ウェストコースとイーストコースの36ホールある丘陵コース。ウェストの方がより本格的なチャンピオンシップコースだが、イーストコースも米国LPGAツアーを開催していた手強いチャンピオンシップコースである。ウェストコースは2008年に大改造され、レイアウト、バンカーの配置、グリーンの形状などが変更され。9番ホールの池の追加など、13ホールでウォーターハザードが待ち受けるようになった。距離が7000ヤードなので最近のトーナメントコースでは長くはないが、池やバンカーが各所に配置され、グリーンに近づくにつれて、FWが絞り込まれ、バンカーと池がより効いてくる、とてもタフな仕様になっている。
2018年に再度改造され、レイアウトは同じだが、グリーンの芝を変えて、FWをより一層硬くして、バンカーもいくつか配置換えを施した。2010年から2015年からアジアツアーとヨーロッパツアー共同でのマレーシアオープンを開催。アジアツアーと米国PGAツアー共同のCIMBクラシックを2013年から2018年まで開催。コースの整備はグリーン、FWともにとても良い。しっかりしたコースマネジメントが要求される上中級者プレーヤー向けのコース。
スコアカード
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ほぼストレートホール。ティショットは打ち下ろしで1個のクロスバンカー越え。グリーンは砲台の逆“L”字型で細長い。グリーンの左右に2個ずつのバンカーと左サイドに池が配されている。グリーンは真ん中から奥に下っていて、ピン位置が左奥の時は難度が増す。 |
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ストレートの2オン可能なロング。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、左右のFWバンカーに注意。セカンドもやや打ち下ろし。グリーンの手前から右サイドは池に面して、セカンドで2オンを狙うか、池の手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンは縦長の3段グリーンで受けている。グリーンの左と右奥にバンカーが配されている。 |
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ストレートホール。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、左サイドの大きなFWバンカーが効いてくる。グリーンは横長で左右の3段形状。グリーンは手前に深いバンカー、右サイドも奥にもバンカーが配されている。 |
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ストレート。ティショットは強い打ち下ろしで、右サイドに池と左サイドに1個のFWバンカーがある。FWは広いがアンジュレーションがある。セカンドは打ち上げ。砲台の2段グリーンで3個の深いバンカーでガードされている。 |
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ストレート。ティショットは打ち下ろしで、左サイドは木立、右サイドに池が配されていて、FWは狭い。セカンド、サードは打ち上げ。グリーンは2段形状で、手前は1個のバンカーでガードされている。 |
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少し打ち下ろしの、池越えの長いショート。グリーンは横に長く、左右と奥にガードバンカーがある。 |
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ストレートの打ち下ろしで、とても長いミドル。ティショットは打ち下ろしになり、FWの左サイドに2個、右サイドに1個のバンカーが配されている。セカンドは池とクリーク越えで、3個のバンカーでガードされている砲台グリーンに打っていく。グリーンの右にはクリークも走る。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、ロングヒッターはグリーン手前まで飛ばせる。タイトなFWの左は池に面し、右サイドには2個のFWバンカーが効いている。グリーン手前も池に面し、グリーンは横に長く、左に1個、奥に2個のバンカーでガードされている。グリーンは左に傾斜している。ドライバーを使うか、他のクラブで刻むかの"リスクと報酬“ホール。 |
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強い左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで池越え。とてもタイトなFWのサイド左は池と1個のバンカーで、右サイドには3個のバンカーが待ち構える。グリーン手前にはあごの高いバンカーが1個配され、グリーンへの花道は狭い。花道からグリーンの左サイドは池に面する。ロングヒッターは1オン可能だが、このホールもドライバーを使うか他のクラブで刻むかの"リスクと報酬“ホール。 |
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ほぼストレートの打ち上げ。ティショットでは左にクリークが流れ、グリーン手前を斜めに横切り、グリーンの右サイドを通って奥に抜けている。。 |
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ほぼストレートのとても長いロング。ティショットは打ち下ろし、セカンド、サードは打ち上げになり、各ショット左右のFWバンカーが効いていて、落し所が狭い。グリーンは砲台で手前のガードバンカーは深い。グリーンの左右にもバンカーが配され、グリーンは受けている。 |
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クアラルンプールから西に15分、空港から北に45分。プライベートクラブでメンバー同伴が必要。メートル表示なのでヤードに換算した。
2016年にクアラルンプール・ゴルフ&CCからTPCクアラルンプールへ名称変更。アジアでは唯一のアメリカPGA認定のゴルフコースとなった。TPC(tournament
Players Club)に関してはPGAの総本山TPCソーグラスでのコメントをご参照下さい。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度マレーシアのベスト40で第1位のコース。マレーシアでは200コース強ある。
ロビー・ネルソン、ニール・ハワース設計の他のマレーシアでのコースは、シャン・シュイ(山水)G&CC、TPCクアラルンプールG&CC・イーストコース、ティアラ・マラッカG&CCがあり、ロイヤルセランゴールGCのオールドコースとニューコースを改造している。
再設計者のパースロウ&ウィンター(でのマレーシアの設計は、ダリット・ベイG&CC、ダタイGC(閉鎖)があり、コース改造はTPCクアラルンプールG&CC・イーストコース、サウジャナG&CC・バンラヤコース、グレンマリーG&CCが有名で、他に12コースのマレーシアの改造設計を手掛けている。
プレー前夜は市内中心部のウエスティン・クアラルンプールに泊まった。
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2番 パー4 410ヤード(3)