アンコール GR
Angkor Golf Resort

コースデータ
所在地 カンボジア、シェムリアップ
コース長 7279ヤード パー72
コースレート  
プレー日 2008年2月24日
設計者 ニック・ファルド
オープン 2007年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.20
コースレイアウト
4
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4
 

フラットなリンクスコース。18ホール中(9番を除く)17ホールで池が絡んできて、距離も7300ヤード近くと十分あり、コース全体に戦略的に配されたバンカーも各ショットで効いており、非常にチャレンジングなコースに仕上がっている。ファルド設計コースの特徴である見事なグリーン周りのアンジュレーションの使い方がこのコースでも遺憾なく発揮されている。グリーン上にはたくさんの微妙な傾斜が施されており、複雑な傾斜を読む技量も試される。いくつかのホールでカンボジアの国旗にも使用される、細く背の高いヤシが配されていることで、アンコールワット周辺の景観を彷彿させる。グリーン、フェアウェイで使用されているアメリカ産のパスパルム芝の状態は大変良かった。せっかくの良いグリーンだが、グリーンが少し遅かったのが残念。グリーンがもっと速かったら、プレーしてもっと楽しいであろう。



1番グリーンの景観

8番フェアウェイバンカーの景観

6番ホール左を走る川


蓮の花

コースを彩るプラント

コースを彩るプラント

 

2番 パー4 376ヤード

右ドッグレッグの比較的短いミドル。背の高いヤシの木がフェアウェイ両サイドに並び、このホールの景観は、18ホールの中で最もアンコールワットの周辺の景観に似ている。フェアウェイ両サイドには巨大なバンカーが配されてる。グリーンは小さく、砲台で中央に2つのマウンドがある。

 

2番巨大なフェアウェイバンカー

2番 パー4 376ヤード(2)

2番 パー4 376ヤード(1)
 
4番 パー4 187ヤード

4番 パー4 187ヤード(2)

4番 パー4 187ヤード(1)
池越えのショート。グリーンは砲台でバンカーに囲まれている。グリーンの奥行きはあまりないので、正しいクラブ選択が必要。
 
6番 パー5 561ヤード
やや左ドッグのロング。ティーからグリーンまで左サイドはウォーターハザードに面する。グリーンは砲台で左右手前はバンカーでガードされている。
 

6番 パー5 561ヤード(3)

6番 パー5 561ヤード(2)

6番 パー5 561ヤード(1)
 
7番 パー4 472ヤード

7番 パー4 472ヤード(2)

7番 パー4 472ヤード(1)
やや右ドッグレッグの大変長いミドル。ティーショットはドライバーを思いっきり飛ばしたいが、左に配された池が気になる。ティーショット、セカンドともに距離が出なければパーオンしない。
 
9番 パー3 215ヤード

9番 パー3 215ヤード(2)

9番 パー3 215ヤード(1)
池越えの長いショート。砲台グリーンは縦長で、右のガードバンカーは深い。
 
10番 パー4 441ヤード
左ドッグレッグの長いミドル。フェアウェイ左に水がきて、グリーン手前を横切っている。グリーンは砲台で、強く受けている。グリーン両サイドのバンカーが効いている。
 

10番 パー4 441ヤード(3)

10番 パー4 441ヤード(2)

10番 パー4 441ヤード(1)
 
13番 パー5 550ヤード
やや左ドッグの後右ドッグするダブルドッグレッグのロング。ホール左は全て池。ティーショット、セカンドと巨大バンカーがフェアウェイ左右に絡んでくる。グリーンは砲台で、両サイドに配されたガードバンカーは深い。グリーンは強い右傾斜。
 

13番 パー5 550ヤード(3)

13番 パー5 550ヤード(2)

13番 パー5 550ヤード(1)
 
15番 パー4 415ヤード

15番 パー4 415ヤード(2)

15番 パー4 415ヤード(1)
左ドッグレッグのミドル。池がフェアウェイ左サイドに面して、グリーンの手前を横切っているので、セカンドショットは池越えになる。ティーショットが飛べば飛ぶほど、左の池、右の3つのバンカーにより、フェアウェイが狭くなってくる。グリーンは受けていて、左右をバンカーでガードされている。
 
18番 パー4 440ヤード

18番 パー4 440ヤード(2)

18番 パー4 440ヤード(1)
やや左ドッグレッグのタフな最終ホール。左サイドは全て池になり、ティーショット、セカンドとも影響される。グリーンは砲台。
 
余談
車でシェムリアップ、アンコールワット遺跡からともに15分、国際空港から10分。プレーするティーは自由に選べた。練習場が良く、芝の上から打てる。

他のアジアでのニック・ファルド設計コースは、中国では北京鴻華国際GCミッションヒルズGC・ファルドコースレイクビュー(滇池湖畔)GC、大理ストーンマウンテン(大理蒼海)GC、インドネシアではジャバベカG&CC、べトナムではオーシャン・ドューンズGC、ラグーナランコーGC、タイではチュアンチュアンGCジ・エメラルドGC、グレートレークG&CCがある。



練習場

レストラン


アンコールワット

アンコールワット

アンコールトム