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林間コース。赤松林にセパレートされ、フラットながら適度なアンジュレーションに富んだ36ホール。加治川コースは1965年にオープン。飯豊コースは違う設計家により1970年に9ホール、1995年に次の9ホールがオープンした。加治川コースは、フラットな林間に自然の造形美を生かしたバンカーやグリーンなど、日本の良さを取り入れたオーソドックスなコースで、ゴルフ本来の攻め方が楽しめる。一方飯豊コースは、距離・広さ、高低差などスケール豊かな地形に、池、クリーク、バンカーを巧みに配した本格的なリゾートコースを思わせるアメリカンスタイルの特徴的な戦略性に富んだコース。両コースの和洋の異なる格調の対称性に趣が感じられる。
加治川コースは各ホールが赤松林に仕切られた林間コース。歴史を感じさせる大きく育った松の木が表すように日本庭園を思わせる。INではグリーンの適度な起伏が印象的になっている。赤松の大木をFWやグリーン前に置いて空間を狭めた天然のハザードをイメージさせる戦略化を図っている。個人的に3ホールぐらいでFW中央やグリーン前の大木を伐採する方が、コースがより良くなると感じた。加治川コースで1983年、日本プロゴルフ選手権、1985年男子プロのトーナメント、2008年日本女子オープン開催。
スコアカード
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谷越えのショート。グリーンはやや受けていて、4個のバンカーに囲まれている。 |
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右に曲がってから左に曲がるS字型のロング。ティショット、セカンドとも右の松林はOBゾーン。セカンドは緩やかな打ち下ろしになり、左右にバンカーと左サイドの松林にも注意。グリーンは砲台で受けていて、3個のバンカーでガードされている。
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ストレートの短いロング。グリーンまで続く右サイドの浅いOBゾーンと左からグリーン手前に食い込んでいる池は要注意。セカンドはグリーンまで緩やかな打ち下ろしになるので、ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン手前はウォータ―ハザードなのでリスクが伴う。グリーンは横長の砲台で真ん中が凹んで(低くなって)いる3面グリーンで、右手前と右奥にバンカーが配されている。
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池越えの綺麗なショート。グリーンは縦長の2段でどちらの段も受けていて、3個のバンカーでガードされている。 |
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ティショットは落し所がやや狭くて、右バンカーが効いてくる。セカンドではグリーン左手前の松の木がスタイミーにならないように注意が必要。グリーンは受けていて、左右にバンカーがある。 |
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右ドッグレッグ。ティショットはFWセンターの松の木方向。グリーンは3個のバンカーでガードされ、左のOBゾーンは浅い。グリーンは3面あり、パットは難しい。 |
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やや右ドッグレッグの長岡市へ向かっての緩やかな打ち下ろしのロング。左サイドはグリーンまでOBが続く。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン左のOBが気になる。セカンドはグリーン150ヤード手前のクロスバンカー越え。グリーンは受けていて。3個のバンカーに囲まれている。
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少し打ち下ろしで、距離のあるショート。グリーン手前左右と左サイドはバンカーにガードされ、グリーン左のOBゾーンも浅い。 |
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名物ホール。緩やかに打ち下ろしていく、ストレートの長いミドル。セカンド地点からグリーンの間は窪地になる。セカンドはダウンヒルのライから強い砲台グリーン乗せるショットになり難しい。グリーンは強く受けていて、左右にバンカーが配され、右サイドはすぐOBゾーンになる。 |
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やや打ち上げで、FWは少し蛇行しているがほぼストレートホール。ティショットで左バンカー越えには235ヤードのキャリーが必要。グリーンは少し砲台で3個の大きなバンカーでガードされている。リーン上には微妙なアンジュレーションが施されている。 |
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新潟空港から北東に30分、新潟市から北東に40分。ビジターのプレーは可能。ランチで食べた新発田牛サーロインステーキは、柔らくて絶品だった。
藤田欣哉設計の他のコースは、 霞ヶ関CC・東コース(改造前、赤星四郎らとの共同設計)、東松山CC、静岡カントリー島田コース、 千葉CC・野田コース、 習志野CC・キング、クィーンコース、 八幡CC、伊豆国際CC、千曲CCがある。千葉CC・野田コースでの設計では大木があると決して伐らず、移植もせずに必ずグリーン周りに活かした。
前夜はコンフォートホテル新潟駅前に泊まり、ホテルから徒歩5分の居酒屋、越後一会 十郎で食べた。
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3番 パー3 156ヤード(2)