ハンティングデール GC
Huntingdale Golf Club

コースデータ
所在地 オーストラリア、ビクトリア州
コース長 6938ヤード パー72
コースレート 74.0
プレー日 2022年12月7日
設計者 チャールズ・アリソン
オープン 1941年
キャディ あり (事前予約必要)
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.55
コースレイアウト
5
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
満足度
4
 

ほとんどフラットな林間コース。木々とブッシュが迫った狭いFWに、戦略的に配されたフFWバンカーによりティショットの落し所が限定される。ほとんどのFW幅が約 30メートルで、両側に並木があるタイトなコース。このFW幅は他のサンドベルの名門コースと比べて狭い。グリーン周りのバンカーも日本でアリソンバンカーと名づけられたぐらい、深いバンカーが多く、多数のグリーンはバンカーに囲まれている。このコースは、互いに平行にプレーするホールが多く、アップダウンを繰り返す単調なプレーでという意見もあるが、実際プレーしてみるとコースはチャレンジグで印象的なホールも多い。6番ホールと 7番ホールの連続するパー5 は、INの9ホールはOUTより少し開けていて、2,3のホ―ルで水か絡み起伏に富む。最後の3ホールは全てパー4で特に要求が厳しい。豪州PGAツアーで3大競技の1つ、オーストラリアン・マスターズを1979年から2015年まで合計31回開催した。



10番、パー5、サード地点

12番ティからの景観

14番ティからの景観

スコアカード
2007年2月プレー時(旧版)

 

3番 パー3 185ヤード

3番 パー3 185ヤード(2)

3番 パー3 185ヤード(1)
バンカーが上手く配されたショート。グリーンは2段形状で、45ヤードの長さがあり、5個の深いバンカーで囲まれている。 正確性が要求されるホール。

 

4番 パー4 396ヤード

4番 パー4 396ヤード(2)

4番 パー4 396ヤード(1)
急な右ドッグレッグ。ティショットでは左には200ヤードから250ヤード先のフFWに3つのバンカーが連ねており連座し、右には林が迫っているので、正確なショットが必要になる。特にFW左の1本の大きな木が効いていて、このホールはフェードボールで攻めるのがベスト。グリーンは横にとても長く、左から右に傾斜しており、手前と右手前にバンカーが配されている。 
 
6番 パー5 589ヤード

右に曲がってからほぼ真っすぐ伸びるタフで距離のあるロング。ティショットではFW左側に打つのがベスト。ロングヒッターはFWに食い込んでいる右サイドのバンカーが効いてくる。セカンドショットは距離よりもポジションを狙いが良い。グリーンは縦長でやや砲台。グリーンは3個のバンカーでガードされ、手前のバンカーには入りやすい。

 

7番 パー5 589ヤード(3)

7番 パー5 589ヤード(2)

7番 パー5 589ヤード(1)

 

7番 パー5 536ヤード

7番 パー5 536ヤード(1)

やや左ドッグレッグの森に囲まれた美しいホール。ティショット、セカンドともFWは狭く、左右のバンカーは避けるべき。サードはやや打ち上げになる。FW、グリーンサイドともにバンカーが戦略性と美的効果を高めている。グリーンは3個のバンカーでガードされている。ロングヒッターは2オン可能でバーディが狙えるホールだがバンカーにつかまりやすい。

 


7番 パー5 536ヤード(4)

7番 パー5 536ヤード(3)

7番 パー5 536ヤード(2)

 

8番 パー4 343ヤード

8番 パー4 343ヤード(2)

8番 パー4 343ヤード(1)
ストレートの短いミドル。FWは狭く、両サイドから林が迫っている。左右にバンカーもあるので、ティショットの落とし所はタイト。 ティショットでドライバーを使い成功すれば、セカンドはウェッジで攻めることができるのでバーディが狙える。 ティショットをFWウッドまたはアイアンで刻み安全なルートを選択するオプションがある。いずれにせよ左右のFWバンカーを避ける必要がある。グリーンは縦に細長く、大小4個のバンカーでガードされているのでピン位置に注意。

 

11番 パー4 437ヤード

11番グリーン

左ドッグレッグのタフなミドル。。ティショットでは左の3個のバンカーが迫り出していて、右サイドにもバンカーがあり、飛べば飛ぶほどFWが狭くなる。セカンドは打ち上げ。グリーンは右手前から左奥に伸びている斜めに長い形状で。左サイドは2個のバンカーでガードされている。グリーン上には2本の尾根が横切り、しかも全体的に傾斜が強いのでパットも難しい。


11番 パー4 437ヤード(3)

11番 パー4 437ヤード(2)

11番 パー4 437ヤード(1)

 

12番 パー3 177ヤード

12番 パー3 177ヤード(2)

12番 パー3 177ヤード(1)
素晴らしいショート。グリーンは少し砲台で、6個の深いバンカーに囲まれている。グリーンに乗らなければ、ほとんどの場合バンカーに捕まる。グリーンとバンカーが織り成す曲線が美しい。

 
14番 パー5 607ヤード
右ドッグレッグの距離がありチャレンジングなロング。池越えのティショット、セカンドショットともに、両サイドから林が迫り出しているので、ポジショニングが重要になる。セカンドではFWに起伏がありその左はもう一つのウォータ―ハザード、右サイドには林と随所に配されたバンカーにより、注意深いショットが必要。大きくて、なだらかな起伏のあるグリーンは左サイドと右手前をバンカーでしっかりガードされている。
 

14番 パー5 607ヤード(3)

14番 パー5 607ヤード(2)

14番 パー5 607ヤード(1)

 

16番 パー4 384ヤード
ほぼストレートのタイトなホール。ティショットでは右から迫り出していているバンカーが効いてくる。通常FW左半分に打つのがベスト。グリーンはアンジュレーションが強く、5個のバンカーにガードされている。
 

16番 パー5 384ヤード(3)

16番 パー4 384ヤード(2)

16番 パー4 384ヤード(1)

 

17番 パー4 465ヤード
右ドッグレッグの長くて難しいミドル。ティショットではFWは広めだが、左サイドに池がありフェードボールで距離が出るショットがベスト。グリーンは縦長の少し砲台で、起伏がある。グリーンの右手前に配されたバンカーが効いている。
 

14番 パー4465ヤード(3)

14番 パー4465ヤード(2)

14番 パー4465ヤード(1)

 

18番 パー4 448ヤード

18番 パー4 448ヤード(2)

18番 パー4 448ヤード(1)
ストレートの距離があるミドルで、最難関ホール。。絶妙に配された左のバンカーと左の林。右の低木とブッシュが効いており、しかもFWが狭いので、ティショットは緊張を強いられる。グリーンは大きく、アンジュレーションがあり、手前と左サイドはバンカーでガードされている。ティショット、セカンドともに距離と方向性が求められるとてもチャレンジングは最終ホール。 

 

余談

メルボルン空港から南東に1時間10分、メルボルン市内から南東に35分。ビジターはメンバー同伴が必要だが、州以外か海外のビジターは、所属クラブの推薦状があればプレーできる。距離はメートル表示なのでヤードに換算している。 クラブハウス2015年前後に新しいが建て替えられて良くなっている。



レストラン

ランチ

トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度オーストラリアでのベスト100コースで第45位。オーストラリアには1700ほどのコースがある。

チャールズ・アリソンは実際コースを歩いたことがなく、イギリスでレイアウトを設計した。偉大な設計家のチャールズ・アリソンの日本での設計コースは、廣野GC川奈GC・富士コースがあり、また監修したコースは、霞ヶ関GC・東コース鳴尾GCがある。実際日本のコースの設計では彼は日本に来て現地を見ている。



コートヤード・バイ・マリオット・メルボルン

コートヤード・バイ・マリオット・メルボルン

サンベルト地帯とはメルボルン南75km圏内で、モーリントン半島の付け根から突端へと広がる砂丘地帯。海が近く土壌が砂地のため水はけがとても良いのでメンテの素晴らしいゴルフ場が多い。絶好の自然条件を活かして古くからゴルフ場開発が進み、歴史ある名門コースの多くがこのエリア内にある。とりわけロイヤルメルボルンGCキングストンヒースGCメトロポリタンGCビクトリアGC、コモンウェルスGC、ヤラヤラGC、ハンティングデールGCの7コースは古くから7シスターズとして愛され、どのコースも世界的な評価を得ている。

ANGKOR CAFE & RESTAURAN

ANGKOR CAFE & RESTAURAN

ANGKOR CAFE & RESTAURAN

プレー前日はメルボルン市内のコートヤード・バイ・マリオット・メルボルン・フラッグスタッフ・ガーデンズ泊まった。前夜はホテルから徒歩2分のANGKOR CAFE & RESTAURANTで食べた。カンボディア料理店で結構美味しかった。