|
海抜80メートルの丘の中腹に造られた丘陵・林間コース。合計3コースあり、他の2コースのリンクスコースと違い、豊富な樹木(ティ―ツリー)が各ホールをセパレートしている。険しい海岸沿いのティーツリーを抜けてドラマチックに展開し、18ホール中6ホールで素晴らしい海の景色を眺めることができる。ホールの高低差は大きく曲がりくねって丘を登り、谷を下るように進んで行く。
最終ホール以外の17ホール全てが個性的で趣があり、プレーがとても楽しい。
2000年に新しいクラブハウスが建てられたことのより、ルーティングの大幅な変更があり、それ以前の1番目のホールが6番目のホールになり、息抜きができた短いパー4の以前の14番目ホールが、個性があまりない最終ホールになったのが少し残念だ。コース全体の戦略性は十分に高く、ショットが曲がると、ペナルティを払わなければならない。その上、ティグランドが後方に伸びるほど、ティグランドも高くしている設計で、風の影響をより多く受ける。FWは波打っていて、グリーンも大きくアンジレーションが非常に強い。パーオンしても、ピン位置から遠いと、3パットのリスクが高いので、正確なアプローチショットが要求される。丘の上に立地するため、多くのホールで見受ける海岸線の景観は非常に美しい。
スコアカード
2007年2月プレー時(旧版)
|
|
|
ストレートホール。ティショットは谷越えで、左にバンカーがある。グリーンは縦に長く左右に5個のバンカーが配されている。グリーン上には左右にコブがあり左奥に尾根が走る。
|
|
|
|
|
距離のあるストレートのミドル。少し打ち下ろしのティショットが飛べば飛ぶほど、右サイドの2つのバンカーと、右から張り出している林により、落とし所が極端に狭くなる。右サイドの2個のバンカーには250から270ヤードのティショットで捕まり、セカンドでグリーンが狙えなくなる。グリーンは強い砲台で、左手前をガードしている大きなバンカーは8メートルほどの高さがあるので、避けるべき。グリーン上は中央に尾根が縦に走り、手前から奥に傾斜しておる。
|
|
|
|
|
左ドッグレッグのタフなミドル。少し打ち下ろしのティショットは深い谷越えで、セミブライドになるが左サイドのバンカー越えがベストルートだが、250ヤード前後のキャリーが必要。右サイドに2個のバンカーがある。セカンドは打ち上げになり、バンカーがなく段差の強い2段グリーンに向かって打っていく。このホールはティショットの飛距離と方向性、セカンドショットの距離感が重要になる。
|
|
|
|
|
池越え、打ち下ろしのショートホール。グリーン前面は池に面しているので、風の強い日は特に、正確な距離の判断が重要になる。グリーンは横長で、左半分の面は真ん中に尾根が横切り、右半分の面は強く受けていて、グリーンの左右をバンカーがガードしている。このホールはザ・ナショナルGCの54ホールで唯一水が絡むホール。
|
|
|
海に向かって打つやや右ドッグレッグの短めのミドル。ティショットは打ち下ろしで、左サイドにバンカーがある。グリーンは縦長で砲台の2段形状で、左右にバンカーが配されている。
|
|
|
息が止まるぐらい美しい絶景・名物ホール。ティショットは谷を越え。グリーンは80ヤード前後の横長で、奥行きはあまりなく、奥のバンカーが効いている、グリーン奥にもトラブルがあるので安全な場所はグリーンだけになる。グリーン後方に臨む海の景色はすばらしい。アメリカのゴルフマガジン誌の2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。
|
|
|
|
|
やや左ドッグレッグのアップダウンが激しいロング。ティショットは強い打ち下ろしで、下り勾配を転がり落ちて距離が稼げるので、ロングヒッターは2オン可能。ただし、グリーン手前の大きなガードバンカーが効いてくる。セカンド地点からグリーンまで強い打ち上げ。グリーンは縦に長く強く左に傾斜していて、左に3個、右に1個のバンカーに守られている。
|
|
|
|
|
初めは強い左ドッグレッグで次にやや右に曲がるダブルドッグレッグのロング。ティショットでは、安全にFW右サイドを狙うか、230ヤードのキャリーボールが必要な左サイドの2つの大きなバンカー越えを狙うかの2つのオプションがある。セカンドでは左のブッシュと右の2個のバンカーが効いてくる。サードは若干打ち下ろし。グリーンは少し砲台で真ん中に尾根が横切り、左右は深いバンカーでガードされている。グリーンは大きく、14番ホールのグリーンと共有している。
|
|
|
|
|
やや右ドッグレッグに見えるが、ほぼストレートで打ち下ろしのミドル。ティショットがブラインドになる。セカンドは緩やかな打ち下ろし。ティショットの距離が出れば、坂道を転がり落ちて、ウェッジでグリーンを狙えるが、距離が出ないと7番アイアン前後で左足下がりの難しいライからのショットになるので、ロングヒッター有利のホールと言える。セカンドショトは海に向かって打つことになる。少し砲台のグリーンは横に長く、真ん中が凹んだ3段グリーンで、真ん中奥には大きなコブも施されている。グリーンは7個のバンカーで守られている。
|
|
|
|
|
左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。左コーナーに横たわる2個のバンカーを越えるには270ヤードのキャリーボールが必要なので、バンカーの右サイドに打つのが安全。セカンドはグリーン回りの3個のバンカーだけでなく、グリーン左手前のある3本の木立も避けなければならないので、正確なショットが必要になる。グリーンは10番と共有で、奥が低い2段グリーン。
|
|
|
|
|
右ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしになり、左右にバンカーがあり、ドッグレッグのコーナーまで距離を出さないと、セカンドではグリーンが見えない。セカンドは少し打ち下ろし。グリーンは3個のバンカーでガードされている。グリーンは段差が2メートルある斜めに長い2段形状で、ピンとは違う段に乗ればパットが大変になる。
|
|
|
|
|
少し打ち下ろしで、深い谷越えのショート。グリーン左手前のバンカーと、手前の急な下りスロープが効いてくる。グリーンの右にブッシュ、奥にはバンカーも配されている。 |
|
|
ほぼ直角に左に曲がってから、緩やかに右ドッグしているロング。ロングヒッターは2オン可能だが、ティショトでは左コーナーのバンカー越えのベストルートで、砲台ティから260ヤードの正確なキャリーが必要。安全なルートはバンカーの右のFWにティショットを運ぶことで、そこからは、FWは下り勾配になっている。グリーンのフロントエッジから50ヤードほど手前にある深くて大きなバンカーがセカンドの落とし所を限定している。グリーンは中央に縦に大きな尾根が走る馬の背形状の砲台で、正確なアプローチショットを要求している。このホールはすばらしいオーシャンビューも楽しめる。
|
|
|
|
|
メルボルン市内より南に90分。プライベートクラブ。プレーにはメンバー同伴が必要。但し、海外を含めて、ビクトリア州以外のビジターはプレー可能な場合がある。距離はメートル表示なのでヤードに換算した。
ザ・ナショナルGCはモーニントン半島の最南端近くに位置して、オールドコース、 ムーナーコース、 ガナマッタコースがある。2015年にモーニントン半島の始まりに位置し、これら3コースから北東に45分の ロングアイランドコースと合併した。、合併後ザ・ナショナルGCは4コースを有し、全てがオーストラリアのベスト100コースにランクインしている。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度オーストラリアでのベスト100コースで第15位。オーストラリアには1700ほどのコースがある。ロバート・トレント・ジョーンズJrのオーストラリアでの他の設計コースはジューンダラップ・リゾート、ハイヤット・リージェンシー・クーラムGC、メドウスプリンングスG&CC、隣国ニュージーランドではゴルフハーバーCCがある。
プレー前日はモーニントンペニンシュラのライにあるDemure Charmに泊まった。4ベッドルームある一軒家で仲間のゴルファーの4人で部屋を分け、快適に泊まれた。宿泊先からコースまで南東に8分。午前に セントアンドリュース・ビーチGCでプレー後に午後にこのオールドコースでプレーした。2コースの移動時間は車で11分。前夜はホテルからほぼ西に10分のソレントにあるLoquat & Voodoo Loungeで食べた。前夜に続き2日連続食べたレストランだ。
|
グリーン