スコットランドのリンクスを意識して造られた、非常に景観の素晴らしいコース。また、戦略性にも富み、それぞれのホールが際立った個性を備えているのでプレーしていて全く飽きない。巧みに配置されたバンカーとグリーンと池がプレーヤーの挑戦意欲を掻き立てる。ダイナミックにうねりながら伸びるフェアウェイとグリーン及びバンカー周辺に位置する無数のマウンドの曲線美は美しく、印象に残る。ただこれらは鑑賞用でなく、マウンドのどの位置にボールが止まるかによって、アプローチショットの攻め方が変わるので、コース全体の戦略性を高めている。写真はクラブハウスから見た景色。 |
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横長のグリーンで手前は池、奥はバンカー。ピンが右側だと池からバンカーまでが15ヤードしかなく、このホールが極端に難しくなる。 |
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ティグランドに立つと、グリーン左サイドをガードする巨大なバンカーに目を奪われる。グリーン周りを曲線と曲線で絡めた造形美はまるで芸術のようだ。ティショットではフェアウェイ中央に位置する2本のけやきの木を目標に打つが、フェアウェイはきついアンジュレーションがあり、距離のあるセカンドを難しいライからどのように攻めるかを考えさせるホール。手前と奥のバンカーを避けてグリーン右側の花道に運び、アプローチ勝負に賭けるのも、しっかりした攻略法のひとつ。 |
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右ドッグレッグでフェウエイ左サイドを包むようにある大きな池が美しい。ショートカットの池越えはキャリーで230ヤード必要。池とグリーンの間に大きな渚バンカーがあり、これを見て歩くと心が安らぐ。グリーン両サイドはバンカーに挟まれているため、正確なセカンドショットが要求されるホール。 |
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距離は短いがフェアウェイはタイトで、フェアウェイ左側に位置する杉林が印象的。グリーン右奥から、グリーン右サイドを回り込み左へ流れてゆくクリークが戦略性を高めると同時に、美しい景観を醸し出している。2オンを狙うことができるが、もし失敗すればボギーは覚悟しなければならないリスクがある。オーガスタ・ナショナルの13番を彷彿させるホール。 |
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右ドッグレッグで、ティショットは池越えになり、ショートカットの池をクリアするには、240ヤードの距離が必要。また4番ウッド等で池左側のフェアウェイを狙う2つの攻め方がある。グリーン手前からフェアウェイ右側に伸びている大きな池があり、セカンドショットをも難しくしている。グリーンに向かって歩いている時に見える、右前方に池、その奥に渚バンカーとグリーン、背後にクラブハウスがある景色は非常に美しい。 |
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車でのアクセスは東京都心から1時間、成田空港からは30分。インターネットでのゴルフ業者を通して予約が可能。 12年前の1991年にプレー後、今回は2度目のプレー。当時初めてのリンクスタイプのゴルフ場でのプレーだったので、うねっているフェアウェイとか傾斜のきついグリーンに新鮮な驚きを覚えたものだった。その後150コースほどアジアの名門コースを中心にプレーして現在、12年前と比べてゴルフコースの知識は相当増えた。それにも関わらず、今回もコースの良さに感動した。
ゴルフクラシック誌主催2002年日本ゴルフコースランキングでは86位。J・マイケル・ポーレット設計のアジアでのコースは、他のアジアでのJMPゴルフデザイン・グループ、J・マイケル・ポーレット設計は、日本では富里GC、グレンオークスCC、プレステージGC、キングフィールズGC、岩手沼宮内CC、ゴールデンパームCC、那須ちふり湖CC、中国では北京GC、アジール(中山長江)G&CC・Aコース、ロングアイランド(長安)G&CC、レイクウッド(翠湖)
GC、サンバレー (紅峡谷) GC、ピーチガーデン・フォンティン(佛山南海桃園楓丹)GC、マレーシアではクリムG&CC、台湾では老翁関西GC、タイではレイクウッドCC、ラチャプルックC、フィリピンではマウント・マララヤットR&GC、インドネシアではブキットプランギ(レインボーヒルズ)G&HRがある。
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5番 パー3 175ヤード