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コースの完成度が高く、また、美観的にも優れた丘陵コースでタイ屈指のコースの1つ。マウンテン(A)、レーク(B)、バレー(C)各9ホール、合計27ホールあり、そして、それぞれが特徴を持ち、変化に富んでいる。コースはチャレンジングで気持ち良くプレーできる。今回はレーク・バレーでプレーしたが、バレーの1番から4番ホールまでが特に上級者には攻めごたえがあり、堪能されること必至だと思う。コース全体に様々な南国の花々が咲き乱れ、これだけ見に来ても良いくらいだ。トーナメントではABコースが使われるが、このコースの本当の良さはBCコースであると個人的に思う。Aコースも一流の設計とはなっているが、Cコースの1番から4番ホールまでが特に上級者には攻めごたえがあり堪能できること、各ホール全く趣の違う顔を持っているのでプレーヤーを飽きさせないことなどでCコーズの方が自分としては好みである。
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グリーン回りの造形が大変美しいホール。グリーン両サイドにバンカーがあり、グリーン右のバンカーのその右は池。ティショットをフェアウェイ右サイドに運べば、次打でグリーンが狙いやすくなる。 |
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やや右ドッグの距離の長いパー4。セカンドショットは池越えになり、グリーンすぐ手前までずっとウォーターハザードが続き、パーオンの価値は高い。50ヤード幅の花道が左側に用意されていて、セカンドショットでグリーンを直接狙うにはリスクが大きすぎると感じるプレーヤーには逃げ道があり、この方法でのパーセイブも可能。 |
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打ち下ろしで池越えの難しいパー3。グリーンは横に細長く、グリーン前後をバンカーが固めているので正確なショットが要求される。 |
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打ち上げのロングホール。3打目は、左からせり出した丘越えで攻める必要性があり、ブラインドとなると言う欠点はあるが、逆に、これが大きな特徴となっており、レイアウトを知っているプレーヤーにとっては攻め応えがあるかも知れない。セカンドショットの落下地点のフェアウェイは左側に大きく連ねているバンカーで絞られていて、セカンドショットが特に難しいと言えよう。 |
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打ち下ろしでダイナミックなミドルホール。グリーン手前には100ヤード地点にクリーク、そしてそれを超えると大きなバンカーが待ち受けている。 |
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2回池越えのショットが必要となるパー5。細長い池が1打目のフェアウェイ左側に位置し、その次に、その池が狭いフェアウェイをクロスして、三打目地点では、砲台グリーン右側に位置する。又、グリーン右手前に大きなバンカーがあり、花道は極端に狭くなっている。グリーンの左には、マウンドとOBも待ち構えている。各ショット、戦略的でプレーヤーを考えさせると共にショットの正確さが要求されるホールである。グリーンは左奥から早く、パーオンしてもチャレンジは続くことから、あまり欲張らず、とにかくパーで上がることを心がけると良いかも知れない。 |
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フェアウェイ右には長いバンカーが続き、その右は池になっている。スライサーは要注意。セカンドショットはクリーク越えで、グリーンは右に振られている。 |
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距離が長いだけでなく戦略性も豊かな、非常に難しいパー4。フェアウェイ真中にバンカーがあり、バンカーと高低差でダブル・フェアウェイとなっている。ティショットを左側の高いフェアウェイに打てば、安全だがセカンドショットの距離は長くなる。右の低いフェアウェイでは、セカンドショットが少し短くなり、グリーンも狙いやすくなる。但し、フェアウェイ右はすぐ池になるので、ティショットでのコントロールが必要。このホールもセカンドショットは難しいクリーク越えになる。距離のあるドライバーショットで短めのセカンドまで持っていけない場合や、フェアウェイウッドとかロングアイアンの正確性に自信がない場合、クリーク手前に刻み三打目勝負という勇気も考えられる。 |
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池越えのパー3。グリーン手前の存在感のあるバンカー、そのまた手前に待ち受ける池、バンカーと池の間にはホールを彩る花が、競うようにプレーヤーの目を見晴らせている難度の高いホールである。 |
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パタヤから車で35分。クラブハウスは素晴らしく、そこから見る景観は抜群に良い。付帯するすばらしいロッジがあり、ゆっくり宿泊してプレーができる。キャディはしっかり教育されている。道路を挟んでの向かい側に、ブラパGCがある。
タイでのジャック・ニクラス設計コースは、スプリングフィールド・ロイヤルCC、ミッションヒルズGC、カオヤイGC、キリマヤGR&S、ミッッヒルズ・プーケットGR&S、ザ・レガシーGCなどがある。
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2番ホールから見た3番ホールのグリーン