サニングデール カントリークラブ
Sunningdale Country Club

コースデータ
所在地 アメリカ、ニューヨーク州
コース長 6820ヤード パー71
コースレート 73.4
プレー日 2017年5月7日
設計者 セス・レイナ―、ウォーター・トラヴィス、A.W. ティリングハースト
再設計者 マイク・デブリース
オープン 1918年
キャディ あり
ゴルフカート あり (FW乗り入れ可)
評価
総合評価
4.40
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
5

FWに自然の起伏があるパークランドコース。イギリスの当時から有名なサンニングデールGCと同じ名前を使っている。セス・レイナ―が最初に設計したが、ブラインドホールが多すぎたので、ウォルター・トレヴィスが4年後の1922年に手直しした。クラブ側はスイミングプールが必要になったので、A.W. ティリングハーストが1929年に呼ばれ、当時の17番と18番ホールを1ホールにして、新たに12番ホールを新設した。最後の改造から80年後の2006年にマイク・デブリースが10年かけてコースをアップグレードした。



7番グリーン横の大昔に使われた給水塔

8番ホールからの景観

16番グリーンからの景観

それまでは3人の設計者が独自の設計スタイルでのハイブリッド・コースなので、統一感があまりなかったが、デブリースが各ホールを調和させ、グリーンの形状、上りの3ホールの順番を変えた。コンパクトな立地に関わらず、ルーティングが元々素晴らしかったが、上りの3ホールの順番を入れ替えた後(ロング、ショート、ミドルに変更)は更に良い。また不必要な多くの木々の伐採、レイナ―設計のオリジナルに復元、FW幅の拡大も施され、レイアウトは格段に優れ、プレー後の印象も良くなっている。

 
2番 パー4 410ヤード

2番 パー4 410ヤード(2)

2番 パー4 410ヤード(1)
やや左ドッグレッグで緩やかな打ち下ろし。グリーンは左サイドと手前に配されたバンカー、右サイドの下りスロープでガードされている。
 
3番 パー3 210ヤード

後方から見る3番グリーン

3番 パー3 210ヤード
FWの谷越えの素晴らしショート。横に長いグリーンは3個のバンカーで囲まれている。グリーンの傾斜は複雑で、全体的に右に傾斜しながら、左3分の1は受けていている。
 
4番 パー4 340ヤード

4番 パー4 340ヤード(2)

4番 パー4 340ヤード(1)
短いほぼストレートホール。ティショットは池越え。グリーンの左サイドにバンカー、右サイドに林がある。グリーンは横に長く、左右に突起して盛り上がっている。(ダブルプラットーグリーン)
 
5番 パー4 355ヤード

5番 パー4 355ヤード(2)

5番 パー4 355ヤード(1)
ストレートホール。ティショットは打ち下ろしで、FWは右傾斜。砲台グリーンの左手前と右サイドはバンカー、奥は急な下りスロープでガードされている。グリーンは逆L字型で傾斜が複雑。
 
6番 パー4 465ヤード

ストレートで長くて難しいミドル。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンの左サイドと奥にバンカーが配され、グリーンは左右の2段形状で傾斜も強い。

 

6番 パー4 465ヤード(3)

6番 パー4 465ヤード(2)

6番 パー4 465ヤード(1)
 
7番 パー5 510ヤード

ストレートホール。ティショットでは左にFWバンカー、右に林が効いてくる。セカンドは少し打ち上げで、サードは強い打ちあげ。グリーンは3個のバンカーでガードされていて、傾斜の強い左右の3段グリーン。

 

7番 パー5 510ヤード(3)

7番 パー5 510ヤード(2)

7番 パー5 510ヤード(1)
 
9番 パー4 465ヤード

ほぼストレートのタフなホール。ティショットではFWは左に急傾斜している。グリーンの左手前の花道は逆に右に傾斜していて、グリーンの右サイドは下りスロープのラフでガードされている。2段グリーンでアンジュレーションは強い。グリーンの左サイドにはOBゾーンになる、石垣に囲まれた林がある。

 

9番 パー4 465ヤード(3)

9番 パー4 465ヤード(2)

9番 パー4 465ヤード(1)
 
10番 パー4 435ヤード

10番 パー4 435ヤード(2)

10番 パー4 435ヤード(1)
ストレートホール。ティショットは打ち下ろしでFWは波打っている。セカンドは少し打ち上げ。横に長いグリーンで左右手前にバンカーが配され、グリーン上には大きなマウンドが3個ある。
 
11番 パー4 305ヤード

11番 パー4 305ヤード(2)

11番 パー4 305ヤード(1)
1オン可能な打ち下ろしで短いミドル。ティショットでは右のOBゾーンは浅く、グリーンまで5個のバンカーが口を開けているので、簡単な1オンをさせてくれない。砲台の受けグリーン。
 
13番 パー4 460ヤード

13番 パー4 460ヤード(2)

13番 パー4 460ヤード(1)
左ドッグレッグのタフなホール。ティショットは少し打ち上げになり、左サイドは木立、右サイドは林とブッシュのOBゾーンがあり、FWの起伏が激しい。グリーンの左右はバンカーでガードされ、手前から右サイドは下りスロープ。
 
14番 パー4 395ヤード

14番 パー4 395ヤード(2)

14番 パー4 395ヤード(1)
ストレートホール。ティショットでは左の木々と右の2個のバンカーが効いていて、FWは左傾斜。セカンドは緩やかな打ち下ろし。2段グリーンは3個のバンカーでガードされている。
 
16番 パー5 575ヤード

16番 パー5 575ヤード(1)
やや左ドッグレッグ。ティショットはブラインドの打ち下ろし。グリーンの80ヤード手前をクリークが横切り、少し打ち下ろしのセカンドでそのクリークを越えていくか、手前に刻むかの決断に迫られる。グリーンは強い砲台で、グリーン面は右に急傾斜している。
 

16番 パー5 575ヤード(4)

16番 パー5 575ヤード(3)

16番 パー5 575ヤード(2)
 
18番 パー4 470ヤード

右ドッグレッグの長いミドル。ティショットは窪地越えで、右サイドのFWバンカーに注意。セカンドは打ち上げになり、砲台の受けグリーンに打っていく。グリーンの右サイドに2個のバンカーが配されている。

 

18番 パー4 470ヤード(3)

18番 パー4 470ヤード(2)

18番 パー4 470ヤード(1)
 
余談
ニューヨーク市から北に45分、ラガーディア空港から北に40分。プライベートクラブでメンバー同伴が必要。

キャデイ

レストラン

トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2018年度ニューヨーク州ベスト60コースで第40位。ニューヨーク州には1000近くのゴルフコースがある。

セス・レイナー設計で有名なコースは、フィッシャーズ・アイランド Cカマルゴ C、CCオブ・フェアフィールド、エセックス・カウンティCC、シカゴGCショアエーカーズザ・コース・アット・イエールフォックスチャペル GCワイアラエCCイーマンズ・ホール Cマウンテン・レイク CCなどがある。