|
ウェールズの南ブリストル海峡を北に見るサマセット海岸にあるリンクスコース。ウェストワード・ホー!のプロ、チャールズ・ギブソンが初めに初歩的なコースを設計し、1897年に18ホールに拡張された。このクラブのメンバーのハーバート・ファウラー(1902年のキャプテン)、チャールズ・アリソン(1907年のキャプテン)がそれぞれ1910年代と1920年代に本格的なリンクスコースに改造した。海の近くの谷にある細長い敷地に展開しており、変化に富んだ雄大なデューン(砂丘)を縫ってFWがどこまでも延びていく。1番ホールから美しいデューンの間を蛇行しながらほぼ北上して、10番ホールで折り返して蛇行しながらほぼ南下する。デューンの間を進んでいくホールがOUTに多く、牧場のような視界がオープンのリンクスホールがINに多い。
1番から5番ホールと14番から18番ホールが特に素晴らしい。4個あるパー3も傑出したデザイン。グリーンは総じてアンジュレーションが強くグリーン面はなめらかで転がりが良い。グリーンコンプレックス(グリーンのガードバンカーを含めたグリーンの形状)はとても良く、多くの下り傾斜が配されていて、グリーンも小さいので、正確なアプローチショットが要求される。適所に配されている合計44個あるバンカーは、数はそれほど多くないが深いのでこれらのバンカーと、深いラフに入れないコースマネジメントが必要になる。ブラバゾントロフィーやイングリッシュアマチュアなど、イギリスを代表するアマチュアゴルフトーナメントの多くを主催している。
|
|
|
ストレートホール。ティショットでは左右に背の高いデューンが並び落し所は狭いが、FW左半部に打たなければ前方の右サイドから迫っているデューンの丘でグリーンが見えない。グリーンは縦に細長い。 |
|
|
FWがデューンの丘の間を縫うように蛇行している、ほぼストレートホール。ティショットは左右のデューンの間に打っていく。FWは自然の起伏のアップダウンが多い。グリーンは縦に細長い2段形状で、左サイドに3個のバンカーが配され、右サイドは下りのスロープになる。
|
|
|
|
|
左ドッグレッグ。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、ロングヒッターは左サイドの大きな窪地と2個のポットバンカー越えのベストラインを狙えるが、ほとんどのプレーヤーでのセカンドはブラインドショットになる。グリーンはデューンに囲まれたパンチボールグリーン。
|
|
|
|
|
右ドッグレッグ。ティショットは少し打ち下ろし。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で左右3個のマウンドが配されている。天気の良い日はティからブリストル海峡の素晴らしい眺望が望める。 |
|
|
クラシックなショート。少し打ち上げで距離があり、ホールがデコボコしているデユーンに囲まれ、グリーン手前を3個のバンカーがガードしているので、一見難しく感じるが、プレーするとそれほどまでにタフでない。縦長のグリーンの左サイド真ん中ぐらいに打てばボールは傾斜で中央に転がるし、左奥に外しても寄せは簡単。しかし風の方向次第でショートアイアンからウッドまで変わってくるので距離感が難しいホール。 |
|
|
やや左ドッグレッグ。ティショットではFWは狭いが右サイド狙いが良い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは砲台で受けていて、左サイドにポットバンカーが配され、右サイドに外すとそこからの寄せは簡単ではない。 |
|
|
やや右ドッグレッグの2オン可能なロング。ティショットは溝越えで、左サイドに土手と3個のFWバンカー、右サイドに溝が走り、落し所が狭い。セカンドは左サイドのゴース、右サイドの溝が効いてくる。グリーンは縦長で砲台。
|
|
|
|
|
グリーンが6個のバンカーで囲まれているクラシックなショート。砲台グリーンで、グリーン上は微妙なアンジュレーションが施されている。 |
|
|
右ドッグレッグ。ティショットは丘越えのブラインド。グリーンの右手前にバンカーが配されている。 |
|
|
やや右ドッグレッグの打ち上げ、ティショットではFWは左に傾斜している。グリーンは縦長で強い砲台の2段形状。チャーチ(教会)が正面に見えるので、チャーチホールと呼ばれていて、ティショットではチャーチの建物の先端部分が打つ方向の目印になる。
|
|
|
|
|
緩やかな打ち上げでタフなショート。グリーンは強い砲台の2段グリーンで左にも傾斜している。グリーンの右サイド狙いが良い。 |
|
|
FWは蛇行しているが、ほぼストレートの長くて難しいミドル。ティショットは打ち下ろしでブラインドのFWに打って行く。左サイドはグリーンまでブッシュが続き、右サイドはラフの窪地がある。グリーンは窪地の中に置かれ、すぐ左にブッシュ、左手前に大きなマウンドが配されている。
|
|
|
|
|
名物ホール。砲台ティから強い砲台グリーンに打っていく素晴らしいショート。グリーンは左手前のバンカー、左サイドのブッシュ、右サイドの2個のバンカーでガードされている。グリーン手前の花道は急な下りスロープなので、直接グリーン面を捉えなければパーオンしない。 |
|
|
左ドッグレッグの難ホール。ティショットではコーナーに沿ってドローボールが打てれば、FWを転がっていくのでセカンドが短くなる。グリーンは左サイドのブッシュと1個のバンカー、右サイドの3個のバンカーでガードされている。
|
|
|
|
|
|
1番 パー4 383ヤード(2)