フラットなリンクスコース。多くのホールで水が絡み、数多くあるバンカーの配置が巧み。ティショットでのフェアウェイは比較的広いが、グリーンに近づくにつれターゲットエリアは絞られてくる。フラットの中にもフェアウェイに適度な起伏が施され、いろいろなライから打つことになる。多くのホール短いラフの外側をリンクスコース特有の長いヒース草が生い茂り、このヒースの中に入れると、出すだけでも困難になる。４つあるパー５が全てプレーして面白い。

クラブハウスからの景観

３番グリーンの景観

急な左ドッグレッグの非常に長いパー４。左コーナーに横たわる２つのバンカーを越えるには２４０から２６０ヤードのキャリーが必要。このバンカー越えのルートでなければパーオンは難しいが、２７０から２９０ヤードの飛距離で奥にも配されたバンカーに捕まるので注意が必要。グリーン手前と右サイドは池に面し、セカンドショットも難しい。ティショット、セカンドともに距離と方向性が求められるホール。

やや左ドッグレッグ。左コーナーの大きなバンカーには２４０ヤードのキャリーが必要。セカンドショットは池越えになり、グリーン手前の花道には池が食い込んでいて、極端に狭くなっている。グリーン右にも池があり、グリーン手前と右には急なスロープがあるため、グリーンに届かないとウォーター・ハザードに転がり落ちる。このグリーンの景観は素晴らしい。

右ドッグレッグしてから左ドッグレッグしている、長いパー５。フェアウェイはウォーターハザードで２回分断されている。ティショットでは池を挟んでフェアウェイが左右に分かれていて、左のフェアウェイは広く安全だがグリーンまで遠くなる。右のフェアウェイは落下地点が狭く、そこに打つには２５０ヤードの正確なキャリーボールが必要になり、成功すればグリーンに近づくが、失敗すればパーで上がれない可能性が高くなる。右のフェアウェイを選んで成功した後も、選択が２つあり、グリーン手前１３０ヤード地点の右のフェアウェイに安全に刻むか、リスク承知で池越えを要する、グリーンに近い左のフェアウェイに打つかの決断に迫られる。難しいホールなので、パーを取るには、しっかりしたコースマネジメントと３打とも力強い正確なショットが必要になる。

上海市内から車で３０分、浦東空港から８０分。クラブ施設はシックで豪華。ジャグジバス、サウナあり。旅行会社を通して予約可能。

シングルハンディキャップの証明書をスターターに見せて、フルバックティの黒ティからプレーできた。ティグランドにはティが置いていなく、黒ティのヤーデージマーカーの横から打った。コース名の安亭という地域は車の販売で有名で、ティは車の形をしている。

車のティ

立派なロッカー室

レストラン

中国でのロバート・トレント・ジョーンズＪｒ．設計の他のコースは、上海国際G&CC、スプリングシティＧ＆ＬＲ・ レイクコース、サンシャイン（陽光）GC、楊柳青森林GC、東筦海逸（ハーバープラザ）GG、亜龍湾（ヤ・ロン・ベイ）GC、海峡オリンピックGC、香港では、ディスカバリー・ベイ（愉景湾）GCなどがある。