有名なメルボルン・サンドベルト地帯の南端とモーニントン半島の始まりに位置し、ナショナルGC・ロングアイランドコースに隣接する、ノースコースとサウスコースがある36ホールのゴルフ場。以前は1969年開場の以前はペニンシュラCCとして知られていた36ホールを有するゴルフコースは、2013
年にキングスウッドGCと統合しキングスウッドのコースを閉鎖し、4年に渡る大改造を経て2019年に新しいノースコースとサウスコースに生まれ変わった。ノースコースは50メートルの高低差があり、高度の変化が一般的なサンドベルトのコースよりとても大きい全てが壮大なスケールで展開し、各ホールが個性的で多様性が高いコースである。改造は全てのグリーン、バンカー、ティグランドの再構築と、一連の新しいクリークの追加など数多くのデザインの改善が行われた。
傾斜したグリーン、広大なバンカー、広いFW、サンドベルト地域で知られている砂、自生の草、ヒースランドの植生を組み合わせたラフで固く速い。改修によりコースはより開かれ広くなったが、コースの至る所でウェイストエリアが追加されているので、攻略には依然正確さが必要。FWは十分に広いが、ピンに近づく可能性を最大限に高めるには、ティショットの落し所は限定される。コースは在来の木々や草、ヒースランドの植生に囲まれており、世界クラスのバンカーと融合して見事な視覚体験を提供する素晴らしい自然のオーストラリアの雰囲気を作り出している。
スコアカード
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ほぼストレートの打ち上げ。ティショットでは左右にバンカーがありFWはタイト。セカンドはより強い打ち上げ。グリーンは大きく横にも長く、右奥から左手前に傾斜していて、3個のバンカーでガードされている。 |
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美しくチャレンジングなショート。やや打ち上げ。グリーンの両サイドはバンカーに囲まれている。グリーン前部はフォールスフロントなので、フラットなグリーン面に届かないと、そこに乗っても下り傾斜で30メートルほど転がり落ちる。 |
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名物ホールで素晴らしいロング。ティから海が見える。ほぼストレートで2オン可。ティショットは打ち下ろしになり、左のバンカーが効いていて落し所が狭い。セカンドは強い打ち下ろし。グリーンは2段形状で奥の段は強く受けていて、4個のバンカーに囲まれている。セカンド地点からはグリーンまでゴムの木とバンカーが点在する景観は見事。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左にウェイストエリア、右にバンカーがあり、FWは狭い。グリーンは逆L字型でアンジュレーシンガ強く、グリーンに囲まれたバンカーが左手前に配されている。 |
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やや左ドッグレッグの打ち下ろし。ティからはメルボルン市街地が見える。ティショットが成功すれば強い打ち下ろしなので2オン可。セカンドを刻む場合は左右のバンカーが効いてくる。グリーンは大きくて横にも長く、右サイドは大きいバンカーに囲まれている。 |
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海が見え、景観が素晴らしい打ち下ろしホール。グリーンは4個のバンカーに囲まれ、左サイドと奥は急な下りスロープになる。グリーンは強く受けていて、いくつかのコブもある。 |
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ストレートの長くて難しいミドル。ティショットでは右にバンカーがあり落し所が狭いが、距離が出るショットでなければセカンドでグリーンに届かない。グリーンは縦長で手前から奥に傾斜していて、左の2個のバンカーと右手前のバンカーに守られている。左のバンカーはコースで最も深く、鋭いエッジがパッティング面までずっと食い込んでいる。 |
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やや左ドッグレッグ。ティから230ヤードまではFWは広くてほぼフラットだが、長くて難しいセカンドが残る。その230ヤード先からグリーンまではタイトで馬の背FWがグリーンまで続くので、ドライバーで良いショットを打っても左右のラフ、バンカー、ウエィストエリアに転がるリスクが高いが、FWに残れば短いセカンドを楽しむことができる。このホールもティショットを考えさせられる。セカンドは打ち上げ。グリーンは右手前にバンカーが配され、左右は下りスロープになり、受けている。 |
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ウエィストエリアとブッシュ越えのショート。グリーンは5個のバンカーでガードされている。グリーンは縦に長く、前部にフォールスフロントがあり、奥半分の面は強く受けている。 |
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左に曲がってから右に曲がるロング。セカンドでのFWは左から右に傾斜している。サードは若干の打ち上げ。グリーンは大きく右サイドは3個のバンカーで守られている。 |
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強い左ドッグレッグの距離のあるロング。ティショットでは左コーナーに2個のバンカーがあり、ドローボールで攻めれば距離が稼げる。セカンド地点からグリーンまではストレートで緩やかに打ち下ろしていく。グリーンは縦に長い3角形で手前が幅広で、奥行くにつれて狭くなり、真ん中から奥に少し下っている。グリーンの左手前に1個、右手前に2個、手前に窪みがあり、左サイドは2個の大きなバンカーが配されている。 |
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急な左ドッグレッグで緩やかに打ち上げていくタフなミドル。ティショットでは左コーナーナーとそこからグリーン方向に100ヤードに渡っていくつかのバンカーがFW左サイドに続く。FW幅はドッグレッグの曲がり角が一番狭いので、ティショットでどのクラブを使いどの球筋で攻めるのかを考えさせられる。ロングヒッターはコーナーバンカーを狙って飛ばそうとするが、ラインが外れるとトラブルが待っている。グリーンは4個のバンカーに囲まれている。 |
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メルボルン中心地から南東に50分、メルボルン国際空港から南東に1時間20分。プライベートクラブでビジターはメンバー同伴が必要だが、同じ州以外か海外のビジターは、所属クラブの推薦状があればプレーできるがプレー費は高い。メール表示なのでヤードに換算している。ホテル並みの宿泊施設が隣接。クラブ施設、練習場は素晴らしい。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度オーストラリアでのベスト100コースで10位。オーストラリアには1700ほどのコースがある。
マイク・クレイトンは歴史がある多くのオーストラリアのコースの改造を行っている。 共同設計コースではセントアンドリュース・ビーチGCがある。
プレー前日はメルボルン市内のコートヤード・バイ・マリオット・メルボルン・フラッグスタッフ・ガーデンズ泊まった。午前にノースコースでプレーして、午後サウスコースでプレーした。前夜はホテルからほぼ東に徒歩15分のRare
Steakhouse Midtownで食べた。都心に3店舗あるステーキハウスで、オージービーフが美味しかった。
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後方から見るグリーン