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森林に覆われた丘の上にある5ホールから始まり、残りのホールは海沿いに急降下しロングアイランド湾の入り江に展開する。海が見え始める6番ホールが2つの異なる敷地を繋いでいる。1番から5番ホールは内陸のパークランド風で、7番からはリンクス風のコースになり、2週類のコースを楽しめる。10番から14番ホールは海辺のホールで、まるでビーチにいるような感じになる。C.B.マクドナルド設計で必ず使われるクラシック理論のエデン、レダン、ショートのパー3のお気に入りのテンプレートがあり、このコースで最高のパー3は87ヤードの奥行きがあるピアリッツ・グリーンで、しかもグリーンは水に囲まれたアイランドグリーンだ。パー4も6番、9番、10番と素晴らしいホールが多い。2011年にギル・ハンスにより、オリジナルへの修復設計が完了し、その後もバンカーの新設など改造も手掛けている。
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ホール名:エデン グリーンは盛り上がっていて、受けていて、左右手前に深いバンカーと右サイドにもバンカーでガードされている。エデンホールとは設計者がミドルアイアンを使わせグリーンを狙わせる距離のショートのこと。プレーヤーのアイアンの技量を試すホール。 |
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名物ホール。ほぼストレートの強い打ち下ろしで、距離が長くてタフなミドル。ティショットでは左サイドは林、右サイドは深いフェスキュー草でガードされている。グリーンは逆L字型のパンチボールグリーンで、左手前から右奥に急傾斜していて、マウンドに囲まれ、左手前は大きく深いバンカーでガードさされている。このホールはゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。ティグランドからは18番ホール以外の残りのホールと、ロングアイランド湾の素晴らしい眺望を見渡せる。
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ストレートホール。コース上で2つしかないパー5の1つ。左サイドに細長いバンカーを含め、左右5個のバンカーが効いてくる。セカンドはブラインドの打ち下ろしになり、ロングヒッターは2オン可能。グリーンは強い砲台で受けていて、手前にバンカーと左右に2個ずつのバンカーが配されている。
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ホール名:レダン リバース(逆)レダングリーンで左サイドが高くて右に傾斜し、手前と奥に長くて大きなバンカーが配されている。
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ストレートホール。ティショットはやや打ち下ろしで、飛べば飛ぶほど左サイドの荒地が迫ってきて、FW幅が狭くなる。グリーンは強い砲台で、手前、右サイド、奥の3方は1個の深いバンカーで囲まれている。
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右ドッグレッグの短いミドル。ティショットは池越えで、右サイドは湿地帯、左サイドはデューンがありFWはタイト。ロングヒッターは1オン可能。グリーンの左右にバンカーがあり、左のガードバンカーは長く、デューンのマウンドが囲んでいる。グリーン面の左真ん中に大きなコブが付けられている。
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名物ホールで、難しいアイランドグリーンのショート。とてもユニークなのは海の潮の影響で、潮が満ちるとアイランドグリーンになり、干潮時にはグリーンは荒地と沼地に囲まれ、グリーンを外した時でもボールが見つかればリカバリーショットが打てる。グリーンはピアリッツ・グリーンで87ヤードの長さがあり、奥の面にピンが切られるとより長くなる。このホールもゴルフマガジン2000年度(最新版)世界ベスト500ホールに選ばれている。
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強い左ドッグレッグ。ティショットは打ち下ろしで、左右にデューンと右に池がある。グリーンは長方形で左に傾斜していて、右サイドの長いバンカーと奥の池でガードされている。 |
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右ドッグレッグの打ち上げでグリーンに近づくにつれホール幅は狭くなる。ティショットでは270ヤード先のFWを横切るクリークに近づかいように、ロングヒッターはFWウッドで打つことを選択する。グリーンには大きなアンジュレーションが施されて、左右はバンカーで守られている。
(ティショットの写真なし) |
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やや左ドッグレッグの短めのミドル。グリーンの手前はスウェイル(深い溝)があり、グリーンは大きくて2段形状の砲台で、左右手前と左奥にバンカーが配されている。グリーンの前部の面はフォールス・フロント(強い下り傾斜)でそこに乗っても手前の花道を転がり落ちる。
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やや左ドッグレッグのタフなミドル。ティショットは少し打ち下ろしで、左右にバンカーと荒地がある。セカンドは緩やかな打ち上げ。グリーンは強い砲台で、フォールス・フロントがある。 |
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ホール名:ショート 短いショート。正方形で2段グリーンは受けていて、3方を長いバンカーで囲まれている。ショートとは距離が短いが手強いパー3でパットの技量が要求されるホール。通常グリーンはバンカーに囲まれている。この理論を進化させたのが1981年のピート・ダイで、TPCソーグラスの17番で短いショートのグリーンをバンカーで囲む代わりに池に囲ませた。 |
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ニューヨーク都心から北東に50分、ラガーディア空港から北東に40分。プレーにはメンバー同伴が必要。クリーク クラブは設立直後の100年ほど前はJ.P.モルガンとかのエクスクルーシブなメンバーの豊富さから、“ミリオンダラー
クラブ”とみなされてきた。9番ティのすぐ海側にビーチクラブが併設する。
トップ100ゴルフコース(top100golfcourses.com)の2020年度ニューヨーク州ベスト100コースで第15位、全米ベスト100コースでは第88位。ニューヨーク州には830ほどのゴルフコースがあり、全米には15500コースある。
チャールズ・B・マクドナルドはナショナルゴルフリンクス・オブ・アメリカが代表作で、スリーピー・ホローCCも設計している。セス・レイナーとの共同設計ではシカゴGC、ザ・クリーククラブ、パイピングロック・クラブ、ザ・コース・アット・イエール、オールド・ホワイトTPCコース、バミューダ諸島のミッドオーシャン・クラブなどがある。
セス・レイナー設計で有名なコースは、フィッシャーズ・アイランド
C、カマルゴ C、CCオブ・フェアフィールド、エセックス・カウンティCC、ショアエーカーズ、サニンングデール
CC、フォックスチャペル
GC、ワイアラエCC、イーマンズ・ホール
C、マウンテン・レイク
CCなどがある。
プレー前夜のホテルはマンハッタンのFairfield Inn & Suite Marriottに泊まり、夕食はホテルから徒歩圏内のThe
NoMad Restaurantで食べた。重厚な高級レストランで料理も美味しかった。
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4番 パー3 168ヤード