フラットな立地に大小のマウンドや緩やかな起伏があるFWと自生した樹木の木立が印象的なリゾートコース。点在する小さなポットバンカー、微妙な傾斜のある大きく堅いグリーン、18ホール中7ホールで絡むウォータ―ハザードなどで、距離はそれほど長くないが、チャレンジングなコースに仕上がっている。要所に配されたウォーターハザード、あごの深いポットバンカー、フェアウェイとグリーンをガードしている豊富な樹木が各プレーヤーに正確なショットを要求する。Outはリンクスタイプ、Inはユーカリの木立に囲まれた林間コースになる。パー3が素晴らしくバリエーションが豊富で、全て個性的。コースの土壌の水はけがとても良く、手入れの行き届いたFWはまるで絨毯のようだ。
スコアカード
2006年プレー時(旧版)
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右に池が広がるショート。グリーンは右手の池と4個のバンカーで守られている。特に右手前のバンカーは深いので避けるべき。グリーンは少し砲台で縦に長く、手前から奥へ少し下っている。グリーンを外すなら左で、左側からは寄せやすい。 |
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やや左ドッグレッグの少しタイトなミドル。ティショトでは左右に林がせり出しているので、正確なショットが必要。グリーンの周りにはバンカーは無いが、点在するいくつかのマウンドがセカンドの落とし所を限定している。グリーンは縦長で細長い。 |
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タイトなストレートホール。ティショットではFWは狭く、左右に林、右に2個のバンカーがありで難しい。ロングヒッターはフォローの風の時は2オン可能だが、アゲインスト風が強い時は、ロングヒッターでもグリーン手前70ヤードの左にあるバンカーを避けながらセカンドを打つ必要がある。グリーン前面をガードしているポットバンカーを避けようとアプローチショットを大きめに打つと、グリーンの奥行きがあまりないので、奥の林がトラブルになるかもしれない。
この為、正確な距離感のサードが要求される。グリーンの左右にバンカーも配されている。 |
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やや左ドッグレッグの短いミドル。ティショットではフェウェイ左サイドの池と右サイドに2個のバンカーがあり、飛べば飛ぶほどFW幅が狭くなる。セカンドは池越えで砲台グリーンに打っていく。グリーン前面をガードしている深くて横に長い大きなバンカーに入れるとパーゼーブは難しくなるので注意が必要。グリーンは左奥から右手前に傾斜している。 |
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右ドッグレッグの名物ホールで難しいミドル。ティショットでは池越えが必要となるが、その分美しいオープンビューになっている。一番右端バンカーを越えるのにも250ヤードのキャリーが必要なので、バンカーの左にティショットを運ぶのが安全。セカンドでは一転して、林間風の趣になり、グリーンが木立に囲まれているので、引き締まって見える。グリーンはやや砲台で縦に長く、少し受けていて、左サイドを深いポットバンカーでガードされている。有名なセント・アンドリュースの17番「ロードホール」に倣ったグリーンのデザインが施されている。 |
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砲台グリーンのショート。風の影響を考量して、グリーンに直接と届くショットが必要。 |
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ストレートの短めのミドル。ティショットでは合計10個あるガードバンカーが良く効いていて、FW幅は距離が出るほど狭くなる。特に260ヤード以上のショットは落とし所が左右のバンカーにより極端に狭められているので、ロングヒッターが有利とは言えない。奥行きのあまりないグリーンは小さく、手前から奥に速く、右をガードしているバンカーが効いている。ホール全体がユーカリの木立に囲まれている美しいホール。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットでは左にブラインドの池があるので、フッカーは要注意。右のポットバンカーは230ヤードで越え、左のポットバンカーは245ヤードで入る。グリーンの前面の真ん中は大きく凹んでおり、その場所からの上り勾配のパットは、傾斜が強いので距離感を合わせづらい。 |
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フェアウェイが右に蛇行している、やや右ドッグレッグの難ホール。ティショットでは右サイドにブッシュとその奥には3個のバンカーが待ち受けているので、ティショットは左目狙いが良い。グリーンはやや砲台で、グリーン右手前の小さなポットバンカーが絶妙に配されている。グリーンは2段形状で受けている。 |
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長くてタフなショート。グリーン手前のポットバンカーが効いている。フォロー風の時は、手前のバンカーを避けて大き目に打つと、グリーンにオンしても、奥に転がり落ちる可能性が高いので要注意。グリーンの左にもう一つのバンカー、奥に林が配されている。パーで上がれば嬉しいホール。 |
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ほぼストレートの短めのロング。ティショットでは右サイドに池と左右に合計4個のバンカーがある。セカンドも右の池と左右3個のバンカーに注意。グリーン手前の花道は大きく窪んでいるが、2オン可能。 |
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サンシャインコーストに位置し、ブリスベン空港から北に1時間半。ノボテル・サンシャインコースト・リゾートから車で2、3分。距離はメートル表示なのでヤードに換算した。プライベートクラブだがビジターのプレーは可能。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度オーストラリアでのベスト100コースで第99位。オーストラリアには1700ほどのコースがある。ピーター・トムソン(トムソン・ウォルバーリッジ&ペレット)設計のオーストラリアのコースは、ムーナウリンクス・オープンコース&レジェンズコース、ホープアイアランドGC、ザ・ナショナルGC・オーシャンコース、アリス・スプリングスGC、カムデン・レークサイドCC、シーテンプルG&CC、リバーサイド・オークスGC、カントリークラブ・タスマニアなどがある。
プレーはゴルフクラブの支配人、ヘッドプロのアンソニー・ギリガン(写真左端)と一緒にプレーした。ギリガン氏は1990年代に日本オープンに数度、2010年代に日本シニアトーナメントでプレーしたことがある親日家だ。
プレー前日はノボテル・サンシャインコースト・リゾートに泊まった。プレー後はツインウォーターズGCから北に15分のMarket Bistro食べた。新しく開発された街にあり、雰囲気、味とも良かった。
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2番 パー3 182ヤード(2)