リアビンタン GC、オーシャンブルー・オーシャングリーンコース
Ria Bintan Golf Club (Ocean Blue & Ocean Green Course)
コースデータ
所在地インドネシア、ビンタン島 
コース長7076ヤード、パー72 
コースレート72.2 
プレー日2004年7月5日 
設計者ゲーリー・プレーヤー 
オープン1998年 
キャディあり 
ゴルフカートあり (強制、フェアウェイ乗り入れ可) 
評価
総合評価
4.95
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
7
クラブハウス
 

海岸線沿いの自然を活かして見事のデザインされたオーシャンコース。景観がすばらしいだけでなく戦略性も十分にあるチャレンジングなコース。特に7番、8番、9番と続く海沿いの3ホールは完成度が非常に高く、世界的にも指折りのコースといえよう。この18ホールとは別にフォレストコースの9ホール合わせて合計27ホールある。



海上から望むコース(1)

海上から望むコース(2)


クラブハウスからの景観(1)

クラブハウスからの景観(2)

絵葉書のような景観

 
1番 パー5 579ヤード

1番 パー5 579ヤード

やや大きな池がグリーンとフェアウェイを包むようにある、短いロング。砲台ティグランドからの見晴らしがすばらしい。
(ティショットの写真なし)

 
4番 パー4 382ヤード
やや大きな池がグリーンとフェアウェイを包むようにある、パー4。砲台ティグランドからの見晴らしがすばらしい。
 

後方から臨む4番グリーン 

4番 パー4 382ヤード(2)

4番 パー4 382ヤード(1)
 
5番 パー4 418ヤード

5番 パー4 418ヤード(2)

5番 パー4 418ヤード(1)
ストレートなフェアウェイで木々に完全にセパレートされたミドルホール。グリーン周りの景観が美しい。
 
7番 パー5 500ヤード

7番 パー5 500ヤード(1)
緩やかな打ち下ろしが続く右ドッグレッグのパー5。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン手前の池をどう攻略するかがポイント。グリーン奥にも危険が潜む。セカンドショット時に見えるグリーン後方に広がる南シナ海がまぶしい。すばらしいホール。

グリーンから振り返る7番ホール

7番 パー5 500ヤード(3)

7番 パー5 500ヤード(2)
 
8番 パー4 396ヤード

8番 パー4 396ヤード(2)

8番 パー4 396ヤード(1)
急な左ドッグパー4でティショットは250ヤード以上飛ばす必要がない。セカンドショットは豪快な打ち下ろしで、グリーンは長さ50ヤードもある。高低差14メートルある下り坂のフェアウェイの先に、透明な南シナ海に突き出た半島のようなグリーンが目の前に広がる景色がすばらしい。Asian Golf Monthlyの2002年度ランキングでアジアのベストパー4で2位。

9番 パー3 171ヤード
海越えのショートホール、左サイドは断崖で息を呑むほどの景観を持つ名物ホール。グリーンは2段になり、縦に長い。Asian Golf Monthlyの2002年度ランキングでアジアのベストパー3で4位。
 

海上から見る9番グリーン

斜めから見る9番ホール

9番 パー3 171ヤード
 
10番 パー4 378ヤード

10番 パー4 371ヤード(2)

10番 パー4 371ヤード(1)
ホール左に海岸線が走る左ドッグレッグのパー4。良く配置されている両サイドのフェアウェイバンカーは大きくて深い。
 
13番 パー5 582ヤード
緩やかな打ち上げの距離のあるパー5。フェアウェイ幅がグリーンに近づくにつれ狭くなっているので、難しい。
 

13番 パー5 582ヤード(3)

13番 パー5 582ヤード(2)

13番 パー5 582ヤード(1)
 
16番 パー5 566ヤード

16番 パー5 566ヤード(2)

16番 パー5 566ヤード(1)
ストレートなロングホール。フェアウェイがうねっているのが特徴。
 
17番 パー3 173ヤード

17番 パー3 173ヤード
美しいショートホール。横に長いグリーンをバンカーがしっかりガードしている。
 
18番 パー4 487ヤード

グリーンから見る18番ホール

18番 パー4 487ヤード
距離の長いミドルホール。よほどのロングヒッターでないとパーオンしない。セカンド、サードショットはフェアウェイの幅が絞られていて、かつフェアウェイとグリーン左サイドにあるハザードが良く効いている。
 
フォレストコース
9ホールのフォレストコースは他のコースと比べて距離が少し短くなるが、面白いレイアウトのホールが多かった。名前どおりに森の中の好立地に各ホール作られているので、森林浴も楽しめる。オーシャンコースに負けず劣らずすばらしい9ホールである。

3番 パー5 538ヤード(1)

3番 パー5 538ヤード(2)

3番 パー5 538ヤード(3)


4番 パー3 183ヤード

6番 パー5 566ヤード(1)

6番 パー5 566ヤード(2)

 
余談

シンガポールからはビンタン島までフェリーで50分。同じ敷地内に地中海クラブの施設があり、車5分でコースに着く。今回宿泊した、地中海クラブのヴィラタイプの部屋は平均レベルだが、レストランでは食べ放題、ワイン飲み放題はうれしかった。また、スタッフで毎晩行われる、いろいろなショーも楽しかった。クラブメドのビーチからカヤックを漕いで、20分ぐらいでコースを海側から眺めることができた。



ビンタン島に行くフェリー

フェアウェイを闊歩するイグワナ

プレー途中でフェアウェイを闊歩するイグワナに遭遇した。動物園以外で見るのは初めてだった。

地中海クラブ(1)

地中海クラブ(2)

地中海クラブ(3)

このコースはかつてUSゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースの候補にあがったが惜しくも選ばれなかった。参考までに2003年度の世界ベスト100ゴルフコースにて、アジアから(全て日本)は3コース選ばれている。35位が廣野GCで、75位は鳴尾GCで、80位は川奈GC、富士コースが続く。

ゲーリー・プレーヤーは世界で200コース、アジアでも30コースほど設計を手がけていて、香港ではカウ・サイ・チャウ・パブリックGC、日本では真名CC、中国では肇慶R&GC、サンドリバー(深圳沙河)GC、タイではシラーチャーGC、フィリピンではプエルトアズールB&CCなどがある。