ジャゴラヴィ G&CC、オールドコース
Jagorawi Golf & Country Club (Old Course)
コースデータ
所在地 インドネシア、ジャカルタ
コース長 6587ヤード パー72
コースレート 72.3
プレー日 2008年7月16日
設計者 ピーター・トムソン(トムソン、ウォルバーリッジ&ペレット)
オープン 1979年
キャディ あり
ゴルフカート なし
評価
総合評価
4.50
コースレイアウト
4
難易度
4
グリーンコンディション
5
フェアウェイコンディション
3
造形美、景観
6
クラブハウス
 
2番 パー3 145ヤード
景観

ジャゴラヴィG&CCは合計45ホールで、オールドコース、ニューコースZナインコース(9ホール)があるゴルフ場。このオールドコースはパー72で6600ヤード弱と比較的短いが、美しくチャレンジングなコースである。コース内を流れるシケアス川が巧妙にほとんどのホールへ縫うように流れ込ませた。大自然をそのまま手つかずにして、各ホールをその大自然の中に当てはめているので、野性味あふれるコースとなっている。それぞれ個性豊かなホールにクリークが随所に顔をのぞかせ、重厚さ、美しさ、厳しさを漂わせている。グリーンが速くて、傾斜があるのも特徴。400ヤードを超えるミドルホールは17番と18番の2ホールしかなく、各ホールは長くはないが、パワーゲームよりも、正確性、正しいクラブ選択、緻密なコースマネジメントとを要求される。

 
1番 パー5 557ヤード

やや左ドッグレッグのチェレンジングで素晴らしいロングホール。ティーショットは豪快な100メートルの打ち下ろしで、狭いファエウェイの両サイドは森になり、正確なショットが要求される。フェアウェイは右に傾斜しているため、スライスボールだとフェアェイ右サイドのハザードまで転がり落ちるリスクがある。セカンドショットは打ち上げになり、このショットも落とし所が狭いので慎重に攻めたい。サードショットも打ち上げになり、グリーンは受けている。

 
2番 パー3 145ヤード
1番 パー5 557ヤード(3)
2番 パー3 145ヤード
1番 パー5 557ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
1番 パー5 557ヤード(1)
 
3番 パー3 201ヤード
2番 パー3 145ヤード
3番 パー3 201ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
3番 パー3 201ヤード(1)
少し打ち下ろしの池越えのショートホール。グリーンは右に傾斜。グリーン両サイドにバンカーが戦略的に配されている。

 

 
5番 パー5 536ヤード
ほぼストレートのロングホール。狭いフェアウエィの左右はOBなので、正確なティーショットが必要。セカンドショットは打ち下ろしになり、2オンを狙う時にはセカンドショットでグリーン手前左右のバンカーが効いている。グリーンは砲台かつまんじゅう形なので中央が高い。

2番 パー3 145ヤード
5番 パー5 536ヤード(3)
2番 パー3 145ヤード
5番 パー5 536ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
5番 パー5 536ヤード(1)
 
7番 パー4 372ヤード
やや右ドッグレッグの、比較的短いミドルホール。このホールも狭いので、ティーショットは距離より正確性が重要になり、フェアウエィは右に傾斜しているので、左サイドに打つのが安全。セカンドショットはクリーク越え。

 
2番 パー3 145ヤード
7番 パー4 372ヤード(3)
2番 パー3 145ヤード
7番 パー4 372ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
7番 パー4 372ヤード(1)
 
8番 パー3 178ヤード
2番 パー3 145ヤード
8番 パー3 178ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
8番 パー3 178ヤード(1)
3段グリーンのショートホール。グリーン右サイドはハザードに面し、グリーン奥までそのハザードが伸びている。ピンと同じ段まで打つ正しいクラブ選択が必要、ただしピン位置が一番奥の段になると、グリーン右と奥のハザードが良く効いてくるので、このピン位置では左手前から攻めたい。
 
10番 パー5 468ヤード

右ドッグレッグしてから左にドッグレッグしているダブルドッグレッグの短いロングホール。ティーからのベストルートは右のバンカー越えで、打ち下ろしの240ヤードのキャリーで越えると、セカンドはアイアンでグリーンを狙える。バンカーより右に行くとOBで、左に行くと前方の林がスタイミーになりグリーンを狙えない。グリーンは砲台で、グリーン左手前のガードバンカーは深いので注意。

2番 パー3 145ヤード
10番 パー5 468ヤード(3)
2番 パー3 145ヤード
10番 パー5 468ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
10番 パー5 468ヤード(1)
 
16番 パー4 366ヤード

急な右ドッグレッグの短いミドルホール。グリーンは強く受けているので、ピンの手前からパットをしたい。ティーからフェウェイ中央のバンカーは240ヤードで入る。ロングヒッターはそのバンカーの右に打つべき。ティーショットは難しいが、成功すればバーディーが狙えるホール。

2番 パー3 145ヤード
16番 パー4 366ヤード(3)
2番 パー3 145ヤード
16番 パー4 366ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
16番 パー4 366ヤード(1)
 
17番 パー4 401ヤード
2番 パー3 145ヤード
17番 パー4 401ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
17番 パー4 401ヤード(1)
緩やかに打ち下ろしていく、右ドッグレッグのミドルホール。グリーンは強く受けている。

 
18番 パー4 419ヤード
2番 パー3 145ヤード
18番 パー4 419ヤード(2)
2番 パー3 145ヤード
18番 パー4 419ヤード(1)
右ドッグレッグのタフなミドルホール。ティーショットでは右の川が迫っている。セカンドショットはやや打ち上げ。小さなグリーンは受けていて、左手前の深いガードバンカーは避けるべき。
 
余談
ジャカルタ市内から車で40分、空港から車で70分。平日はビジターだけのプレーは可能だが、土日はメンバー同伴が必要。サウナ、マッサージ室あり。ロッジあり。バックティの黒ティーからのプレーは誰でも可。表示距離はメートルなのでヤードに換算した。
2番 パー3 145ヤード
レストラン
2番 パー3 145ヤード
浴場

ピーター・トムソン(トムソン・ウォルバーリッジ&ペレット)設計の他のアジアでのコースは、インドネシアでは、バリ・ハンダラ廣済堂CCロンボック・ゴルフ廣済堂CCグヌングリスCCフィナG&CCムラピG&MRマウンティン・ビューGC、アナイGR、シンガポールではタナメラCC・ガーデンコースシンガポールアイランドCC・ニューコース(再設計)、日本では南部富士CC、廣済堂トムソンCC、ぜんCC、トムソンナショナルCC、スリーレイクスCC、香港では香港GC・エデンコース、クリア・ウォーターベイG&CC(再設計)、中国では北京リンクス(北京北辰)GC、北京窑上(北京ヤオシャン)GC、上海銀濤(上海ゴルフキング)GC上海濱海GC、長沙青竹個GC、タイではグリーンウッドGCラヨン・グリーンバレーCCロイヤルチェンマイGR、マレーシアのクラブ・ゴルフ・サルタン・アブドゥル・アジス・シャ(KGSASS) がある。