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以前は平坦で不毛だった砂漠に造られた、ほぼフラットなコース。砂丘(砂地のウェイストエリア)が各FWとグリーンを囲んでいて、コースの周囲は住宅に囲まれている。3つのループから構成され、OUTは時計の反対回りの1つループ、INは10番、11番のループと12番から18番のもう1つのループを時計周りに進んでいく。FWは広いが、グリーン周りはバンカー、傾斜、砂丘なのでしっかりガードされている。グリーン上にはいくつかのアンジュレーションがあり、パットも難しい。
ショートゲームの良し悪しがスコアに直結する。4ホールで池が絡み、パー3とパー4は長短のバラエティーに富む。INの数ホールも素晴らしいが、OUTの方により魅力的なホールが多い。暑い時期でなければ、ほぼ平坦なコースなのでグリーンから次のティへの間隔が短く18ホールの流れがスムーズで快適な歩きでのプレーが出来る。コースのコンディションも素晴らしい。
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やや左ドッグレッグの長いロング。ティショット、セカンドともに左右のデューンが続く。グリーンは受けていて、左サイドは池に面している。 |
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グリーンの左サイドはすぐ池になるタフなショート。グリーンの右は大きなバンカーでガードされている。グリーンは右サイドが高く左に下っている。 |
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右ドッグレッグの長くてタフなミドル。ティショットでは左右に砂丘が迫っている。グリーンの左にバンカー、右に砂丘が配されている。セカンドでの距離と正確なショットが要求されるホール。 |
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左に砂丘が広がる距離のあるショート。グリーンは縦に長く、真ん中が少し凹んでいる。 |
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左サイドに砂丘が続く、ほぼストレートホール。ティショットでは右サイドにもいくつかの小さな砂丘がある。グリーンは砂丘に囲まれていて、左右と奥にマウンドもある。セカンド地点からグリーンは砂丘の上に浮いているように見える。 |
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右ドッグレッグの長くて難しいミドル。ティショットでは左右の砂丘が効いてくる。グリーンは縦長の3面グリーンで真ん中の面が大きく窪んでいて、右サイドに2個の深いバンカーが配されている。グリーンの形状はクラシック理論ではピアリッツグリーン。 |
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ほぼストレートの短いミドルで、ワンオンチャレンジのホール。ティショットは砂丘越え。グリーンは砲台で2個の深いバンカーでガードされている。 |
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右サイドに砂丘が続く、右ドッグレッグ。グリーンの右手前は同じ砂丘にガードされている。 |
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ワンオン可能なとても短いミドル。横長の砲台グリーンで、グリーンの奥行きはあまりない。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは右サイドに砂丘が続く。グリーンは少し砲台で左に傾斜していて、グリーンの右手前にバンカーがある。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは左右に砂丘と右サイドにバンカーがある。グリーンは縦長で左右の2段形状。グリーンは砂丘に囲まれ、手前は横に長いバンカーでガードされている。 |
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視覚的に手前の深いバンカーが厄介なショート。グリーンは砲台。距離的には短いので、グリーンのセンター狙いが良くパー、バーディで上がれるホール。 |
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右ドッグレッグの難しいミドル。ティショットでは左に池、右に巨大バンカーが待ち受ける。グリーンの右手前は2個のバンカーで守られ、グリーンはやや左傾斜。
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ドバイ空港から南西に35分、ドバイ中心部からほぼ南に30分。プライベートクラブだが、ビジターのプレーは可能。クラブハウスは近代的で洗練されたデザイン。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度アラブ首長国連邦(UAE)でのベスト15コースで第6位。UAEには23のゴルフコースがある。
ギル・ハンス設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100にランクインしているのは、ボストンGC、オフーピー・マッチ
C、ストリームソングGR(ブラックコース)がある。他の国では、ブラジルのリオ2016オリンピック・コース、スコットランドのキャッスル・スチュワートGLは彼の傑作。日本では東京GCの改造設計をしている。
前夜はアラビアの船のひとつであるダウ船の帆を模してデザインされた、海に浮かぶブルジュ・アル・アラブに泊まった。今まで泊まった中で最高のホテルだった。ホテルからトランプ・ドバイGCまで南東に25分。夕食は空港のすぐ近くの居酒屋風の日本食の富士屋で和牛の鍋料理を食べた。ホテル内のレストランでなくても、アルコールの販売が認められているドバイでの数少ない店だ。
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2番 パー5 611ヤード(3)