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世界的に有名なローモンド湖のほとりに展開する美しくフラットなコース。湖と山々に挟まれた600エイカーの広大な敷地(東京ドーム55個分)に、46種類の豊富な樹木がコース全体を覆い、多くの野生生物の生息地となっている。5番、6番、10番ホールはゴルフマガジン2000年度の世界ベスト500ホールに選ばれていて、これらの世界クラスのホールだけでなく、多くのホールが美しく印象に残る。5個のホールでローモンド湖が絡んでくる。
グリーン、FWのメンテ、樹木の手入が良い。18ホールのルーテングも良く、地形を活かしただけでなく、プレーヤーは設計者が18回の連続ドラマを演出しているように感じるだろう。ホール毎の風の向きは、2番と3番、6番と7番、8番と9番だけが同じで、ほとんどのホールで毎ホール違う素晴らしいレイアウト。1996年から2010年までは毎年スコティッシュ・オープンを開催した。クラブハウスはスコットランドの氏族のひとつ、コフーン氏族が1773年に建てたロスドゥ屋敷を使っている。
トム・ワイスコフはアメリカ人で、ロッホ・ローモンドGCはスコットランドでアメリカ人設計の最初のコース。
スコアカード
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左ドッグレッグ。ティショットでは左にブッシュ、右に3個のFWバンカーがある。FWは広いが、左サイドからのセカンドはグリーンを狙いやすい。セカンドは石の壁越え。グリーンの左に大きくて深いガードバンカーが配されているので、グリーンを外すのなら右が良い。4番ホールとの共有グリーン。
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両サイドに木立が連なる左ドッグの綺麗なホール。緩やかな打ち下ろしなので2オン可能。ティショットは大きな左FWバンカーが効いてくるが、FW左サイドに打つとセカンドでグリーンが狙いやすい。グリーンの左はすぐ湖になり、右には池が配されている。グリーン左には1個のバンカーでガードされていて、グリーンは左傾斜。典型的な“リスクと報酬”ホール。
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名物ホール。ブッシュ越えでグリーン後方の湖に向かって打つショート。絵葉書になるぐらい美しい。グリーンは奥が低い縦長の2段状で、4個のバンカーでガードされている。グリーン左の大きなガードバンカーからの寄せは難しいので、グリーンを外すとすればアプローチが簡単な右が良い。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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右の湖が広がるほぼストレートの長いロング。ティショット、セカンドともFWは比較的広い。セカンドではグリーン手前150ヤード前後のFWに大きなクロスバンカーが横たわる。セカンドはそのバンカー越えがベストだが、手前に刻む場合はFWが右の木立の方へ右傾斜しているので、FWサイドに打つのが良い。グリーンは縦長の砲台で、左奥と右にバンカーが配され、右には湖もある。グリーン右手前に配された2本の立派な木もアプローチショットで厄介になる。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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右に湖が広がる、やや右ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろし。グリーンの右から右手前には1個の大きなガードバンカーがあり。グリーン右奥はすぐ湖なので。正確なセカンドを求められる。
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やや左ドッグレッグのとても美しく難しいミドル。ティから290から300ヤード先にクリークが横切る。FWは広いが、セカンドをFW右半分から打つとグリーンを狙いやすい。セカンドは池越えになり、縦長グリーンの左は池に面し、グリーンの右は1個のバンカーでガードされている。グリーンはセンターから奥に下っているので、ピン位置が奥の場合は難度が増す。グリーンの奥にもクリークが流れる。池、森、山の景観とコースが見事に調和しているホール。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
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緩やかな打ち上げの距離のあるショート。グリーンは斜めに置かれ45ヤードの奥行きがあり、真ん中が凹んでいる。グリーン左から左手前に大きくて深いガードバンカー、グリーン奥にも1個の小さいバンカーが配されている。 |
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両サイドにブッシュが続く左ドッグレッグの難ホール。ティショットはやや打ち下ろしになり、左右6個のFWバンカーに注意。セカンドはクリーク越えになり、左右からFWバンカーが迫っており、落とし所のFWはタイト。グリーンは縦に細長く、グリーン左の長くて大きなガードバンカーが効いている。
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右ドッグレッグのあまり距離がないミドル。ロングヒッターはワンオンを狙えるが、グリーンの左から手前にクリークが流れるので、リスクが伴う。グリーンは段差が強い二段状で、グリーン奥から寄せはとても難しい。ロリー・マキロイは3番ウッドでこのホールを1オンしたと聞く。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットは左右に木立とブッシュがあり、280ヤード先に大きなFWバンカーがあり、そのバンカーまではFWは広い。段差の強い横長の2段グリーンで、グリーン手前と奥にガードバンカーがそれぞれ1個配され、グリーン奥にクリークが走る。
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急な左ドッグのとても長いミドル。グリーンのすぐ手前をクリークが横切るので、セカンドの距離と正確性が求められる。このチャンピオンティからでなく青ティからのプレーは515ヤードと長くなるがパー5になるので、パーセーブは難しくない。
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ヒース越えのショート。グリーンの左はすぐ湖。グリーン縦長で4個のバンカーでガードされている。このホールも美しい。 |
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グラスゴー、グラスゴー空港からどちらも北西に45分。プライベートクラブでメンバー同伴が必要。 クラブハウスは由緒ある歴史的建物物を使っている。クラブハウス内はとてもシックで豪華。ロッジあり。
トップ100ゴルフコー(top100golfcourses.com)での2019年度スコットランドのベストゴルフコース第17位、イギリス諸島全体ベスト100コースでは第40位。2017年にはイギリス諸島全体で2800コースあり、その内スコットランドにはおよそ580コースある。またゴルフマガジンの世界ベスト100コースでは2013年度までの20年近くランクインしていた。
他のトム・ワイスコフ設計で有名なコースは、アメリカでは ダブル・イーグルGC、フォレスト・ハイランズGC、 シルバーリーフC、 ザ・リムGC、ツルーンG&CC、ツルーン・ノースGC、TPCスコッツデール(スタジアムコース)、 フォレスト・デューンズGC(ワイスコフコース)、フアラライGC(ケオルコース)、ククイウラGC、メキシコの カボデルソル(デザートコース)、南アフリカの ジンバリGC、中国の ザ・デューンズ神州半島
GC、フィリピンの ザ・カントリークラブなどがあり、日本でも1コース 豊里GCを手掛けている。
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2番 パー4 455ヤード(3)