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1番から4番まで連続する素晴らしいパー4から始まり、4番、9番、10番、とワールドクラスのホールを持つ、クラシックな丘陵コース。イエール大学のコースで大学が所有するコースのランクでは世界1位のベストコース。緩やかな傾斜の難しい立地に、多くのクラシック理論のホールを当てはめ、InとOutの2つのループでつないで、似たようなホールが1つもなく18ホールが見事にレイアウトされている。手強いバンカー、鋭い傾斜のグリーン、起伏のあるFW、幾つのホールで効いてくる木々が随所に配されている。パー70で6825ヤードと距離はあるが、グリーンが難しいが全体的にはそれほど難しさを感じないであろう。
ブラインドショットが多く、初めてのプレーでも詳細なコースガイドがあるのでアンフェアではなく、プレーに全く支障がないばかりか、ユニークだと感じるであろう。FW、グリーンとも少し傷んでいて、コース全体が“疲れた”感じがするのは少し残念。将来しっかりとした修復と改造を施せば、もっと素晴らしいコースになる。9番ホールは海が絡まないホールでこれだけの美しさと戦略性を出せる設計者の力量に脱帽。このホールをプレーするだけでも価値は十分にある。
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ほぼストレートのナイスホール。ティショットは池越えで、左サイドのバンカーと木立が効いてくる。FWは起伏がある。グリーンは大きく2段形状で、左手前に1個、右に2個のバンカー配されている。
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ストレートホール。ティショットは少し打ち下ろしでFWは左に傾斜。右サイドに打つと、セカンドで斜めの形状のグリーンを狙い易い。砲台グリーンの左サイドは大きく窪んでいて、2個の深いバンカーでガードされている。グリーンの右にも1個のバンカーが配されている。
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やや右ドッグレッグ。ティショットはセミブラインドの打ち下ろしで、起伏のあるFWに打っていく。左サイドの小さい丘、右サイドの池に注意。セカンドも尾根越えのブラインドショットになり、グリーン面は見えない。グリーンはかなり小さく、右サイドには池がある。
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右ドッグレッグの戦略ホール。ティショットは打ち下ろしで、池と湿地帯越えになり、左サイドから池と湿地帯がFWに食い込んでいて、飛べば飛ぶほど落し所が狭くなる。左サイド狙いが良い。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは4個のバンカーで囲まれている。受けグリーンでしかも微妙な傾斜もある。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。マクドナルドはセントアンドリュースの17番“ロード”ホールのバリエーションとしてこのホールを造っている。
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ホール名:ショート グリーンは3個のバンカーでほとんど囲まれているので、まるでアイランドグリーンのように見える。3.5メートルの強い砲台グリーン。
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左ドッグレッグ。ティショットでは左サイドのクリークが効いてきて、左右に林が並ぶ。グリーンの右手前は大きくて長いバンカーが配されていて、少し打ち上げのセカンドはそのバンカー越えになる。グリーンは円形で、右サイドのポットバンカー、左サイドから奥にかけてのブッシュと林にもガードされている。
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ホール名:ケープ 左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろし。セカンドはブライドの打ち上げ。グリーンは縦に長く、右サイドにマウンドがあり、左に傾斜している。グリーンの左右に深いバンカーが配され、グリーンの左サイドは急な下りスロープになり、ブッシュも待ち構える。
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ホール名:ピアリッツ 名物ホールでとても美しい。池越えになり、グリーンは樹木に囲まれている。距離があり、池が効いているので難ホール。グリーンの奥行きは64ヤードの縦長で真ん中が大きく凹んでいて(1.5メートルの深さ)、グリーン面を2つに分けている。グリーンは左に傾斜して、グリーンの左右に3個のバンカーが配されている。ゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。数多くあるピアリッツグリーンの中で一番素晴らしいと言われている。
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ストレートホール。ティショットでは左右の木々にガードされて、FWはタイト。ティグランドから240ヤード先にはスウェイルがある。セカンドは強い打ち上げで(FWから12メートルほど)、グリーンの手前を横切る2個の横に細長いバンカー越え。これらのバンカーに捕まると、身長以上の深さになりパーセーブは容易ではないので、セカンドでは2番手はクラブを上げて、グリーンに確実に届くようにするのがよい。ティショットで距離が出ないと、セカンドでグリーン面は見えるが、通常セカンドはブラインドになる。グリーンは円形で強い傾斜の2段グリーンで、パンチボールグリーンの形状も取り入れられている。 |
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ホール名:アルプス ストレートホール。ティショットでは右サイドの林とラフが効いていて、セミブラインドのFWの丘越え。セカンドは打ち上げ。グリーンの左サイドと手前はバンカーがガードされている。グリーンは横に長く、左右の2段グリーンで左の段が低い。
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ホール名:レダン 少し打ち下ろしで、グリーンは右手前から左奥に斜めに長く、グリーンのほとんどは4個のバンカーで囲まれている。グリーンは急な左傾斜。グリーンの右手前の小さい面はフールス・フロント(偽りのグリーンで乗っても傾斜でグリーン面から転がり落ちる)になる。このレダングリーンはノースベリックGCの15番ホールがオリジナルで、世界で最も模倣されたグリーンになる。
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右ドッグレッグの短いミドル。ティショットは緩やかな打ち下ろしで、FWは右に傾斜している。グリーンは砲台で小さい。
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やや左ドッグレッグ。ティショットは池越え、FWの丘越えのブラインド。セカンドは緩やかな打ち下ろし。グリーンの手前の50ヤード付近に大きなマウンドと3個のクロスバンカーが配されている。グリーンは少し砲台の3段グリーンで、右サイドはバンカーでガードされている。
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右に曲がってから左に曲がる、とても長いロング。ティショットはラフの小丘越えでブラインド。セカンドはセミブラインドの丘の上に打つ打ち上げになり、高低差で左右のFWに分かれている。左FWが高くてグリーンに対してより直線的になるが、少し遠回りになるが低い左FWを選ぶ方が良い。サードは打ち下ろし。ティショット、セカンドで距離が出ないと、サードもブラインドショットになる。グリーンの左右はバンカーでガードされている。このホールは好き嫌いや、ホールの良し悪しで賛否両論あるが、ユニークなホールなのは間違いない。
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ニューヘブン市からほぼ西に15分、ニューヨークから北東に1時間45分、ボストンから南西に2時間15分。プライベートクラブなのでメンバー同伴が必要だが、ビジターだけでプレーできる可能性もある。
トットップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)での2019年度コネチカット州ベスト30コースで第1位。コネチカット州には128コースある。トップ100ゴルフコースの2020年度全米ベスト100コースでは第68位。2020年度ゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて第83位に選ばれている。
チャールズ・B・マクドナルドはナショナルゴルフリンクス・オブ・アメリカが代表作で、スリーピー・ホローCCも設計している。セス・レイナーとの共同設計ではシカゴGC、ザ・クリーククラブ、パイピングロック・クラブ、ザ・コース・アット・イエール、オールド・ホワイトTPCコース、バミューダ諸島のミッドオーシャン・クラブなどがある。
セス・レイナー設計で有名なコースは、フィッシャーズ・アイランド
C、カマルゴ C、CCオブ・フェアフィールド、エセックス・カウンティCC、ショアエーカーズ、サニンングデール
CC、フォックスチャペル
GC、ワイアラエCC、イーマンズ・ホール
C、マウンテン・レイク
CCなどがある。
コースから北に45分のハートフォート市にあるBear's Smokehouse Barbecueでプレー8日前に食べたが美味しかった。
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1番 パー4 420ヤード(3)