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景観のよい丘陵地に造られた36ホールの丘陵・林間コース。もう一つの1969年オープンの東コース比較的フラットで、西コースと比べると距離は短く(6610ヤード)FW幅も広いが、メモラビリティが高く、過去多くのトーナメントを開催したことがある。西コースはとてもチャレンジングなチャンピオンコースで、適度なアップダウンがあり、幅広くゆったりした起伏が随所にある。点在する池を利用して松林でセパレートされたコースは、思いきって打てる豪快さが各所にあるが、ホール幅は広いもののFW幅は絞られ、コース幅、大きく育った両サイドの木がショットの打角を狭くし、ホール攻略への最良ルートが少なく手強いテクニカルな造りになっている。
さらにハザードも多い。ラフは綺麗に刈り込まれているが芝の密度が濃いため、見た目以上にタフなショットが求められ、グリーンは固くて速いプロ仕様で、好スコアで回るには、パワーとテクニックの両方が問われる。西コースは1983年から東コースの開催も含めて50年間以上も毎年続く東海クラシック・男子プロートーナメント、1998年の日本女子オープン、1973年から1982年まで女子プロのトーナメントの舞台にもなっている。東コースは1980年から1982年までの男子プロ、東海クラシック、1983年から1993年まで女子プロのトーナメントを開催している。
スコアカード
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セカンド地点から右に曲がるロング。ティショットは打ち下ろしで、左サイドに2個のバンカーがある。セカンド、サードは打ち上げ。グリーンは横に長く、左手前と奥に3個のバンカーでガードされ、左サイドはすぐOBになる。
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強い打ち下ろしのやや左ドッグレッグ。セカンドはダウンヒルライから、横長で奥行きがないグリーンに打っていき、ボールをグリーン上で止めるテクニックが求められる。グリーンは受けていて、周りを5個のバンカーで囲まれている。 |
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左ドッグレッグ、ティショットはFWの谷越え。セカンドが難しく、横に長いグリーンの左右から木々が迫っていて、左右のOBゾーンも浅く、グリーンは3個のバンカーでガードされている。
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打ち下ろしのダイナミックな林越えのショート。横に長いグリーンで、右の段が低い左右の2段グリーン。グリーン手前は深いバンカーと急な下り傾斜のスロープなので、ショットは確実にグリーン面をとらえたい。 |
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ほぼストレートの難しいミドル。ティショットは打ち上げ。ティショットで距離が出ないとセカンドはグリーン面が見えず、ブラインドショットになる。グリーンは50ヤードも横に長く、強く左に傾斜している。グリーン手前左右にバンカーがある花道は狭く、左奥にもバンカーが配されている。 |
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池越えのチャレンジングな綺麗なショート。グリーンは左手前から右奥へと斜めに長く、3個のバンカーでガードされている。長いショートなのでプロでもパーオン率は高くない。 |
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ストレートのタフなミドル。ティショットは打ち下ろし。セカンドはダウンヒルのライから砲台グリーンに打つ。グリーンは強く受けていて、5個のバンカーに囲まれている。 |
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右ドッグレッグ。ティショット、セカンドは緩やかな下ろしになり、ティショットでは右サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは縦長の砲台で左右と奥の3個のバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグのタイトで短めのミドル。ティショットでは左右の木立が効いてくる。グリーンは砲台で左右奥の4個のバンカーで囲まれ、左サイドは下りスロープのラフ。 |
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ほぼストレートで距離のあるロング。ティショットは打ち下ろしでホール幅は広いが、左右のラフによりFW幅は絞られている。セカンドは少し打ち下ろしになり、左の池と右サイドの2個のバンカーが効いてくる。グリーンは横に長い卵で、左手前と左サイドはほぼ池に面し、右手前に1個、奥に2個のバンカーは配されている。
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2つのグリーンのうち右の段上がメイングリーンの名物ホール。左奥のフラットな場所にもう一つのサブグリーンがある。強い砲台グリーンは縦に40ヤードあり細長く、右サイドにバンカーは崖になり、加えてグリーンは奥に行くほど狭くなっており、硬く締まったグリーンではボールが止まらずこぼれてしまう。左を嫌がって右のバンカーやラフに入れると、グリーンの幅がないために崖下に落とす恐れもある。まったく気が抜けない。左に落としたら大叩きになる魔のホールで、2017の男子プロの試合では、あるプロがショットを左の崖下に落し、11打を叩いている。今回は友人が同じ崖下に落したが、アプローチが上手く木の間を抜けてボギーで納めた。
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ストレートの長いミドル。ティショットでは左サイドにバンカー1個と林、右サイドにOBゾーンがありFWはタイト。セカンドも難しく、大きなグリーンの右手前から右サイドに池迫っていて、左サイドにバンカーが配されている。
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名古屋市から東に40分、豊田市から北西に25分。プライベートコースでプレーにはメンバーの紹介が必要。18ホールスルーのプレーで、ハーフをプレー後に10番ホール前にある大きな茶店で15分間の軽食を取る。
プレー前日は、名古屋駅近くのリッチモンドホテル名古屋納谷橋に泊まり、夕食は名古屋駅から徒歩12分、滞在ホテルから徒歩2分、かしわ、鰻料理の創業122年の老舗店、宮鍵で食べた。筆者は日本ゴルフコース設計者協会の会員で、年6度ほど2日間行われる研修会があり、今回は三好CCにだけ参加して、この宮鍵はその夕食懇談会の会場だった。
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2番 パー5 555ヤード(3)