マウンテンビューGC
Mountain View Golf Club
 
コースデータ
所在地 インドネシア、バンドン  
コース長 6119ヤード パー72  
コースレート 70.3  
プレー日 2010年5月1日  
設計者 トンプソン&ペレット  
オープン 2007年  
キャディあり 
ゴルフカートあり 
評価
総合評価
4.20
コースレイアウト
5
難易度
3
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5

 

山々に囲まれた山岳コース。距離はパー72で6119ヤードとても短いが、各ショット落とし所が狭く、ピンポイントで狙っていかなければならないので距離のわりには難易度が高い。飛距離よりも方向性がスコアメークでは重要。標高900メートル弱のゴルフ場なので、比較的涼しく、飛距離も通常より数バーセントよく飛ぶ。よくも険しい地形の中にチャレンジングな素敵なコースが造れたものだと感心する。山とか丘の一部を切り開いて造られたダイナミックなホールが多い。初中級者でショットは飛ぶがよく曲がるプレーヤーには各ホールが狭いので、ボールを多く無くしたり、大たたきする危険性がある。深い緑に包まれた山、丘、谷などの景観は素晴らしく、ハドソン市内も見渡せ眺望は抜群。同じような山岳コースとして中国の深圳ジュ―ロンヒルズGCとどことなく似ている。



クラブハウスからの景観

コース内の見事な景観


6番グリーンとバンドン市

14番ティーからの景観

スコアカード
 
1番 パー4 370ヤード

豪快に打ち下ろしていく右ドッグレッグ。右に林、左に谷が続く狭いホール。フェアウェイ左側に大きなバンカーがある。ドライバーを使うと、落とし所がより狭くなってくるので、ティーショットではフェアウェイウッドかロングアイアンを使うのが無難。セカンドは緩やかな打ち上げ。

 

グリーンから望む1番ホール 

1番 パー4 370ヤード(2)

1番 パー4 370ヤード(1)
 
2番 パー5 490ヤード

2番 パー4 490ヤード(2)

2番 パー4 490ヤード(1)
右ドッグレッグの狭いロング。左のブラインドサイドは池があるので注意。ティーショット、セカンドともに正確性が要求される。セカンドはクリーク越え。グリーンは少し打ち上げで、左にはあごのあるバンカーが構えている。
 
4番 パー3 172ヤード

4番 パー3 172ヤード

砲台の2段グリーンのショート。グリーン右手前は深いバンカーでガードされていて、グリーン右に外すとボールが密林にはいるか、谷に消えていくのでスライサーは要注意。ティーグランドからグリーン右後方にあるバンドン市が見渡せる。

 
8番 パー5 523ヤード

右ドッグレッグの急勾配の打ち下ろし。2オンを狙えるが、グリーン周りはすぐハザードなので、2オンにはセカンドの飛距離と正確性が要求される。グリーンは強く受けている。

 

8番 パー5 523ヤード(3)

8番 パー5 523ヤード(2)

8番 パー5 523ヤード(1)
 
11番 パー3 165ヤード

11番 パー3 165ヤード

右サイドに棚田(ライステラス)が広がる、谷越えのショート。グリーンは横長で奥行きが10ヤードしかないので正しいクラブ選択が必要。グリーンを少しでもショートすると深いバンカーにつかまるか、急斜面のラフを転がり落ちる。

 
13番 パー4 314ヤード

13番 パー4 314ヤード(2)

13番 パー4 314ヤード(1)
とても短い打ち上げのミドル。ロングヒッターはグリーン近くまでボールを運べる。しかし、狭いフェアウェイのすぐ左はブッシュ、右は森があり、ティーショットが飛べば飛ぶほど落とし所が狭くなってくるので、ドライバーで思いっきり飛ばすか、フェアウェイウッドなどで安全に攻めるかの決断を要求される。フェアウェイ右側に大きなバンカーがある。
 
14番 パー3 182ヤード

横から望む14番グリーンとバンカー

14番 パー3 182ヤード

豪快な打ち下ろしで谷越えの名物ホールのショート。グリーン面は緑濃い丘の中腹の一部を切り開いて造れているので、景観的にも戦略的にも素晴らしいホール。ショットがショートするか左右にぶれるとボールが谷底に消えるか、または前面の深いガードバンカーにつかまりそのバンカーからのパーセーブは難しい。グリーンは落差の大きい二段グリーンはとても強く受けている。たとえパーオンしてもピンのある段が違うと3パット以上の可能性が高くなる。

 
15番 パー5 537ヤード

右ドッグレッグのタイトなロング。狭いファアウェイの右に川が流れ、ブッシュも待ち構えているので、ティーショット、セカンドともスライサーは要注意。ティーショットのフェアウェイは右傾斜なので、左フェアウェイを狙うのが安全。セカンドはクリーク越えで緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で手前にグラスバンカーが配されている。

 

15番 パー5 537ヤード(3)

15番 パー5 537ヤード(2)

15番 パー5 537ヤード(1)
 
17番 パー5 457ヤード

17番 パー5 457ヤード(2)

17番 パー5 457ヤード(1)
左ドッグレッグの打ち下ろし。左サイドは谷がグリーンまで続くのでティーショット、セカンドとも右側から攻めたい。グリーン手前は2つのバンカーでガードされており、グリーン左から奥にかけてはハザードがある。このホールは打ち下ろしで距離の短い簡単なパー5だが、個人的にはチャレンジングなパー4に変更すれば良いと思う。
 
余談

キャディ

ジャカルタ市内から車で2時間、バンドン市より30分。ヤード表示なのでメートルに換算した。クラブハウスは建設

中で2010年内に完成予定。バンドン市は人口400万人ほどのインドネシア第3、4番目の規模の都市。

他のインドネシアでの、ピーター・トムソン(トムソン、ウォルバーリッジ&ペレット)設計コースは、ジャコラヴィG&CCロンボック・ゴルフ廣済堂CCバリ・ハンダラ廣済堂CCグヌングリスCCフィナG&CCムラピG&MRがある。