|
ゴルフの「ヤンキーススタジアム」と呼ばれる、ほぼフラットなパークランドコース。ウェストとイーストの2コースあり、ウェストは距離が長く全米オープンを5度回開催している本格的なチャンピオンシップコースで、イーストは短いが、FWはより狭くグリーンはより小さく、個性的なホールが多い。イーストコースは1番から10番ホールまで1つのループで一旦クラブハウスに戻り、11番から18番の8ホールは、ウェストコースのOutのInの間の細長い敷地にレイアウトされている。FWとグリーンのフロントのつなぎ方が特に素晴らしい。ウェストコースは似たようなホールが多いが、イーストの各ホールはバラエティに富み、プレーしてより面白い。4つあるパー3にタフなホールが多く、全てが印象的。11番から15番ホールの5ホール連続世界クラスの出来であろう。
2012年にはギル・ハンスにより、ティリングハーストのオリジナルのバンカーとグリーンの形状とサイズに戻した。ウェストコースの方は距離がありタフなだが、グリーンとグリーン周りだけを見れば、イーストコースの方が難しい。受けグリーンが多く、いくつかのグリーンは強く受けているので、手前のガードバンカーとかフォールス・フロント(グリーンのフロントの面が偽りのグリーンで手前の花道まで傾斜で転がって戻る形状)を避けるために大き目のクラブで打つと、ピンをオーバーしてしまい、受けグリーンでの下りのパットと寄せはとても速く難しい。今まで2回の全米女子オープンと2004年に全米シニアオープンを開催。
|
|
|
やや左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドのFWバンカーは効いているので、FW右半分狙いが良い。右サイドにはOBゾーン(?)がある。グリーンの左右にバンカーが配され、右奥のOBゾーンは浅い。グリーンは強く受けていて、尾根も走っている。 |
|
|
ほぼストレートで、ロングヒッターは2オン可能なロング。ティショットではFWは右に傾斜して右サイドにバンカーがある。セカンドではFWは左に急傾斜して、左サイドにバンカー、右サイドに木立とOBゾーンがある。グリーンの左サイドは2個のバンカー、右サイドは急なスロープでガードされ、グリーンは受けながら2個のコブもある。
|
|
|
|
|
絵葉書になるような綺麗なショート。グリーンの左に大きなバンカー、右奥に小さなバンカーが配さている。グリー上にいくつかの小さなマウンドがあり、フォールス・フロントに注意。 |
|
|
右に右にと曲がっている距離のあるミドル。ティショットは池越えで、ティショットもセカンドもFW左サイド狙いが良い。セカンドで緩やかな打ち下ろしでFWは右に傾斜して、右サイドの池と3本の木立が効いてくる。グリーンは強い砲台で、強く受けている。
|
|
|
|
|
強い右ドッグレッグ。ティショットは左サイドに打つのが良い。FW右半分からのセカンドは右の木々が邪魔になりグリーンを狙えない可能性が高い。グリーンは縦長で、強い尾根が斜めに横切る。グリーンの左右はバンカーでガードされている。 |
|
|
美しいショート。グリーンは4個のバンカーに囲まれていて、右サイドのOBゾーンも浅い。砲台の受けグリーンで、ピンの上からのパットはとても速い。表示距離より視覚的に短く見えるので注意。グリーンの奥にはアザレアが豪華な花を咲かせている。この花はオーガスタ・ナショナルGCでよく見かけるのと同じもの。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。 |
|
|
左ドッグレッグのタフなミドル。ティショットはFWの真ん中右狙いが良い。セカンドが難しく、距離と方向性が要求される。グリーンは少し砲台で縦に細長く、花道は狭い。グリーン左右にどちらも長いバンカーが配され、グリーンは受けている。
|
|
|
|
|
強い左ドッグレッグで2オン可能な短いロング。ティショットは左サイドのバンカーと木立が効いていて、FWセンターのやや右狙いが良い。グリーン左右にバンカーがあり、左のバンカーは深い。グリーンはアンジュレーションが強く、傾斜も複雑でパットが難しい。
|
|
|
|
|
ほぼストレートの少し短いミドル。ティショットでは右サイドのFWバンカーが効いてくる。このバンカーは250ヤードで捕まるが、届かないクラブで安全に刻んでもショートアイアンでグリーンを狙える。グリーンは砲台で、強く受けていて尾根も横切る。グリーンは横に細く50ヤードも奥行きがあり、左右はバンカーでガードされている。 |
|
|
セカンド地点からほぼ直角に左に曲がるロング。ティショットでFW右半分に打つとセカンドが打ちやすい。グリーンは3個のバンカーでガードされ、強く受けている。グリーンの奥は急な下りスロープになるので、グリーンオーバーからの寄せはパーセーブが難しい。
|
|
|
|
|
名物ホールでとても美しいショート。グリーンは砲台で斜め形状。グリーンの左と手前から右サイドに2個の深いバンカー、奥には木立が配され、グリーの左サイドから奥にかけて下り傾斜のラフになる。グリーンは右奥から左手前に傾斜している。
|
|
|
|
|
右ドッグレッグ。ティショットでは左サイドのバンカーが効いてくる。グリーンは砲台で左右はバンカーでガードされ、右サイドのOBゾーンは浅い。グリーンは縦に細長く、前部4分の1は強く受けている。 |
|
|
ストレートで美しくて短いミドル。ティから265ヤード先にクリークが横切る。グリーンは縦長の強い砲台で、左右のガードバンカーはとても深い。特に右のバンカーは身長の2倍ほどの深さがある。受けグリーン。 |
|
|
バンカーが1つもないが長く戦略性豊かなホール。縦長で長方形のグリーンの前部5分の1はフォールス・フロントになる。グリーンの左右と奥からのアプローチが難しく、グリーンを捉えないとボギーになる確率が高い。アメリカのゴルフコースで最も難しいパー3の1つ。
|
|
|
|
|
ストレートで緩やかな打ち上げの長いミドルでとてもタフ。ティショットでは右サイドのバンカーがFWに食い込んでいて、FWは狭い。グリーンは長方形で、左右にバンカーが配されている。グリーンは受けていて、前部にフォールス・フロントがある。クラシックで典型的なティリングハーストのグリーン。 |
|
|
ニューヨーク、マンハッタンから北に30分。プライベートクラブなのでメンバー同伴が必要。クラブハウスは100年ほど前に建築されたもので、レストランには風が入るように計算されていて、未だにエアコンは取り付けられていない。真夏でもエアコンなしで過ごせる。
トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2019年度ニューヨーク州ベスト70コースで第10位。ニューヨーク州には1000近くのゴルフコースがある。トップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100コースでは第44位。2020年度ゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて第62位に選ばれている。
A. W. ティリングハースト設計でトップ100ゴルフコースの2019年度全米ベスト100コースにランクインしているのは、バルティモアCC、ベスページ(ブラックコース)、クエーカー・リッジGC、リッジウッドGC、サンフランシスコ
GC、ウィングド・フットGC(イーストコース)、ウィングド・フットGC(ウェストコース)、サマセットヒルズCC、スリーピーホーローCC(アッパーコース)、ワイカガイルCCと10コースある。ニューヨーク州では61コースの設計と改造に関わった。
現大統領のドナルド・トランプ氏も古くからのメンバー。100年の歴史の中名物キャディも多く輩出している。マンハッタン周辺には数多くのゴルフコースがあるが、ウィングドフット
ゴルフクラブは“ゴルフコースのヤンキース・スタジアム”と呼ばれ名声が高い。
プレー前日はSheraton Tarrytownに泊まり、近くのインド料理店、Sitar Indian Cuisineで食べた。ホテルからコースまでは南東に25分。
|
1番 パー4 400ヤード(2)