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少し高低差があるパークランドコース。初めの8ホールは時計の反対周りに進み、右サイドが全てOBゾーンになるユニークなレイアウトをもつ。パー3とパー4は距離の長短があり、ホール毎の変化も良く、ティリングハースト設計の良さが十分に味わえる。グリーンは小さく、バンカーが随所に置かれて、ラフはしっかり効いている。最後の4ホールは悪くはないが、5番ホールから14番までのワールドクラスのホールが多くある素晴らしい10ホールと比べて少し劣っているのが残念。
2002年のウォーカーカップ(男子アマチュアの英米対抗戦)と2018年カーティスカップ(女子アマチュアの英米対抗戦)を開催。2002年から2011年までギル・ハンスがティリングハーストのオリジナルデザインへの修復と改造、多くの木の伐採を行った。グリーンとFWのコンディションは最高に良い。
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やや左に曲がってから右に曲がるダブルドッグレッグ。ティショット、セカンドともに右サイドにOBがある。サードショットは緩やかな打ち上げ。グリーンの50ヤード手前に大きなクロスバンカーが置かれ、セカンドで手前に刻むか越えていくかの決断に迫られる。奥から手前への傾斜の強い2段グリーンで、左右にバンカーが配されている。
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ストレートで緩やかな打ち下ろしの美しいミドル。ティショットではFWはタイトで275ヤードの地点からより狭くなり、右サイドに林のOBがある。グリーンの左半分はとても深いいバンカーに囲まれて、そのバンカーの左に池、グリーンの右手前にもバンカーが配されている。受けグリーンで尾根も走っている。
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池越えの綺麗なショートで少し打ち下ろし。グリーンの手前は水、左右と奥はバンカーでガードされている。 |
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右ドッグレッグの長くて難しいミドル。ティショットはやや打ち下ろしで右サイドの2個のFWバンカー越えがベストルートだが、FW幅は27ヤードほどしかないほど狭く、右に傾斜している。ドライバーの飛距離と正確性が要求される。セカンドは少し打ち上げ。グリーンの左に大きくて縦に長いバンカーでガードされている。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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強い右ドッグレッグ。ロングヒッターはFWを横切るクリークに注意。グリーンは砲台で3個のバンカーでガードされている。 |
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やや右ドッグレッグの短いミドル。FWの真ん中にラフのマウンドが2個あり、ロングヒッターは250ヤードのキャリーで越えるが、その先のFWは狭く、左右は深いフェスキューのラフでガードされているので、ラフに入るとボギーもあり得る。また右サイドのOBゾーンはとても浅い。グリーンの左右にバンカーが配され、グリーンは強い砲台で、上からのパットは速い。 |
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グリーンが5個のバンカーでほとんど囲まれている、少し打ち下ろしのショート。グリーンは斜めに細長く、小さい。短いホールだが、パーオンするには技術が必要。 |
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左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドに木立とクリーク、右サイドに3個のバンカーがある。FWは広いが、バンカーのすぐ左から打つのがセカンドのベストアングルなので、バンカーが効いてくる。横に長いグリーンの手前と右サイドはクリークに面する。グリーンの左サイドと奥はバンカーが配されている。グリーンは小さく右傾斜。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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ストレートの打ち上げでタフなホール。ティショットでは右サイドのバンカーと左サイドの木立が効いてきて、FWは左傾斜。グリーンの左サイドから手前をガードする大きなバンカーにより、セカンド地点でグリーンが遠くに見える錯覚させられる。グリーンの右手前にバンカー、右サイドにグラスバンカーも配されている。強い受けグリーン。 |
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少し打ち下ろしのとても長いショート。グリーンの25ヤード手前にクロスバンカーが置かれ、グリーンへの距離感を惑わす。グリーンの右サイドは縦に長くて大きなバンカーでガードされている。2段グリーンで、傾斜が複雑に入りまじっているので、グリーン上も難しくパットのラインが読みに辛い。 |
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左ドッグレッグの壮大なロング。ティショットは打ち下ろし、セカンドから打ち上げ。ティショットは右サイドの1個の大きなバンカーがあり、左サイドにはバンカーが5個並んでいる。セカンドは4個のクロスバンカーを越えるか、手前に刻むかを決断しなければならない。どちらの落下地点もFWは右に傾斜。グリーンは左手前に1個、右サイドに2個のバンカーでガードされている。グリーンは真ん中に背の高い尾根が走り、グリーン面を左右に分けている。ティグランからはバンカーが20個も置かれているのが見えるので、“サハラ”ホールのニックネームで呼ばれている。
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やや右ドッグレッグの少し短いミドル。ティショットでは左サイドの木立と右サイドの2個のFWバンカーが効いてくる。FWはタイト。グリーンは小さく縦長で、4個のバンカーでガードされている。ラフから打つセカンドはたとえ距離が短くてもグリーン上で止まりにくい。砲台の受けグリーン。 |
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ストレートホール。ティショットは両サイドに木立があるが、250ヤード先から下り傾斜なので、ロングヒッターは距離が稼げる。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは斜めの形状で、2個のバンカーでガードされている。
ピンが右奥に切られた場合、その手前のガードバンカーはブラインドになるので注意が必要。 |
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ニューヨーク、マンハッタンから北に30分。プライベートクラブでメンバー同伴か紹介が必要。クエーカーリッジCCと ウィングドフットGCは道路を挟んで隣同しで、 ワイカガイルCCとは4キロ離れているだけで近い。
トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2019年度ニューヨーク州ベスト70コースで第9位。ニューヨーク州には1000近くのゴルフコースがある。トップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100コースでは第47位。2020年度ゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて第74位に選ばれている。
A. W. ティリングハースト設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、バルティモアCC、ベスページ(ブラックコース)、クエーカー・リッジGC、リッジウッドGC、サンフランシスコ
GC、ウィングド・フットGC(イーストコース)、ウィングド・フットGC(ウェストコース)、サマセットヒルズCC、スリーピーホーローCC(アッパーコース)、ワイカガイルCCと10コースある。ニューヨーク州では61コースの設計と改造に関わった。
プレー前夜はニューヨーク市のブロンクスにあるオペラハウスホテルで泊まった。コースまでほぼ北に30分。午後のスタートだったので、コース近くのMason
Sandwichでランチを食べてプレーをした。
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1番 パー5 527ヤード(3)