シドニー郊外にある林間コース。池やクリーク、バンカーのレイアウトは素晴らしく挑戦意欲を掻き立てられる。高低差の少ない、ほぼフラットな立地に展開されているコースだが、全体にアンジュレーションに富む中・上級者向けのコースである。フェアウェイは狭く、多くのホールで水が絡んでくるので、正確なショットを要求される。残念だったのは、18グリーン中、5ホールぐらいでグリーン上に沢山の鴨が闊歩し、可愛らしいのは良いのだが、粗相を撒き散らしていた。せっかくの良い手入れされたグリーンが鴨のせいで凸凹になるのは惜しい。 |
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ほぼストレートなホール。フェアウェイは全体にタイトなので、正確なティショットが必要。グリーンの左に池、手前はバンカー、右にも3つのバンカーでガードされているので落としどころは狭い。グリーンは右から左の池の方へ傾斜している。
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林で囲まれているショートホール。距離があり、縦長の砲台グリーンの左右に深いバンカーが配されているので、パーよりボギーが多そうなホール。 |
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右ドッグレッグ。受けグリーンは砲台型で、更に右に振られていて、グリーン手前を深いバンカーと小さい池がガードしている。
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距離のあまりない、ストレートなホール。ティショットでは、フェアウェイ右に突き出している、大きなバンカーを避けるのが得策。その上、左側からも林が迫っているのでティショットが難しい。2段グリーンは横に長く、奥行きがあまりないので、スピンの効いたボールで点で攻めたい。 |
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左ドッグレッグのチャレンジングなホール。左側に池がティショットの落ちどころからグリーンまで続くので持ち球がドローの場合には要注意。ティショットでは左コーナーの2つのバンカーが良く効いている。グリーンは少し砲台の奥への2段グリーンで、右から左に傾斜している。
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池越えの美しいショートホール。グリーンは左から右の池の方に傾斜している。ピン位置が右手前の時には、グリーン手前のバンカーがパックリ口を開けて待ち構えているので気をつけるべき。またピンを直接狙い、ナイスショットしても、フェードボールの場合には傾斜で池に転がり落ちることがあるので注意が必要。
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ほぼストレートなホール。フェアウェイは左から右に傾斜している。砲台型のグリーンは2段となっているが、両サイドのバンカーでガードされているので左右を気をつけるとともにグリーン奥のアプローチが難しそうなので奥に転がり落ちる事に気をつけたほうが良いだろう。
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やや右ドッグレッグでグリーンは左に振られている、難ホール。ティショトは右側のバンカーを避けてフェアウェイに向かって打つこととなるが、左側には深いくぼ地が続くので落ち所はタイト。このくぼ地に入れるとグリーンが見えないのと、例え見えたとしても、ラフが深いのでセカンドショットが難しくなる。グリーン右手前に池が食い込んでおり、また、その池が右側に続くので、少しでもグリーンをショートすると池の餌食になると共にスライサーは乗せても転がり落ちる可能性もある。パーが取れれば大変嬉しいホール。
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セカンド地点から大きく左にドッグレッグするホール。ティショトは落とし所がタイトな上、左はOB、右はラテラルハザードがあるので、緊張するショットが強いられる。左コーナーのバンカーが効いて来る。セカンドショットは打ち上げ、クラブハウスに向かって打っていく。グリーンの奥行きがあまりないので、正しいクラブ選択と正確なショットが必要になる。 |
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シドニー市内から車で40分、シドニー空港からは1時間。ビジターのプレーは平日はメンバーの紹介、土日は同伴が必要。プレーするティは自由に選べる。
2012年度GOLFSelectオーストラリア100選にて2006年度オーストラリア第30位に選ばれている。グラハム・マーシュ、ロス・ワトソン設計の他のオーストラリアのコースは、ザ・バインズG&CC(同ランク22位)、シークレットハーバーGC(同35位、マーシュだけが設計)、ホライズンズGR(同47位)、パラダイズパームズGC(同61位)、インドアオーピリーGC(同69位、ワトソンだけが設計)、ノースレイクスRGC(同75位、マーシュだけが設計)、ロビーナウッズGC(同86位)がある。ロス・ワトソン単独設計の他のオーストラリアのコースはマゼンタ・ショアーズGC(2012年度同ランク27位)他にはパシフィック・ハーバーG&CC(2012年度同ランク56位)がある。
グラハム・マーシュのアジアでの設計コースは、日本ではミッションバレーGC、鹿児島ガーデンGC、軽井沢900C、中国では BFAインターナショナル・コンベンションセンターGC、マレーシアではペナンGR、ステラハーバーG&CR、シンガポールではシンガポールアイランドCC・ザ・ニューコース、韓国ではシルクリバーCC、フィリピンではフェアウエィズ&ブルーウォーターRG&CC、ロイヤル・ノースウッズG&CC、インドネシアではギャディング・ラヤ・パディングGC等がある。一方、ロス・ワトソン設計のコースはマレーシアで多く、2004年度ベスト20マレーシア・コースで5コースも選出されている。2位のコタブルマイG&CC、3位のスタッフィールドCR、10位のインピアンG&CC、14位のアファモサGR、16位のトロピカーナG&CCなどである。
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グリーン上の鴨の群れ