石岡ゴルフ倶楽部
Ishioka Golf Club

コースデータ
所在地茨城県
コース長7071ヤード、パー72
コースレート73.4
プレー日2003年11月28日
設計者 ジャック・ニクラス、リー・シュミット
オープン1994年
キャディあり
ゴルフカートあり (フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
4.70
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
4
造形美、景観
5
クラブハウス

18番グリーンとクラブハウス
18番グリーンとクラブハウス
戦略性と造形美を調和させた、高低差4メートルのフラットなコースで、池、バンカー、フェアウェイのマウンドが絶妙に配置されているチャレンジングなコース。ティグランドからグリーンまでプレーヤーの視界を遮るものが何もなく、各ホール開放感を味わえる。ジャック・ニクラウスのコースは全般に距離が出る高いフェードで攻めれば良いのが個人的感想だが、このコースも設計者の意図に沿っていけばコースを広く使えることができる。
 
3番 パー3 382ヤード
3番 パー3 382ヤード
3番 パー3 382ヤード (2)
3番 パー3 382ヤード
3番 パー3 382ヤード (1)
右ドッグのパー4で右サイドは全て池。ティショットは池越えになり、イチョウの木狙いで200ヤードのキャリーが必要。セカンドショットも池越えになる。
 
4番 パー3 196ヤード
4番 パー3 196ヤード
4番 パー3 196ヤード
池越えのパー3で細長いグリーンは左手前から右奥に伸びている。グリーン奥にバンカーがあり、バンカーと池の距離は20ヤード強しかないため、安全に攻めるには、グリーン左サイドからのフェード系のボールが良い。
 
5番 パー5 576ヤード
5番 パー5 576ヤード
5番 パー5 576ヤード (2)
5番 パー5 576ヤード
5番 パー5 576ヤード (1)
ティショットでフェアウェイ右のバンカーを越えるのには250ヤードのキャリーが必要。セカンドショットではクリーク越えになり、グリーン手前100ヤード前後に位置するフェアウェイ右のバンカーが効いている。グリーンは横25ヤード縦45ヤードでグリーン周りはバンカーでしっかりガードされている。
 
7番 パー4 430ヤード
7番 パー4 430ヤード
7番 パー4 430ヤード (2)
7番 パー4 430ヤード
7番 パー4 430ヤード (1)
セカンドショット時には、グリーン右横の背丈ほど深いバンカーと池の造形美が印象深くすばらしい。 グリーンは縦に長い3段で、中央がへこんでいる。
 
10番 パー4 389ヤード
フェアウェイ右に大きな木があり、ティショットをフェアウェイ右サイドにつけると、直接グリーンを狙うのが難しくなる。
 
10番 パー4 389ヤード
グリーンかr振り返る10番ホール
10番 パー4 389ヤード
10番 パー4 389ヤード(2)
10番 パー4 389ヤード
10番 パー4 389ヤード(1)
 
15番 パー4 465ヤード
15番 パー4 465ヤード
15番 パー4 465ヤード (2)
15番 パー4 465ヤード
15番 パー4 465ヤード (1)
やや右ドッグの距離の長いパー4。ティショット時は池とバンカー越えになり、左端のバンカーで230ヤード、中央のバンカーで250ヤードのキャリーが必要。これらのバンカーに捕まると、セカンドショットがまた池、グリーンサイドバンカー越えになり、かつ距離があるので非常に難しくなる。
 
16番 パー5 544ヤード
16番 パー5 544ヤード
16番 パー5 544ヤード (2)
16番 パー5 544ヤード
16番 パー5 544ヤード (1)
ティショットでは、フェアウェイ左のバンカーと右に池が効いている。グリーン手前には池があるホールで、セカンドを刻むルート、セカンドを池越えでグリーン左手前のフェアウェイの左手前に運ぶルート、セカンドでグリーン手前の深いバンカーをキャリーし直接グリーンを狙うルートと3つの攻め方がある。グリーンは5ヤードほど打ち上げになる。
 
17番 パー3 184ヤード
17番 パー3 184ヤード
17番 パー3 184ヤード

美しい池越えのショート。グリーンは強い砲台で、4個のバンカーにガードされている、グリーン手前と左サイドのバンカーはアゴが高く手深い。右奥にはバンカーはあるが、右サイドにはないので、ティショットでは右からドローボールがイメージされる。

 
余談

東京都心から車で1時間弱。パブリックコースだが、ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキングでは21位に選ばれている。また設計者別ランキングでは、ジャック・ニクラス設計のコースは、井上誠一、ロバート・トレント・ジョーンズJrに次ぐ3位の7コースがその100位以内に入っている。主なコースでは、東京クラシッククラブ北海道クラシックGC六甲国際GC(再設計)、ニュー・セントアンドリュースGCジャパン榛名の森CC下関ゴールデンGC三甲GC・ジャパン神戸CC・神戸コースザ・トラディションGCニューキャピタルGCセントクリークGCオークモントGCなどがある。
また設計者別ランキングでは、井上誠一、ロバート・トレント・ジョーンズJrに次ぐ3位の7コースがその100位以内に入っている。

このコースで行われた2003年度の男子プロのトーナメントにて、倉本昌弘プロが初日59という驚異的なスコアーで、日本ツアー最高アンダーパー記録を樹立した。プロにとっても決して易しいコースではないので、この59には心底脱帽。グリーンはとても速くて面白かったが、当日付いたキャディによればプロのトーナメント時はもっと速くなると言う。レストランの坦坦麺は大変美味しかった。