タナメラGC、ガーデンコース
Tanah Merah Country Club - Garden Course

コースデータ
所在地 シンガポール
コース長 6444ヤード、パー70
コースレート 75.8
プレー日 2007年6月4日
設計者 トムソン&ウォルバーリッジ、ロナルド・フリーム 
オープン 1984年
キャディ なし
ゴルフカート あり (強制、フェアウェイ乗り入れ可)
評価
総合評価
3.80
コースレイアウト
3
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
5
造形美、景観
4
足度
4
 

フェアウェイの両側に大きな樹木が並ぶフラットな林間コース。距離が7300ヤードを越え、フェアウェイはタイトで、いくつかのホールでウォーターハザードが効いてくる。戦略性が高いだけでなく、全体的に美しいゴルフコースなので、プレーして楽しい。コース名のガーデンの名にふさわしい、公園のような美しいコースである。全てのショートホールが美しいのと、全てのロングがチャレンジング。ガーデンコースは2008年から2013年まで毎年HSBC女子世界選手権を開催した。少し離れた場所に、設計者とクラブハウスも別のタンピネスコースがあり、合計36ホールのゴルフ場である。



クラブハウスからの景観

2番グリーンの景観

7番グリーンと周辺の景観

2014年にチャンギ国際空港の拡張のために、政府に50ヘクタールの土地(東京ドームの10個分)を売却し、7350ヤード・パー72から6444ヤード・パー70に短縮され、コースレートも75.8から71.4になった。下段で紹介している13、14、17番の印象深いホールも現在は無くなっている。 私の評価は2014年までは4.80だったが、2015年以降は3.80に下げている。

12番グリーンの景観

美しく植えられたプラント

コース上空の飛行機

 
3番 パー3 156ヤード

横から望む3番グリーン

3番 パー3 156ヤード
アイランドグリーンのきれいなショート。距離は短くグリーンは大きいので難しくない。
 
5番 パー5 609ヤード
ストレートの距離の長いロング。左のOBが浅く、フェアウェイがタイトなので3打とも正確性と距離を要求される。グリーンは砲台で手前の2つのバンカーが効いている。 
 

5番 パー5 609ヤード(3)

5番 パー5 609ヤード(2)

5番 パー5 609ヤード(1)
 
8番 パー3 199ヤード
池越えのショート。グリーン左半分は池に面しているので正確なショットが必要。2006年のトーナメントで、グリーン左端の一番難しいピン位置の時にアニカ・ソレンタムが池の上からフェードでピンに絡ませる大胆なショットを放ったようだ。
 

8番グリーン

8番 パー3 199ヤード(2)

8番 パー3 199ヤード(1)
 
9番 パー5 587ヤード
フェアウェイはうねりがある、左ドッグレッグのホール。セカンドショットは緩やかな打ち下ろし。グリーン左サイド手前は池に面する。
 

9番 パー5 587ヤード(3)

9番 パー5 587ヤード(2)

9番 パー5 587ヤード(1)

 
11番 パー3 190ヤード

11番 パー3 190ヤード
池越えのショート。左の池、右のバンカーが効いている。
13番 パー5 615ヤード
右ドッグレッグの後ストレートになる、長いロング。ティショットは池越え。グリーンは少し砲台で、その手前は深いバンカーでガードされている。(2014年までは存在した)
 

13番 パー5 615ヤード(3)

13番 パー5 615ヤード(2)

13番 パー5 615ヤード(1)

 
17番 パー5 575ヤード
左、左へと三日月のように曲がっているホール。ティショットでは右に池、セカンドショットでは左に池、サードショットではグリーンの両サイドに池になる。特に、グリーン右の池と左の2つのバンカーが効いてくる。(2014年までは存在した)
 

17番 パー5 575ヤード(3)

17番 パー5 575ヤード(2)

17番 パー5 575ヤード(1)

 
18番 パー4 478ヤード

18番 パー4 478ヤード(2)

18番 パー4 478ヤード(1)
左ドッグレッグのとても長いミドル。グリーン左半分は池に面している。パーオンするには、ティショットの距離、セカンドショットの距離と正確性を要求される。(2014年までは存在した)
 
余談
オーチャード通りから車で20分。シンガポール空港からタクシーで5分程。プレー中多くの飛行機を間近で眺めることが出来る。プレーにはメンバー同伴が必要で、メンバーだけがプレー代、カート代、飲食代を支払うことが出来て、ビジターはクラブ側に直接支払うことが出来ない。メーター表示なので、注意が必要。フルバックティの黒ティからのプレーはハンディ7以内が必要。

2005年12月にタンピネスコースで、女性版、インターナショナルチーム対アジアチームのレクサスカップが開催され、アニカ・ソレンタムがキャプティンを務める、インターナショナルチームが快勝した。2006年12月には、このガーデンコースでレクサスカップが開催され、アジア選抜が世界選抜にわずか1ポイント差で勝利。日本人で唯一出場した横峯さくらはローラ・デービースと最終日に対戦して勝利を掴み、チームにとって貴重な1ポイントを獲得した。

このコースは、ゴルフダイジェスト誌で2006年度シンガポール第一のコースに選ばれている。アジアでの他のピーター・トムソン(トムソン・ウォルバーリッジ&ペレット)設計コースは、シンガポールではシンガポールアイランドCC・ニューコース(再設計)、日本では南部富士CC、廣済堂トムソンCC、ぜんCC、トムソンナショナルCC、スリーレイクスCC、香港の香港GC・エデンコースクリアウオーターベイG&CC(再設計)、中国の北京リンクス(北京北辰)GC、北京窑上(北京ヤオシャン)GC、上海銀濤(上海ゴルフキング)GC上海濱海GC、長沙青竹個GC、タイのグリーンウッドGCラヨン・グリーンバレーCCロイヤルチェンマイGR、マレーシアのクラブ・ゴルフ・サルタン・アブドゥル・アジス・シャ(KGSASS)、インドネシアではジャコラヴィG&CCバリ・ハンダラ廣済堂CCロンボック・ゴルフ廣済堂CCグヌングリスCCフィナG&CCムラピG&MR、アナイGRがある。

アジアでの他のロナルド・フリーム設計コースは、マレーシアではサウジャナG&CC、アワナGC、ケラブ・ゴルフ・パーキッドマタン・アワム(KGPA)カラムブナイRGC、ダマイ・ラウトG&CC、タイではマウンテン・シャドーGC、パンヤインドラGC、ウィンドソアーパークGC、韓国ではアシアーナCC、ザ・クラブ・アット・ナインブリッジズ、日本でボナリ高原GC、ハッピーバレーGC、大村湾CC‐ニューコース、パームヒルズGR、中国では天津華納国際GC、オリエントアモイ(東方厦門)GCC、大上海国際G&HR、ブルネイではロイヤルブルネイCCパンタイ・メントリGCがある。

再設計者のマックス・ウェクスラー設計のアジアでの他のコースは、タイではラグーナ・プーケットGCパームヒルスGC、マレーシアではグレンマリーG&C、グナン・ラヤGRがあり、RBA(ロイヤルブルネイ空港)GC、シンガポールではタナメラGC・タンピネスコース、セントーサGC・タンジョンコース、ナショナルサービスR&CCがある。