ニューセント・アンドリュースゴルフクラブ・ジャパン、ニューコース
New St. Andrews Golf Club Japan (New Course)

コースデータ
所在地 栃木県
コース長 6741ヤード、パー72
コースレート 72.6
プレー日 2017年10月8日
設計者 ジャック・ニクラス、デズモンド・ミュアヘッド
オープン 1975年
キャディ あり
ゴルフカート あり
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
4
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5
 

27ホールある丘陵コース。ジャック・ニクラウス設計のニューコースの18ホールと本場セントアンドリュースの専門家が手がけたオールドコースの9ホールがある。緩やかな起伏と、要所に配した池とバンカーとで戦略性の高い上級者向けコースに仕上がっている。距離は6800ヤードとそれほど長くないが、グリーンを狙う際、縦のミス、横のミスは共にペナルティを支払うことになり、ピンポイントで攻めていかなければならない。グリーンをガードしているバンカーの多くはとても深く、それらを避けるべき緻密なホール戦略が要求される。それらのバンカー群と、大小の池との織り成す造形美は他に類を見ない。



9番、パー4

11番ティからの景観

13番ティからの景観

2005年8月プレー時(旧版)
スコアカード
 
1番 パー4 442ヤード
ほぼストレートホール。ティショットは打ち下ろしで、右サイドの池、左サイドに連座するバンカーに注意。グリーン右サイドは池に面して、左に逃げるとバンカーが待ち構えている。グリーン左サイドのバンカーに入れると、横に細長いグリーンは右の池の方に傾斜しているため、パーセーブが極端に難しくなる。ティショット次第ではグリーン手前に刻み3オン、1パット狙いも得策。
 

1番 パー4 442ヤード(3)

1番 パー4 442ヤード(2)

1番 パー4 442ヤード(1)
 
2番 パー4 376ヤード
右サイドに池が配された比較的距離のないミドル。グリーン砲台では左手前から右奥に伸びていて、奥行きがなく、しかも手前は深くて巨大なバンカーでガードされているため、セカンドショットのクラブ選択は慎重に。
 

グリーン後方から見る2番ホール

2番 パー4 376ヤード(2)

2番 パー4 376ヤード(1)
 
3番 パー5 534ヤード
ティショットは 打ち上げ、セカンドは緩やかな打ち下ろしのストレートホール。グリーンに近づくにつれ、右からの池、左からのバンカーにより落し所が狭くなっているので、セカンドショットをどこに落とすかのコース・マネジメントが問われる。グリーンは横に細長く、手前は池に面し、奥は深めのバンカーがガードしているので、サードショットではピンポイントでグリーンを狙わなければならない。奥のバンカーに入れた場合、バンカーから池方向にグリーンが傾斜し、かつグリーン幅が少ないことからパーセーブは非常に難しい。ノーチャンスと言っても過言ではない。
 

3番 パー5 534ヤード(3)

3番 パー5 534ヤード(2)

3番 パー5 534ヤード(1)
 
4番 パー5 527ヤード
若干左に曲がり、距離がそれほど長くないロングだが、とても難しいホール。ティショットでは左サイドのOBゾーンはは浅く、右サイドは崖になる。最後にグリーンは大きく右に振られていて、グリーンの手前をガードしているポットバンカー群はプレッシャーになる。
 

4番 パー5 527ヤード(3)

4番 パー5 527ヤード(2)

4番 パー5 527ヤード(1)
 
5番 パー3 207ヤード

5番 パー3 207ヤード(2)

5番 パー3 207ヤード(1)
グリーン左側は急激な崖で、グリーン両サイドを深いバンカーがガードしているショート。ピン位置によっては、グリーン右手前にある大きな木が効いてくる。
 
6番 パー4 365ヤード
ティショットは打ち下ろしの短いミドルホール。ティから260ヤード先は池。グリーンは右に振られ池越えで、縦に細長く2段グリーン、左サイドの池と右サイドの深いバンカーに挟まれている。
 

6番 パー4 365ヤード(3)

6番 パー4 365ヤード(2)

6番 パー4 365ヤード(1)
 
8番 パー3 179ヤード

8番 パー3 179ヤード
池越えの美しいショート。グリーン前面まで池が食い込んでいるので、少しでもグリーンをショートすると池の餌食になる。 左右奥にバンカーが配されている。
 
12番 パー5 538ヤード
ストレートでタフなロング。FWはタイトで、ティショットが左右にぶれると、右サイドの崖になる林か、左サイドのラフのきついスロープに飛んで行く。セカンドではグリーン周りに位置するバンカーが効いてくる。グリーンとその周辺の曲線美が素晴らしい。 このグリーンは15番との共用グリーンで、聖地セントアンドリュース・オールドコースで多用されている共用グリーンをイメージさせる。
 

12番 パー5 538ヤード(3)

12番 パー5 538ヤード(2)

12番 パー5 538ヤード(1)
 
13番 パー4 409ヤード(
やや右ドッグレッグ。ティショットはFWが広いので、比較的のびのび打てるが、セカンドは打ち上げでグリーンが砲台で左右奥のバンカーと林に囲まれているので難易度が相当高い。セカンドでは右の2本木がスタイミーならないように注意が必要。グリーン左わきの林はOBになる。
 

13番 パー4 409ヤードド(3)

13番 パー4 409ヤード((2)

13番 パー4 409ヤード((1)
 
16番 パー4 375ヤード
やや左ドッグレッグ。ティショットでは左は石垣と滝で分かれた池、右はラフの強いのり面になるので、飛距離よりも方向性重視。セカンドが池越えになる美しいホール。 グリーン前後に配された4つのバンカーが効いている。グリーンは横長で奥行きが浅いのでセカンドの正確な飛距離が求められる。
 

16番 パー4 375ヤード(3)

16番 パー4 375ヤード(2)

16番 パー4 375ヤード(1)
 
17番 パー3 193ヤード

17番 パー3 193ヤード(2)

17番 パー3 193ヤード(1)
豪快な打ち下ろしのショート。グリーンの形状がユニークで2グリーンを繋げたひょうたん島形状で傾斜は強い。
 
18番 パー4 428ヤード

18番 パー4 428ヤード(1)
チャレンジングなストレートホール。ティショットでは右FWバンカーが効いていて、FWは狭く、右サイドの林はOBになる。グリーンの手前130ヤード近くからグリーンまでは大きく窪んでいるので、ティショットを200ヤード以上飛ばすとセカンドをダウンヒルのライから打つことになる。グリーンは横に長く、セカンド地点から見れる、グリーン手前と左右に配された6個のバンカー群の景観は見事。ゴルフマガジンの2000年度(最新版)での世界のベスト500ホールに選ばれている。
 

横から望む18番グリーン

18番 パー4 428ヤード(3)

18番 パー4 428ヤード(2)
 
余談

東京から北に2時間半。新幹線では東京駅から那須塩原駅まで1時間20分、その後車で30分。セミパブリックコース。敷地内に宿泊施設あり。ランチのバイキングは種類が多く評判が良い。



レストラン

大浴場

トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2020年度日本ベスト80コースで第62位。日本には2300ほどのゴルフコースがある。

ジャック・ニクラウス設計事務所が最初に日本で手がけたゴルフ場。日本での他のジャク・ニクラス設計コースは東京クラシッククラブ石岡GC北海道クラシックGC六甲国際GC榛名の森CC三甲GC・ジャパンザ・トラディションGCニューキャピタルGCセントクリークGC下関ゴールデンGCオークモントGCなどがある。

もう1人の設計者のデズモンド・ミュアヘッドは、若木GCセゴビアGCインチヨダオークビレッジGC芝山GC富士クラシックGC新陽CCブリック&ウッドクラブを手がけている。



かみくら

かみくら

かみくら

プレー後にレンタカーを返して新幹線で東京に行き、友人がオーナーの西麻布のかみくらで鮨を食べた。値段は少し高いが、お美味しかった。