左と奥にバンカーが配され、右サイドにクリークが走る。
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打ち下ろしのとても美しいアイランドグリーンのショート。グリーン手前にバンカーが配され、グリーン上には3個のコブがある。精神面も試されるタフなホールで、フロリダ州TPCソーグラス・スタジアムコースの17番ホールをイメージして設計された。 |
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FWは蛇行しているが、ほぼストレートの短いミドル。ティショットでは左サイドの2個のバンカーと、右サイドのクリークが効いていて、グリーンの右サイドにも流れている。横に長いグリーンは4つの面があり、アンジュレーションが複雑。ラスベガスのシャドークリークGC18番ホールをイメージして造られた。 |
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ソウル都心から南東に1時間20分。プレーにはメンバー同伴が必要。3つの9ホールがあるなかで、イーストコースはパブリックコース。メートル表示なのでヤードに換算している。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度韓国ベスト50コースで第6位、韓国には現在450コースほどある。
ソン・ホーは韓国中心に中国、ベトナムで70コースほど設計していて、ウェリントンCC、スター・フエG&R、セオルハエオンR、ドゥビーチGC、モンヴェールCC、ナムチョンGC、セイント・フォーG&Rが2020年度トップ100ゴルフコースの韓国のベスト50コースにランクインしている。他のソン・ホー設計コースは、観光の エルリシアンCC、ベトナムの フェニックスGR(チャンピオンコース)もプレーした。
もう一人の設計者ジュン-テク・ノーのスカイ72GC(ハヌルコース)が2020年度トップ100ゴルフコースの韓国のベスト50コースにランクインしている。
ホテルはソウルの渋滞を避けるために、ソウル都心から南に1時間のHanhwa Resort Yongin Besanconに泊まった。コースまで東に1時間20分。
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2番 パー5 573ヤード(3)