今回プレーしたクラシックコースとプロのトーナメントを良く開催するので有名なマスターズコースを合わせた合計36ホールがある。マスターズコースの方がスコットランド式のリンクススタイルでフェアウェイはうねっている。クラシックコースの方は水が絡むホールが少なく、フェアウェイのうねりも少ないので難易度は低いようである。実際はコースレート73.4で7164ヤードと距離が十分あるコースだが、プロのトーナメントしか最長のブラックティは使えないので、今回プレーした6693ヤード、コースレート71.2では、上級者がプレーするには少し物足りないかもしれない。ただ、ピート・ダイ特有のクリーク代わりに距離のあるフェアウェイバンカーを配置する技法が随所に見られ、戦略性あるデザインになっている。近くの海に注ぐ川を上手に利用した12番、13番ホールはすばらしいレイアウトなので印象深い。
2019年9月プレーでの改造後のワールドクラシックコース
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やや左ドッグレッグでホール右は池、左はOBがあるミドルホール。グリーン左は池、手前は高さ3メートルほどの深いバンカーなので、正確なセカンドショットが必要。
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ホール右のほとんどにバンカーがある、距離のあるロングホール。特にグリーン右サイドから奥に取り巻くバンカーは高さが3メートルとかなり深い。 |
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30メートルほどの落差がある、豪快な打ち下ろしのショートホール。名物ホールでスプリングシティの広告に使われている。縦に長いグリーンの右サイドと奥は湖に面している。クラブ選択が難しいホール。 |
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ホール右は池のあるパー5。各ショットともバンカー、池が戦略的に配置されている。
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右ドッグレッグのパー5。ティショットは川越へになり、池の左に隣接している200ヤードほど近くの長さがある巨大バンカーも越えなければならない。グリーンは縦に長く、馬の背の形をしていて、長さが44ヤードもある。 |
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やや右ドッグのミドルホール。ティショットは川越になり、川がホール右側に流れる。グリーンは複雑なアンジュレーションがあり、両サイドのバンカーが効いている。グリーン周辺の木々が美しく配置されている。アメリカのゴルフ雑誌にて2000年度世界のベスト500ホールに選ばれている。 |
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グリーンは砲台で50ヤードの長さを持ち、しかもうねっている。ピンから遠くにオンしても、パットが難しい。 |
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距離がたっぷりある、右ドッグレッグのミドルホール。フェアウェイ右サイドが池に面している。グリーンの右が池、左がバンカーなので正確なセカンドショットが必要。 |
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シンガポール中心地から車で20分。シンガポール空港からタクシーで5分程。当日のプレーは途中でスコールに見舞われたが、ゴルフカートに付いている雨よけカバーを見たのは初めてで、ユニークだった。ビジターのプレーは平日はメンバーの紹介、土日はメンバーの同伴が必要。
クラブハウスはオープンエアーのレストランがあり居心地が良い。また、ロッカールームにはコースを見渡せる日本式お風呂(熱くないが)、サウナが完備されている。
クラブハウスの隣にあるホテルを見せてもらったが、すばらしかった。プール、エステも評判が高いようだ。
ピート・ダイ、ペリー・ダイ、ダイ・デザイン社設計の他のアジアでのコースは、中国の西海岸GC、タイのスパプルックGC、カオキオGC、タイムアンビーチG&M、ザ・カオチャゴークG&CC、マレーシアのポレシアCC、オルナG&CC、フィリピンのイーグルリッジG&CC・アンディ・ダイコース、インドネシアのチプトラG&FC、韓国のウージョン・ヒルズCC、日本のセントレイクスGC、メイプルポイントGC、かんなみスプリングスCC、ホワイトバーチCC、ゴールデンレイクスCC、オリンピックス・スタッフ・都賀コース、ヴィレッジクラブ・大子コース、ザ・カントリークラブグレンモア、いわせロイヤルGC・いわせコース、きみさらずゴルフリンクス、ミッションヒルズCC、札幌ベイGCなどがある。
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クラブハウスからの景観