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シンガポールの北部に位置し、ローワーセレター貯水池の美しい風景が見える起伏に富んだパークランドコース。高低差が約20メートルほどある。開場25年目に一般道路の拡張とコースのメンテナンスのための水源をクラブ側で確保するために、18カ月に渡るコースの大改造が2019年に始まった。コースの面積が136エーカーから4割も縮小したのに関わらず、ゴルフプランのケブン・ラムジーとデビッド・デールの手腕により、コースはより良くなっている。OUTは外側を一周するループで貯水池やコースの橋に長く近づくため、より記憶に残るホールが多く、INは中央部にルーティングされている。改造後のバンカーは比較的小さく、ほとんどがショットの前に確認できるようにしている。多くのホールで水が絡み、バンカーの配置も良く、チャレンジングで戦略性が高いコースである。全てのバンカーは小さめ。パスパラム芝のグリーンは転がり良い。
スコアカード |
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右ドッグレッグ。ティショットは池越えで、その池は右サイドにもあるが、大きなスライスボールでなければ入らない。FW右サイドをガードしているバンカーは効いてくる。グリーン左手前にバンカーがある。グリーンは左手前から右奥へと斜めに長い形状で。真ん中を尾根が横切り、手前の面は受けていて奥の面は右奥へ下っている。 |
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チャレンジングなショート。ティショットは打ち下ろしで池越え。グリーンは縦長でアンジュレーションが強い。グリーン左にその池が伸びているので、大きく曲がるフックボールに注意。グリーン右には小さなバンカーで守られている。 |
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やや右ドッグレッグの距離があり、とても難しいミドル。ティショットでは左のバンカーが効いてくる。セカンドは池越えになり、左手前から右奥へと斜めに置かれたグリーンの前面は池に面し、奥行きもあまりなく、グリーン奥にはバンカーが横たわる。セカンドを刻むには池があまり絡まないグリーン左手前の花道が良い。グリーンは2面あり。右奥の面は池の方へ右傾斜しているので、ピンが右奥の面に切られると難度が更に増す。
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やや左ドッグレッグの素晴らしいロング。ティショットの落下地点からグリーンまで左サイドはすぐ池になる。ティショットでは左の池だけでなく、右のバンカーも効いてくる。FWは若干左に傾斜している。グリーン手前70ヤードからホールは左に曲がっている。ロングヒッターがセカンドでグリーンを狙う場合は左の池を避けて、ドローボールで攻めるのがより安全だが、その場合グリーンフロントエッジ30ヤード前に配されたクロスバンカーに捕まる可能性が高い。セカンドを刻む場合はそのクロスバンカーの右か、右手前が良い。グリーンは砲台で縦長の3段形状で、左サイドに2個、右サイドに1個のバンカーがあり、グリーンの左サイドはすぐ池になる。 |
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ストレートの短いミドル。ティから270ヤードの飛距離でグリーン手前の池に捕まる。グリーンは右手前から左奥へと斜めに細長く、グリーンの手前から左サイドはすぐ池がある。グリーンは2段形状で左奥の段は左に配されたバンカーと池の方へ右から左に傾斜している。
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長くてタフな池越えのショート。グリーンは手前と奥の2段形状で、3個のバンカーでガードされている。 |
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名物ホール。やや右ドッグレッグで、ウォータ―ハザードが2回FWを横切るロング。ティショットでは左右に池がある。セカンドは右の池に注意。サードは池越え。ロングヒッターは2オンを狙えるが、グリーンの手前と左右はすぐ池なので、直接ルートはかなりのリスクを伴う。グリーンは微妙なアンジュレーションがあり、左はバンカーも配されている。グリーン背後の滝が美しい。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは左右のバンカーが効いてきて、FWは左傾斜。セカンド地点からグリーンまでは打ち下ろしなので、ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン左右手前にバンカーがあり、花道は狭い。グリーンは縦長の2段形状で、右サイドは下りスロープのラフと池でガードされている。
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ほぼストレートの長いミドル。ティショットではFWは右傾斜。セカンドは打ち下ろし。グリーンは縦長で緩やかな傾斜の3段形状。グリーンの左右にバンカー配されている。 |
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ほぼストレートのタフなミドル。ティショットはやや打ち上げで池越えになり、右サイドにバンカーがある。グリーンの左サイドは池に面し、グリーン右手前の2個と奥の1個のバンカーにもガードされている。グリーンは手前が広く左奥へ狭くなっている。セカンドの距離と正確性が要求されるホール。
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左ドッグレッグの緩やかな打ち上げ。ティショットでは左右に3個のバンカーが待ち構える。グリーンは少し砲台の2段形状で、手前と左右はバンカーでガードされている。
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シンガポール国際空港よりほぼ西に20分、シンガポール中心地から北に25分。プライベートクラブなので、プレーにはメンバー同伴が必要。距離はメートル表示なのでヤードに換算した。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度シンガポールでのベスト10コースで第9位。シンガポールには20弱のコースがある。クリス・ピットマンクリス・ピットマン設計の他のシンガポールのコースは、 セントーサGC・タンジョンコース(改造前)
、 オーキッドCC、 タナメラCC・タンピネスコース(改造前)などがある。
プレー前日はオーストラリアのシドニーでプレー後、夜中便に乗り、早朝シンガポールに着きプレーした。同じ日の午後は シンガポールアイランドCCザ・ニ
ューコースでプレーした。2つのゴルフ場の移動はほぼ南に18分。2コースをプレー後に夕食はアイオン・オーチャードという巨大ショッピングモールの中にあるTaste
Paradiseに行った。フカヒレスープ、高級魚ガルーパなど、香港での人気中華店と同じ味で、レストラン内の雰囲気も良かった。
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1番 パー4 424ヤード(2)