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ウィストリング・ストレイツはストレイツ・コースとアイリッシュ・コースがある。ミシガン湖に沿ってレイアウトされたリンクスコース。ミシガン湖のドラマチックな眺めが素晴らしい。自然の砂丘地帯に見えるが、もともと陸軍滑走路跡に無数のバンカー群と小惑星の表面のようなデコボコした穴だらけの平面を造った人工的なリンクス。何百年も前にそこにあったリンクスに見えるのは設計者の力量。バンカーが合計1000もあり、世界1と言っても過言ではないバンカー数。ただ実際プレーして効いてくるのは50ほど。フェアウェイは比較的広く、アイリッシュ・コースよりスコアーが出やすい。フェアウェイのグリーン面の片側が崖になっているホールが多く、威圧感がある。4つあるパー3はどれもが息を呑むほど美しく、すべて海沿いの崖の上にある。2004年、2010年、2015年に全米プロ開催され、2020年にはライダーカップが開催される。
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左ドッグレッグ。ティショットは左に大きなバンカーがあり、右のラフに打つとセカンドの距離がより長くなる。グリーンは縦に細長く左右は幾つかのバンカーでガードされている。
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右に曲がってから左に軽く曲がるダブルドッグレッグ。ティショットではフェアウェイの両サイドにバンカーが並び、落し所が狭い。ティショットを左サイドに打つとブラインドのセカンドを避けることができる。フェアウェイは左傾斜。セカンドは打ち下ろしになり、ロングヒッターはグリーン35ヤード手前に配された1つのポットバンカーに注意。縦長グリーンで左は9つのバンカーと下りスロープでガードされている。グリーンは左傾斜。
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左に湖が広がる打ち下ろし。グリーンは右手前から左奥に斜めに伸びていて、16個のバンカーで囲まれている。グリーン左のバンカー群は特に深いので避けるべき。グリーン手前から奥に下っていて、ピン位置が奥の場会は難易度が高くなる。
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セカンド地点からほぼ直角に右に曲がるホール。ティショットはストレート。ティショットは右に池といくつの大きなバンカーがあり、セカンドは左に池、右にデューンのバンカー群がある。グリーンは左に振られていて横に長く、サードは手前の池と一つの長いバンカー越えになる。
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やや右ドッグレッグ。ティショットはデューンのバンカー越え。フェアウェイ右はデューンに面してスライスボールが強いとバンカーに捕まる。それらのバンカーからは打ち上げになりグリーン面は見えない。グリーンはメガネの形をしていて、ちょうど2つの面の真ん中に深いポットバンカーが一つ配されている。グリーンの奥行きはあまりなく、傾斜が強い。
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右に湖が広がるショート。グリーン手前から右はいくつものバンカーでガードされている。グリーン左から奥にかけてはバンカーで2重の層なっている大きな丘の斜面が待ち構える。
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右ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしのブラインドショットになり、フェアウェイは右傾斜。セカンドも打ち下ろし。フェアウェイもグリーン右はデューンと数々のバンカーと急な下り斜面のラフに面し、遙か右にはミシガン湖がある。セカンドをグリーン左方向に打つのが安全。
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右に曲がってから軽く左に曲がるダブルドッグレッグ。ティショットはやや打ち上げになりバンカー群越え。セカンドは緩やかな打ち下ろしで、サードは打ち上げ。グリーン左をガードしている大きなバンカーが効いてくる。
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グリーンは大きく傾斜が強い、打ち下ろし。グリーンは左右の2段で、左のグリーンは簡単だが、右のグリーンは左右をバンカーに挟まれてグリーン面が細長くて難度が高くなる。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。
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急な右ドッグレッグ。ティショットではフェアウェイは急な左傾斜なので、ファウェイ右エッジ狙いが良い。左コーナーには大きなバンカーが配されている。そのバンカーに入るとセカンドでグリーン面が見えない。傾斜のあるグリーンの右手前から右にかけていくつかの深いバンカーがガードしている。 |
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左の湖とほぼ平行に走る、やや左ドッグレッグ。ティショットは左傾斜でフェアウェイ左は下りスロープのラフかバンカーになる。セカンドの落し所のファウェイはタイト。グリーンは縦に細長い砲台で、左のバンカー群からのバンカーショットはとても深いので距離合わせが難しい。
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長くてとても緊張感を強いられるショート。右手前にはいつの大きなバンカーが口を開けて待ち構え、右には3つのバンカーがある。縦長のグリーンは左傾斜していて、グリーンすぐ左のデューンは6メートルほど下にあり、アプローチショットは垂直の立ちはだかる壁に打つことになる。ボールが壁から近いとグリーンへのロブショットが打てない。
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左ドッグレッグのダイナミックなホール。ティショットはやや打ち上げになり、フェアウェイ左はデューンとバンカー群になる。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンは大きく、すぐ手前をクリークが横切り、グリーン右はデューンとバンカー群が配されている。 |
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ミルウォーキーから車で1時間、シカゴオヘア空港から2時間。ストレイツ・コースのプレーにはアメリカンクラブかイン・オン・ウッドレークかどちらかかの宿泊が必要。アメリカンクラブは静かで落ち着いていて100年前にタイムスリップしたような気分になるホテル。庭が美しく食事が美味しい。両ホテルからゴルフ場まで車で15分。
2015年度USゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて51位に選ばれている。ゴルフマガジン2015年度全米100で27位。トップ100ゴルフコース・オブ・ザワールド(top100golfcourses.com)の2016年度ウィスコンシン州で第1位。ウィスコンシン州にはおよそ500コース程ある。
ピート・ダイ設計でゴルフマガジン2015年度全米100に入っているのは、キアワ・アイランド・オーシャンコース(25位)、TPCソーグラス(29位)、ザ・ゴルフクラブ(33位)、ハーバータウン(41位)、ザ・オナーズGC(55位)がある。
姉妹コースとして同じグループ所有で同じ設計者のブラックウルフ・ランの2コースがある。2つのゴルフ場の移動は車で17分ほど。
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1番 パー4 493ヤード(3)