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海沿いの全くフラットな立地に造られたリンクスコース。造成によりティグランドやグリーンを高くし、ホールに高低差をつけている。砲台ティグランドでは強い海風を感じるが、セカンド時点では低地になる場合は微風しか感じないが、実際の上空は強風が吹き荒れていてクラブ選択を間違える時がある。あるいはティが砲台にあり強風だと思うが、実際少し打ち下ろしのショットの時はそれほど風の影響を受けなく微風になるというように、プレーヤーを錯覚させる面白さがある。無風下でも完成度が高いチャレンジングなレイアウト。リンクス風の趣とコース全体に吹き荒れる風との戦いとで、シーサイドのスコットランドのリンクスコースでプレーしているような気持ちになる。450ヤードを超えるミドルホールが5つあり、アゲンストの風でのそれらのホールは特に難しくなる。ニクラウス設計の特徴に一つである、ティショットの落し所は比較的広く、それはどの難しさは感じないが、グリーンに近づくにつれハザードが効いてきてプレーシャーがかかるという設計は十分に発揮されている。
スコアカード |
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やや左ドッグでグリーンは更に左に振られている。フェアウェイの左サイドに池が続く、その池がグリーン手前まで食い込んでいるので、セカンドショットは池越えになる。
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池越えのショートホール。左右に分かれた2面グリーンで、左の面が低い。グリーン左サイドは池に面するので、ピン位置が左の時は特に難しくなる。左の池を怖がり、右のグリーン面に逃げれば、そこから左の面へは3、4パットの可能性が出てくる。グリーン手前のバンカーも効いている。
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少し打ち上げの長いパー3。アゲンストの風が吹くので、表示以上に長くなる。 |
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フォローの風が吹くので、は2オン可能なパロングホール。グリーン手前100ヤードから軽く右にドッグレッグしている。 |
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右ドッグレッグ。ティショットでは左はFWバンカーとラフ、右はOBゾーン。セカンドは打ち上げになり、グリーン右手前の深くて大きいガードバンカーに入れないように。グリーンのセンターに尾根が一本横切る。 |
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距離のあるストレートホール。ティショットは池越えになり、ロングヒッターはフェアウェイ右サイドのバンカー越え、安全にはフェアウェイは左サイドを攻めるのが良い。グリーンの左はバンカーでガードされている。
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長いパー4。アゲンストの風が吹くので、非常にチャレンジングなホールになる。ティショットはフェアウェイが広いので思いっきり叩けるが、セカンドはグリーン手前のフェアウェイに食い込んでいる池があるので、攻めるにしても、刻むにしても難易度の高いショットが要求される。パーが取れれば大変嬉しいホール。 |
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やや左ドッグの名物ホール。ティショット、セカンドショット共に池越えを要求される。セカンドでショートすると池に捕まり、大き目に打つと、グリーンの奥行きがあまりないので、グリーン奥のラフからのアプローチになることが多い。 |
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ほぼストレートなロングホール。ティショットでは点在するバンカーの配置が素晴らしい。砲台ティからのショットはやや打ち下ろしになり、セカンドショット以降はやや打ち上げになる。 |
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やや左ドッグレッグの長いミドル。ティショットではロングヒッターは左のFWバンカーが効いてくる。セカンドはやや打ち上げ。グリーンは3個のバンカーでガードされ、グリーン左のOBラインは浅い。 |
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上海国際空港まで車で15分の至近距離なので、プレー中、多くの飛行機を鑑賞出来た。上海東荘海岸GCのすぐ近く。上海市内から車で50分。
正式なクラブハウスはゴルフ場のオープン以来過去6年間未だに工事中だが、テンポラリーのクラブハウス内のレストランでも十分に快適だった。敷地内には上海アメリカン・インターナショナルスクールとコースの周囲に点在する大きな住宅地がある。
中国での他のジャク・ニクラス設計のコースは、華彬国際(パインバレー・インターナショナル)GC、蘇州中興(蘇州サンライズ)GC、覧海国際GC・フォレストコース、スプリングシティ(春城)G&LR
・ マウンテンコース、杭州西湖国際(杭州ウエストレイク・インターナショナル)G&CC、重慶キングラン南山GC、パームアイランド(梡櫚島)GC、ミッションヒルズGC・ワールドカップコース、南湖GCC、中山温泉GC・ジャクニクラスコース、江門五邑蒲葵GCなどがある。
プレー前日の滞在ホテルは市内中心部のロイヤルメリディアン上海。 |
4番 パー3 173ヤード(2)