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海岸線から1キロほど離れた海の見えないデューンズの土地に展開するパークランドコース。1909年にハリー・コルトが再設計とルーティングを変更した。イングランドやスコットランドを思わせるリンクスだが、起伏はさほどきつくない、自然そのままの高低差を活かした設計になっている。前半はフラット、後半は高低差少しあり、18ホールが1つのループで展開する。パー72で6700と距離はあまりなく、パー5で短いホールが多い。しかしFWはタイトで左右の樹木、フェスキュー、ブッシュが迫っているホールが多く、距離よりも方向性が正確でなければ好スコアにつながらない。さまざまなハザードの使い方がうまく、攻略の仕方にバラエティをもたたせている。
ベルギーオープンを何度も開催している。当初は現地の地名からクノック・ゴルフクラブと呼ばれていたが、1925年に“ロイヤル” の称号をもらい、名前が変わった。
スコアカード |
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美しく短いショート。縦に細長いグリーンで、手前に1個と左に1個、右に2個のバンカーが効いている。グリーンの右サイドに木立がある。 |
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左ドッグレッグの短いロングで2オン可。FWは狭く左はフェスキューのラフ、右サイドに木立とブッシュが続く。グリーンは縦に長く、左右は下りスロープになり、手前を2個のバンカーとグリーン20ヤード手前のクロスバンカーで守られている。 |
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左ドッグレッグの難しいミドル。ティショットではFWは狭く、左サイドはフェスキュー、右サイドに木立とバンカーがある。グリーンは縦に細長く、起伏があり、左に1個、右に2個のバンカーが配されている。 |
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右ドッグレッグ。FWはタイト。グリーンの左サイドと右手前にバンカーが配されている。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットは落し所が狭く、右サイドにバンカーがある。グリーンは饅頭型で、左右をバンカーでガードされている。 |
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やや左に曲がってから右に曲がるロング。狭いホールなので、飛距離よりも正確性が必要。グリーンは強く受けていて、4個のバンカーでガードされている。
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左ドッグレッグのタフで距離のあるミドル。ティショットではFWはタイトで左右にフェスキューがある。グリーンは受けていて、右サイドと奥にブッシュがある。バンカーは一つも無いホールだが、戦略性が高い。
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やや右ドッグレッグで短めの面白いミドル。ティショットでは左右のバンカーが効いていてFWは狭い。グリーン上の前4分の1はフォールス・フロント(偽りのグリーンで急な下り傾斜)になり、そこに乗っても傾斜で手前に転がり落ちる。グリーンの左手前と右奥にバンカーと奥にブッシュが配されている。 |
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左ドッグレッグの短いロング。ティショット、セカンドともに左右の林で狭いが、2オン可。グリーンは4個のバンカーでガードされ、木立とブッシュに囲まれている。受けグリーン。
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森の中に佇むショート。グリーンは長方形で縦に長く、しかも砲台で受けていて、左右前方を4個のバンカーでガードされている。グリーン右サイドのバンカーは深いので入れるとパーセーブが難しい。 |
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セカンド地点から右に曲がっているロング。セカンドはブラインドになり、グリーンの100ヤード手前からグリーンまで緩やかな下り勾配。グリーンの左右はバンカーが配され、グリーン上に尾根が2本走り、距離があるパットは難しい。
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ブリュッセル市から北西に1時間30分、ブルージュ市からほぼ北に30分。プライベートクラブだがプレーは可能。メートル表示のコースなのでヤードに換算している。ランチでベルビービールを飲んだ。ベルギーは世界1ビールの種類が多い国。
プレー前夜はブルージュ市内のHotel Martin's Bruggeに泊まった。朝食はベーグル専門店のSanseveria
Bagelsalonで取り、市内を観光してから午後にプレーした。ブルージュは真珠をつなぐ糸のように運河が張りめぐらされていて、中世の面影を残す街だ。
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3番 パー3 148ヤード