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コースデザインの全面的な改修を実施しました。フラットなチャンピオンコース。1999年にクリス・ピットマンの改造後に、2017年から2018年にかけてフィル・ジェイコブスによって大改造された。6970ヤードから7532ヤードと600ヤード近く長くなり、コースレートも72.8から76.1に上がった。距離だけでなく、全てのグリーンの形状の起伏が激しく複雑になり、グリーンも大きくなったので、パットの難度も相当高くなった。更に18ホール中11ホールで水が絡み、左右の木々も効いてくるホールが多いので、より戦略性が豊かになった。
攻略には距離と正確なショットは言うまでもなく、しっかりしたコースマネジメントも要求される。今やシンガポールでも最もチャレンジングなコースと言える。空港のすぐそばのコースで、数分ごとに飛行機の離陸時の騒音が聞こえるのが難点。前半の9ホールが特にうるさいが、慣れてくれば音があまり気にならなくなると聞く。上がり3ホールが手強く、面白いホールが連続する。2022年のアジアツアーの開催コース。少し離れた場所に、設計者とクラブハウスも別のより易しいガーデンコースがあり、合計36ホールのゴルフ場である。
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やや右ドッグレッグのとても長いミドル。ティショットでは狭いFWの左のハザードと2個のバンカー、左右の木立が効いてくる。左サイドは緩やかな下りスロープのFW。グリーンは縦長で右手前にバンカーが配されている。 |
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やや右ドッグレッグのミドル。ティショットでは右に池はあるが、FWは広い。セカンドが難しく、グリーンは2段形状でアンジュレーションがきつい。右サイドは池に面し、左サイドは15メートル左手前のバンカーが口を開けて待っている。アゲンストの風が強いと結構タフなホールになる。
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とても長くてタフなショート。右手前から左奥へと斜めに長いレダン形状のグリーンでアンジュレーションが強い。左手前と右サイドにバンカーがある。 |
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ストレートの難しいロング。ティショットでは左右に3個のバンカーがある。セカンドは運河越えで左サイドの縦に細長いバンカーが効いてくる。グリーンは小さめで左サイドにバンカーが配され、アンジュレーションが強い。
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ストレートの短いミドル。ロングヒッターはグリーンを狙えるが、失敗すると正確でトリッキーなセカンドが待ち受ける。グリーンは横に長い2段形状で。右手前に小さなバンカー、左サイドは巨大バンカーが配されていて、花道は狭い。左サイドのバンカーは教会の椅子のようなユーニークな景観を作り出している。 |
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左サイドはFWからグリーンまで池が続く、セカンド地点から左に曲がるロング。ティショットは少し打ち下ろしで池越になり、左サイドに池はあるがFWは広め。セカンドでは左の池、右のバンカーと2本の木が効いてくる。グリーンは砲台の縦に細長く、真ん中を尾根が横切り、左サイドは池、右手前は2個のバンカーでガードされている。追い風の強い時ロングヒッターは2オンを狙える。
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右ドッグレッグのタフなミドル。池を囲むように右に曲がっている。ティショットは左サイドにバンカーがある。グリーンの右手前にバンカーと池がある。PGAの試合の時は右手前のラフを刈っていて、右手前にショートすると池まで転がり落ちる。グリーンのセンターを尾根が横切る。
(セカンドショットなし) |
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右ドッグレッグのとても長い、モンスター・ミドル。ティショットでは左に池、右にバンカーがあるが、FWは広め。グリーンは砲台で、左手前に大きくて深いバンカーが配され、アンジュレーションが強く、真ん中と左が高い2段形状。 |
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浮島グリーンのショート。グリーンは大きく、真ん中にコブがあり、右手前にバンカーが配されている。グリーン奥の滝が美しい。 |
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ほぼストレートホール。ティショットは左の池と縦にとても長いバンカーに注意。このバンカー内にもいくつかの教会の椅子がある。セカンドはグリーンの右サイドに池がある。グリーンは砲台で、左サイドは大きなバンカーでガードされている。 |
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左手に池が広がる左ドッグレッグの距離のあるロング。ティショットは左に池があり、ロングヒッターは池越えのルートでショートカットが狙える。FWは左に傾斜しており、右サイドの2個のバンカーも効いてくる、セカンドは左右のバンカーと左の池が効いてくる。グリーンは縦長で、右サイドには9番グリーンと共有の巨大バンカーが配されている。
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シンガポール中心地から東に25分、シンガポール空港から北に8分。プライベートクラブだがプレーは可能。距離はメートル表示なのでヤードに換算した。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2021年度シンガポールでのベスト10コースで第3位。シンガポールには20弱のコースがある。
マックス・ウェクスラー設計の他のコースは、タイではラグーナ・プーケットGC、パームヒルズGC、マレーシアではグレンマリーG&C、グヌンラヤGR、ブルネイではRBA(ロイヤルブルネイ空港)GC、シンガポールではセントーサGC・タンジョンコース、ナショナルサービスR&CCがある。
再設計者のフィル・ジェイコブスは南アフリカ人で、ゲーリー・プレーヤー設計事務所の元チーフ・デザイナー。彼の他のシンガポールでの作品は、タナメラCC・ガーデンコース(再設計)、マリーナ・ベイGC、南アフリカではファンコートホテル&CC・リンクスコースとアウテニクアコース(どちらもゲーリー・プレーヤーと共同作品)がある。
プレー前日はペニンシュラ・エクシオールに泊まった。セントーサGG・セラポンコースを午前にプレーして、午後にこのタンピネスコースをプレーした。2コースの移動時間は25分。プレー後の夕方にコースから西に10分の、空港近くで海沿いの海鮮レストラン、ジャンボシーフード@イーストで食べた。蟹チリが美味しかった。
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2番 パー4 513ヤード(2)