インぺリアル GC
Imperial Klub Golf
 
コースデータ
所在地 インドネシア、ジャカルタ  
コース長 7206ヤード パー72  
コースレート 75.4  
プレー日 2010年5月2日  
設計者 デズモンド・ミュアヘッド  
オープン 1995年  
キャディあり 
ゴルフカートあり 
評価
総合評価
4.60
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4

 

ほぼフラットな立地に各ホールが個性的にデザインされたユニークなコース。フラットながらもフェアウェイに微妙な傾斜が造られたり、フェアウェイ左右にマウンドが施されたりして、緩やかな丘陵コースだとプレーヤーに錯覚させるぐらい設計者の能力が発揮されている。このプレーヤーを錯覚させる点という意味では、違う設計者だが栃木県の日光CCの匠に通じるものがある。12番ホールは女体を形どったホールで歌手のマドンナを彷彿させるので、別名マドンナコースとも呼ばれている。デズモンド・ミュアヘッド作の7、8コースプレーしたことがあるが、このコースと千葉県、オークビレッジGCのいくつかのホールと似ていた。



クラブハウスからの景観

11番ホールの3段の階段状のフェアウェイ

スコアカード
 
1番 パー4 417ード

1番 パー4 417ヤード(2)

1番 パー4 417ヤード(1)
右ドッグレッグ。ティーショットは右コーナーに配された大きなバンカーが効いており、比較的狭いフェアウェイの両サイドにパーム・ツリーが並ぶ。グリーン右手前にバンカーが配されている。
 
2番 パー4 453ヤード

2番 パー4 453ヤード(2)

2番 パー4 453ヤード(1)
ストレートの難ホール。フェアウェイは狭く、その両サイドをマウンドとバンカーがガードしている。グリーンは横にとても長く、ピンが右に切られている時は右手前のガードバンカーが効いている。
 
4番 パー4 392ヤード

左ドッグレッグとほぼストレートのアイランドフェアウェイの2つのルートからなるホール。右側のルートはドライバーを使えるが、狭いフェアウェイは手前の池と奥のバンカーでガードされている。左側のルートはティーショットの距離は短く、フェアウェイウッドかアイアンでのティーショットになる。ほとんどのプレーヤーはこの直線的なルートを選ぶようだ。グリーンは横長で、奥行きが20ヤードしかなく、その前面は池と深いバンカーにガードされている。

 

4番 パー4 392ヤード(3)

4番 パー4 392ヤード(2)

4番 パー4 392ヤード(1)
 
5番 パー3 157ヤード

横から望む5番グリーン

5番 パー3 157ヤード
浮島グリーンのショートホール。グリーンは池とバンカーで囲まれている。インドネシアでの世界遺産、ボロブドゥール寺院をモチーフにしているようだ。このホールも遊び心満点。
 
9番 パー5 563ヤード

右ドッグレッグ。右手に大きな池が広がり、左手には多数のマウンドが配されていて、ロングヒッターにはティーショットの落とし所が狭くなってくる。グリーンは砲台で左に傾斜している。

 

9番 パー5 563ヤード(3)

9番 パー5 563ヤード(2)

9番 パー5 563ヤード(1)
 
11番 パー4 546ヤード

11番 パー4 546ヤード(2)

11番 パー4 546ヤード(1)
ストレートホール。比較的狭いファアウェイの両サイドにパーム・ツリーが立ち並んでいるのでホールが引き締まって見える。フェアウェイが砲台形になっていて、3段の階段状のフェアウェイがあるユニークなホール。グリーンは砲台で2段グリーン。
 
12番 パー4 409ヤード

グリーンから望む12番ホール
ストレートの名物ホール。通称マドンナ・ホール。ティー・グラウンドから300ヤード先のフェアウェイの左右に大きなマウンドが2つあり、乳房に見立てている。ティーショットの落としどころは腰のくびれ部分で狭くなっている。グリーンが顔でグリーンを取り囲むバンカーが長い髪の毛で、その髪の毛(バンカー)は乳房まで垂れている。グリーンは強い砲台で、中央が尾根をなし高く、手前と奥に向かって下っている。右の乳房(マウンド)から見た顔の表現力はとても豊か。このホールはユニークだでなく戦略性も高い。
 

12番 パー4 409ヤード(3)

12番 パー4 409ヤード(2)

12番 パー4 409ヤード(1)
 
13番 パー4 397ヤード

13番 パー4 397ヤード(2)

13番 パー4 397ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティー・グランドからグリーンまで左サイドは全て池。グリーン前面にも池が配され、セカンドは池と深いバンカー越えになり、ピン位置が左ならグリーン左の池も良く効いてくる。受けグリーン。
 
15番 パー4 445ヤード

15番 パー4 445ヤード(2)

15番 パー4 445ヤード(1)
距離のあるストレートホール。両サイドに木立が続き、ティーショットは正確性が要求される。ティーショットは丘越えで落下場所は下りで見えない。セカンドは少し打ち下ろしになり、左サイドは池にガードされた縦長の受けグリーンに打っていく。グリーンは中央が高い。
 
16番 パー3 185ヤード

16番 パー3 185ヤード(2)

16番 パー3 185ヤード(1)
砲台グリーンのショート。横長グリーンの左半分は池に面しており、ピン位置が左の時は池越えになり、グリーン左もバンカーと池があるので、難易度がとても増す。
 
18番 パー5 584ヤード

とても横に長い18番グリーン
急な左ドッグレッグ。ティーショットでは右サイドの池に注意。ロングヒッターは左に配された丘の先の池も絡んでくる。セカンドショットは池越えになり、落下地点のフェアウェイは手前の池と奥の池に挟まれているので距離と正確性が要求される。グリーンは真ん中が凹んだ3面グリーンで、なんと70ヤードの横幅がある。ピン位置によっては難易度が相当変わってくる。グリーン背後から望む、緑のグリーン、水色の池、真っ白なバンカーとのコントラストが美しい。
 

18番 パー5 584ヤード(3)

18番 パー5 584ヤード(2)

18番 パー5 584ヤード(1)
 
余談

ジャカルタ市内から車で30分、空港から車で40分。パブリックコース。インドネシアでは珍しいヤード表示。バックティーからのプレーは自由に出来る。インドネシア風豆腐プリッターは美味しかった。



キャデイ

レストラン

インドネシア風豆腐フリッター

デズモンド・ミュアヘッド設計のアジアでの他のコースは、日本ではブリック&ウッドクラブ若木GCセゴビアGCイン・チヨダオークビレッジGC芝山GC富士クラシックGC、新陽CC、タイではセントアンデュルース2000ジ・エメラルドGCがある。