ザ・クラブ・アット・ナインブリッジ
The Club at Nine Bridges
コースデータ
所在地 韓国、済州島
コース長 7309ヤード、パー72
コースレート 75.9
プレー日

2016年4月8日、2018年5月17日

設計者 デビッド・デール、ロナルド・フリーム
オープン 2001年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
5.25
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
6
造形美、景観
5
満足度
6
 

韓国で一番高い山、標高1950メートルのハルラ山西側の山すそに展開する丘陵コース。森、樹木、谷、池、クリーク、岩に沿ってレイアウトされていて、バンカー、すすきの配置が巧みで、ダイナミックにうねるフェアウェイと複雑に絡み合う。ドッグレッグ、打ち上げ、打ち下ろしと各ホール変化に富み、ショート、ミドル、ロングホールの距離の長短にも変化がある。森の中を縫うように各ホールが進み、各ホールをつなぐルーティングが素晴らしい。絵葉書なるようなグリーン周りを持つ4番ホール、スカイラインの8番グリーン、ハルラ山を望む10番、13番ホール、美しい18番浮島グリーンなど景観まで印象深い。4つのグリーンがダブルグリーン。各グリーンは適度なアンジュレーションが施されていて、グリーンの転がりがとても良い。ティグランドからフェアウェイまで手入れた行き届いたベントグラスが使われていて、コース内の美観を高めている。



景観

1番グリーンから望むハルラ山

8番グリーンから望む雲海

スコアカード
 
3番 パー5 564ヤード
ハルラ山に向かって打つやや左ドッグレッグ。セカンドをクリークの手前に刻むか越えていくかの決断に迫られる。グリーン左は2つのバンカーでガードされている。砲台の2段グリーン。
 

1番 パー5 564ヤード(3)

1番 パー5 564ヤード(2)

3番 パー5 564ヤード(1)
 
4番 パー4 414ヤード

4番 パー4 414ヤード(2)

4番 パー4 414ヤード(1)
急な左ドッグレッグの難ホール。ティショットでは左コーナーに大きなフェアウェイバンカーがあり、その右サイドがベストポジション。セカンドはブッシュ越えになり、豊富な樹木に囲まれたグリーンに打っていく。グリーン右にクリークが走り、縦に細長いグリーン周りには3つのバンカーがある。紅葉のシーズンでのプレー時ではセカンド地点から見る景観が絵葉書になるほど美しいようだ。
 
5番 パー4 425ヤード

5番 パー4 425ヤード(2)

5番 パー4 425ヤード(1)
右ドッグレッグ。右コーナーに2つのバンカーがあり、越えるには250ヤードのキャリーが必要。セカンドが難しく、縦に細長いグリーンの左は池に面して、右には3つのバンカーが配されている。グリーンの真ん中を尾根が横切り、違う面からピンまでのパットは厄介だ。
 
7番 パー3 170ヤード

7番 パー3 170ヤード(2)

7番 パー3 170ヤード(1)
大きなバンカー越えで、やや打ち下ろしていくショート。グリーンのすぐ右に池がある。縦長グリーンの真ん中左右に2つのマウンドが施されている。
 
8番 パー4 343ヤード

8番 パー4 343ヤード(2)

8番 パー4 343ヤード(1)
美しいストレートホール。距離はないが、フェアウェイはタイトでその両サイドは林が立ち並ぶ。グリーンは強く受けていて左右を4つのバンカーでガードされている。グリーンは空に突き出ているように見え、スカイライン(空を背景にしての輪郭線)を形成している。
 
9番 パー5 554ヤード
緩やかに打ち上げていく左ドッグレッグ。ティショットは池越え。セカンドはフェアウェイを横切る3つのバンカーを越えていくか、手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンは50ヤードと縦に長く2つの大きなマウンドが施されていて、パットが難しい。
 

9番 パー5 554ヤード(3)

9番 パー5 554ヤード(2)

9番 パー5 554ヤード(1)
 
10番 パー4 436ヤード

10番 パー4 436ヤード(2)

10番 パー4 436ヤード(1)
やや右ドッグレッグ。ティショットは右フェアウェイバンカーが効いてくる。グリーンはなだらかな傾斜の2段グリーンで、その右サイドバンカーでガードされている。
 
11番 パー4 413ヤード
ティからグリーンまで右サイドに池が連なる右ドッグレッグ。ティショットはフェアウェイがタイトなので正確なショットが必要。グリーン手前は池に面していて、グリーンの左から奥にかけて3つのバンカーが配されている。グリーンは6番ホールとの共同グリーンでアンジュレーションが強い。
 

11番 パー4 413ヤード(3)

11番 パー4 413ヤード(2)

11番 パー4 413ヤード(1)
 
13番 パー3 221ヤード

13番 パー3 221ヤード
距離のあるショート。グリーン右の大きなガードバンカーが効いている。
 
15番 パー4 423ヤード

15番 パー4 423ヤード(2)

15番 パー4 423ヤード(1)
強い左ドッグレッグ。セカンドは巨大バンカー越え。2番ホールと共有の大きなグリーン。
 
18番 パー5 551ヤード
左ドッグレッグの名物ホール。打ち下ろしのフェアウェイの先に浮島グリーンが浮かぶ。ロングヒッターは280ヤード飛ばせば、フェアウェイ左の2つのバンカーを越えて下り斜面を転がり、2オンが狙える位置まで距離を稼げる。通常のプレーヤーはセカンドが打ち下ろしになり、サードショットは浮島グリーンに打っていく。グリーンはアンジュレーションが複雑で強いのでピンまでの距離が長いとパットが難しい。
 

18番 パー5 551ヤード(3)

18番 パー5 551ヤード(2)

18番 パー5 551ヤード(1)
 
余談
済州島空港から車で40分。メートル表示なので、ヤードに換算した。午前プレー後に車で10分の場所にあるピンクスGCで午後プレーをした。

キャディ 

レストラン

夕食はクラブハウスで食べ、宿泊はゴルフ場隣接コテージに泊まった。コテージのリビングは広くくつろげた。食事は全てクラブハウスのレストランになるが、美味しい。

ブレック・ファースト

ランチ

デナー


コテージ

コテージ

コテージ

ゴルフマガジン社の2015年度世界ベスト100選の第43位に選ばれている。他のアジアで世界100選に入っているのは、42位の廣野GC、47位のシャンチン・ベイGC(中国)、67位の川奈GC、76位のアヨダヤ・リンクス、96位の東京GCである。

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度韓国のベスト50コースでは第2位。韓国には現在450コースほどある。

韓国でのデビッド・デール、ゴルフプラン社の設計コースは24コースあり、トップ100ゴルフコースでの2020年度ベスト50コースにはナインブリッジズ、ヘイスリー・ナインブリッジズGCパインビーチGL、サンドパインGCの4コースがランクインしている。