パームリゾートG&CC、ケンパカコース
Palm Resort Golf & Country Club – Cempaka Course

コースデータ
所在地マレーシア、ジョホール州
コース長7127ヤード  パー72
コースレート74.6 #
プレー日2006年11月2日
設計者ロナラド・フリーム
オープン1995年
キャディあり
ゴルフカートあり (強制、10時以降フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
4.20
コースレイアウト
5
難易度
5
グリーンコンディション
3
フェアウェイコンディション
3
造形美、景観
4
青ティのコースレートが72.6で、それより400ヤードほど長いので74.6と推測した。
 

アラマンダ、ケンパカ、メラチコースの18ホールを3コース有するゴルフ場。ジョホール空港のすぐそばの大平原を利用して造られている。3コースとも設計者が違う。アラマンダコースは距離が短いので易しく、ケンパカとメラチコースは狭いフェアウェイに距離があってタフなコース。このケンパカコースは多くの急角度のドッグレッグ、狭いフェアウェイ、水が絡む9ホール、60以上配されたバンカーでチャレンジなコースに仕上がっている。



クラブハウスからの景観

景観

 
5番 パー4  408ヤード

5番 パー4 408ヤード(2)

5番 パー4 408ヤード(1)
左ドッグレッグの緩やかな打ち上げ。タイトなホールなので、ティショット、セカンドともに正確性が要求される。

 

 
8番 パー5  584ヤード

8番 パー5 584ヤード(2)

8番 パー5 584ヤード(1)
やや右ドッグレッグの後、左ドッグレッグになるダブルドッグレッグ。ティショットは打ち下ろし。セカンドショットの落とし所には右に湿地帯、左に一連のバンカー群があり、狭まれている。

 

 
9番 パー4  413ヤード
左ドッグレッグの難しいが美しいホール。フェアウェイは水に囲まれたアイランドフェアウェイになっていて、しかも狭いので、ティショットは緊張を強いられる。セカンドショットは池越え。グリーンは2段グリーン。

9番 パー4 413ヤード(3)

9番 パー4 413ヤード(2)

9番 パー4 413ヤード(1)
 
14番  パー4 444ヤード

14番 パー4 444ヤード(2)

14番 パー4 444ヤード(1)
ほぼストレートの長いパー4。ティショットは少し打ち下ろしになり、ティから270ヤード先のフェアウェイをクリークが横断する。グリーンの左と奥をガードしているバンカーは深いので注意が必要。
 
15番  パー3 234ヤード

15番 パー3 234ヤード
長いパー3。ホール全体が豊富な樹木で覆われている。
 
16番  パー4 426ヤード

16番 パー4 426ヤード(2)

16番 パー4 426ヤード(1)
90度の角度の左ドッグレッグ。そのコーナーには大きなバンカーが横たわる。フェアウェイは左傾斜していて、セカンドショットはつま先上がりのライからになる。
 
余談
ジョホールバル市から車で30分。ジョホール空港から3分。シンガポールから車、タクシー(クイーンズ道路から)で60分。ソフィテルホテルに隣接する。宿泊パッケージも用意されている。ホテルにはスパ施設も充実。

ハンディ9以下なら平日に限り、最長の黒ティからプレーできる。ただ、黒ティは置いているが、黒ティの距離を表示したスコアカードはなかった。



ホテル

ホテル

ホテル

このコースは多くの雑誌等でアラマンダ、ケンパカ、メラチコースコースの3コースとも設計者が稲川ヒロマサ氏と紹介されている。2日で3コース全てプレーして思ったのは、コースの顔が3コースとも同じ設計者がデザインしたように思えないと、クラブのジェネラル・マネージャーに問いただすと、このケンパカコースはロナルド・フリーム、アラマンダコースは稲川ヒロマサ、メラチコースは現地マレーシア人の設計とのことである。

アジアでの他のロナルド・フリーム設計コースは、マレーシアではサウジャナG&CC、アワナGC、ケラブ・ゴルフ・パーキッドマタン・アワム(KGPA)カラムブナイRGC、ダマイ・ラウトG&CC、シンガポールではセントーサGC・セラポンコース、タイではマウンテン・シャドーGCウィンドソアーパーク&GC、パンヤインドラGC、韓国ではアシアーナCC、ザ・クラブ・アット・ナインブリッジズ、日本ではボナリ高原GC、ハッピーバレーGC、大村湾CC‐ニューコース、パームヒルズGR、中国では天津華納国際GC、オリエントアモイ(東方厦門)GCC、大上海国際G&HR、ブルネイではロイヤルブルネイCCパンタイ・メントリGCがある。