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セントーサ島にあり内陸部のニュータンジョンコースと海に近いセラポンコースの36ホール場。セラポンコースの方が、シンガポールオープンを開催しているので有名で、よりチャレンジング。セラポンは海に近いので海だけでなくシンガポールの港を借景にしているホールが多く、ダイナミックな景観も楽しめる。対岸にはシンガポール工場地帯の眺め、遠い空中にはロープウェイが走るというシーサイドコース。高低差の強い起伏に富んだ地形、河口、大きな池、狭いフェアウェイ、大きく深いバンカー、巨大なグリーンなどが戦略的に配され、絵のように美しい各ホールでは、距離はパー72で7411ヤードと長く、正確で距離が出るティショットを打たなければ、ほとんどのホールでランディング・エリアを囲むバンカーウォーターハザードとかバンカーあるいは林に簡単に捕まり、好スコアーにつながらない。各ホールに変化がありレイアウトもチャレンジング。18ホール中、12ホールが水絡み、深く小さなポットバンカーから50ヤード以上ある巨大バンカーまで含め、その数は100以上。
OUTは埋め立て地とジャングル地に造られ、多くの池が待ち受けている。INはセラポン山を切り崩して造ったもので、多くのバンカーが待ち受けている。2007年にゴルフ・プラン社は新しいバンカーとウォータ―ハザードや、より速く、より挑戦的なグリーンを含む、コースデザインの全面的な改修を実施した。2020年にもGMのアンドリュー・ジョンストンと彼のチームが幾つかの改造を行いコースはよりアップグレードされた。2005年以来毎年シンガポールオープン開催コース。
スコアカード
2008年8月プレー時(旧版)
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やや右ドッグレッグのミドル。ティショットでは左には2個のバンカーと林、下りスロープのラフがあり、右コーナーには大きなバンカーが配されていて、このバンカーに入ればグリーンが次打で狙いづらくなる。セカンドは打ち上げ。グリーンは大きく受けていて、左手前の大きなバンカーと、左右の小さなバンカーの合計3個のバンカーでガードされている。 |
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ほぼ直角の急角度で左に曲がり、打ちおろしていく大変難しくて長いミドル。ティショットからはFWが狭く左サイドの林が効いている。コーナーにうまくボールを置けたとしても落とし所によってはフェアウェイセンターにある長短2本の木が次打でスタイミーになる。セカンドはシンガポール港に向かっての強い打ち下ろし。ほぼ正方形のグリーン左と右手前に大きなバンカーと正面には小さいポットバンカーがあり、グリーンは受けながら少し左にも傾斜している。
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名物ホール。ラグーンに沿って反時計回りに急角度で左へ左へと曲がっているユニークなロングホール。リスクがあるがロングヒッターは2オン可能。ティショットは池(ラグーン)越えになり、210ヤードのキャリーが必要な池に突き出た出島のような左サイド狙っていくか、安全に右サイドのフェアウェイに打つかの決断に迫られる。左サイドのフェアウェイはショートカットになるが、狭い落とし所の両サイドは深いバンカーにガードされていて、特に右のバンカーに入れると厄介になる。セカンドは左の池が効いていて、場所によっては前方の7、8本のヤシがスタイミーになる。サードは池(ラグーン)越えになり、グリーンは左に2個の大きなバンカーと右には小さな4個の合計6個のバンカーでガードされ、左サイドは池(ラグ―ン)になる。ピンが手前の時はグリーンのフロントサイドをガードしているバンカーが効いてきて、ピンが奥の時にはグリーンはセンターから奥に下っていて、しかもグリーン奥は池(ラグーン)に面するので更に難易度が増す。2007年のシンガポールオープンで優勝したアダム・スコットはプロティーの590ヤードのこのホールをミドルアイアン2回使ってイーグルを奪取したようだ。世界一流のプロのレベルはすごい。 |
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もう一つの名物ホール。シンガポール港に突き出ていているほぼストレートのタフなミドルで、前方にシンガポールの港と高層ビル群の見事な近代的な景観が見渡せる。ティショットではFWは広いが左右に大きなバンカーとウォターハザードがある。グリーンは大きく左手前から右奥へと斜めに置かれ、右手にはFWから長く続く巨大バンカーと、左には2個の合計3個のバンカーでガードされている。
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右側が全て海路に面する左ドッグレッグホール。ティショットでは左に巨大バンカー、右側は湾に面し、FWはタイト。グリーンの左サイドは巨大バンカーでガードされ、右にもポットバンカーがある。 |
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右ドッグレッグ。ティからグリーンまで右サイドは全て海路に面する。ティショットでは左に林、左右に3個のバンカーもあり、落し所が狭い。セカンドでは右サイドの海路と左の大きなゴムの木の手前にあるバンカーが絡んできて、正確なショットが要求される。グリーンは砲台で縦に細長く、少し右に傾斜していて、左の2個のバンカー、右サイドと右手前は巨大バンカーで守られている。グリーン右奥も海に面している。プロはセカンドでグリーンを狙えるが、グリーンの右サイドに海があるのでリスクが伴う。 |
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やや右ドッグレッグ。ティショットでは左にバンカー、右に木立がありFWは狭い。落し所がタイトになる。FWは右傾斜していて、右サイドに行くとセカンドで前方の木立がスタイミーになるのでFWセンターから左サイドに球を置くのが良い。グリーンは強い砲台で3個のバンカーでガードされている。ティショットが正確で距離が出れば、バーディが狙えるホール。 |
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池を囲む形の右ドッグレッグの距離がある難しいミドル。ティショットでは左に2個のバンカー、右に池があり、FWは少し右傾斜。ティショットが難しく、飛べば飛ぶほど右の池がFWに深く食い込んできていて落とし所が極端に狭くなる。左には220から250ヤードで入るバンカー
が待ち構えているので、どのクラブを使い、正確なティショットをするかが重要になる。グリーンは砲台で左右にバンカーがあり、右のバンカーは長く巨大なバンカーに守られている。 |
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左手にシンガポール港を望みながら池越えバンカー越えのショート、グリーンは左の海路と右の池に挟まれていて、52ヤードも奥行きがあり、2段形状で右から左に傾いている。またグリーン左手前から左サイドを巨大バンカーに右サイドも細く長いバンカーに守られている。 |
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ほぼストレートのタフな素晴らしいミドル。ティショットでは左に海路に面し、右に2個のバンカーと木立があり、FWはとてもタイトなので、正確なショットが要求される。グリーンは3個のバンカーと左の海でガードされ、オーバーすると海の方に転がって入りやすい。グリーン左のガードバンカーは特に大きい。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットでは左右に4個のバンカーがあるが、FWは広め。セカンドはクリーク越えになり、縦長のグリーンの左右のバンカーが効いてくる。右奥の面は右に傾斜していて、グリーンオーバーすると池に入りやすい。
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左ドッグレッグのリスクと報酬のロング。ティショットは池とバンカー越えになり、池は左サイドにも広がるので、左を怖がり右に逃げると、右の2個のバンカーに捕まり厄介になる。セカンドでは左右の4個の大きなバンカーが効いていて、落し所はタイト。グリーンは60ヤードも長くて受けていて、左手前に池、手前から右サイドにかけて巨大バンカーが配されている。ロングヒッターは2オン可能だが、グリーン左手前は池に面し、グリーン手前に2個のバンカーが配されているのでリスクが伴う。
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1番 パー4 427ヤード(2)