大自然の造形をそのまま活かした、南太平洋に面するシーサイドリンクスコース。自然をそのまま残した設計なので、ティショットではブラインドホールが多いが、セカンド地点からは、全てのハザードが確認できる。フェアウェイは狭く、大きくうねっているだけでなく、一旦ラフに入るとヒースが密生していてロストにもなりやすく、更に又、バンカーは深いので難易度は高く、また、戦略性は豊か。世界トップ500ホールに入っている5番、6番をはじめ、素晴らしいホールが多く、飽きのこないレイアウト。その上、いくつかのコースから望むオーシャンビューは素晴らしく、感動と同時にプレーヤーを魅了することは間違いない。コース状態も良く、特にグリーンの状態が素晴らしい。海風が強い日には難易度は相当増す。一番右下の写真が、クラブハウス裏の敷地内から望むことが出来る、トム・クルーズ主演の映画で舞台になった孤島。
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2022年12月プレー時(最新版) |
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短いパー4。このホールはティショットをフェアウェイに落とすか、右側のバンカー群に入れなければ難しくはない。グリーンは砲台が強く、グリーン手前の傾斜そして乗せてからも傾斜が強いので、セカンドショットは正確な距離感が必要。
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ほぼ90度で曲がる、左ドッグレッグ。ティショットはブラインドになり、左の林の上に打っていく。グリーンは砲台でグリーン手前両サイドのバンカーが良く効いている。グリーン上は複雑な傾斜が施されていて、パットもグリーン外からのアプローチも簡単ではない。 |
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打ち下ろしのストレートなホールでこのコースの名物ホール。ティショットはブラインドで山の背に向かって打っていく。落とし所は狭く正確なティショットが必要だが、ショットが良ければ2オン可能なホール。南太平洋を背後にいだくターゲットとなる小さなグリーンまで、フェアウェイの頂点からは30メートル程も落差があり、勇気を持って打ち下ろしのショットを正確に打つ必要性がある。
セカンド地点からの景色は息が詰まるほどの絶景。グリーンは右から左に急傾斜していて、ターゲット方向となる右手前のバンカーが絶妙に効いている。グリーンに直接アプローチショットを落とすと、ボールが左に流れるので、グリーンエッジに落としたいが、一歩間違えるとこの深いポットバンカーに捕まる。グリーン左のバンカーもグリーンをガードしていて、スピンの効かないボールはこのバンカーに捕まることも多い。アメリカのゴルフマガジン誌の2000年度世界ベスト500ホールに選ばれている。
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海越えの美しいショートホール。グリーン左に外すと、大きなバンカーに捕まるか、場合によっては、崖の傾斜を転がり落ちて海の藻屑となる。ということで、左は禁物。グリーンは右上から左下に傾斜している。このホールもアメリカのゴルフマガジン誌の2000年度世界ベスト500ホールに選ばれている。
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ほぼストレートなホール。セカンドショットはフェアウェイに聳える丘越えのブラインドになる。グリーンは少し砲台で、グリーン手前には2つのバンカー、奥には林が配されている。 |
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このホールも眺めの良いパー3。ティからゴルフコース全体を見渡すことが出来る。少し打ち下ろしで、受けグリーンの傾斜は強い。 |
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左ドッグレッグの緩やかな打ち下ろし。ティショットを右に打ちすぎると、前方の林に突き抜ける。セカンドショットが難しく、グリーン左右だけでなく、奥も禁物。グリーンは受けている。グリーンの緑と背後の海のコバルトブルーとのコントラストが絶景であるホール。 |
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谷越えの左ドッグレッグ。距離は短いが戦略性のあるホール。ティショットではプレーヤーはどれだけドッグレッグをショートカットするかの力量を試される。落とし所が狭いので、ドライバーでなく、フェアエェイウッドかロングアイアンのティショットの方が安全。グリーンは砲台で奥から速い。
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右ドッグレッグの難ホール。左右のラフにあるヒースがフェアウェイを狭くしている為、感覚的には、殆ど点を狙って打ち上げのティショットを打たなければならない。その上、逆風の中でも230ヤードほど打ち上げていかなければ、セカンドがブラインドとなってしまう。このように、距離と方向性を同時に求められ、大変難しいホールと言える。セカンドショットはグリーン右の林とグリーン左右に配された深いバンカーに注意が必要。
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セカンド地点から急な左ドッグレッグとなる。よほどのロングヒッターでなければ、フェアウェイ右サイド狙いが正解。センターから左に打つと、セカンドショットで前方の林がスタイミーになる。グリーン左は3つの深いポットバンカー、右と奥は林に囲まれているので、正確なアプローチショットが要求される。
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シドニー市内より車で30分。シドニー空港から車で10分。平日はビジターだけでプレー可能な曜日がある。土日はメンバー同伴が必要。バックティは、月例競技会などのクラブ競技会で使われるだけので、一般には白ティを使用。メートル表示。
このコースは セント・マイケルGCに隣接して、同じ海岸線を共有している。
運良くこの名門コースでプレー出来たのは、シドニー20人会というゴルフコンペにゲスト参加のおかげである。この会は1982年発足ということで、20数年の長い歴史のみでなく、シドニー在住日本人エグゼクティブでオフィシャルハンディ20以下のゴルフ好きのみが加入できると言うもの。月1回、シドニーを初めオーストラリアの名門コースでプレーするという“つわもの”の親睦会である。
ゴルフダイジェスト誌で2006年度オーストラリア第2位に選ばれている。また、2005年USゴルフマガジン誌の世界ベスト100ゴルフコースにて34位に選ばれている。他のアジア、オセアニアから選ばれているのは、10位のロイヤルメルボルンGC、20位のキングストンヒースGC(オーストラリア)、27位のケープ・キッドナッパーズGC(ニュージーランド)、35位が廣野GC、49位がバーンブーグル・デューンズGL(オーストラリア)、54位がロイヤルアデレードGC(オーストラリア)58位がカウリクリフスGC(ニュージーランド)、80位が川奈GC・富士コース、94位が東京GC、95位がクラブ・アット・ナイン・ブリッジズ(韓国)、100位が鳴尾GCである。
アリスター・マッケンジー設計で有名なコースは、サイプレス・ポイント(アメリカ、同評価2位)、オーガスタ・ナショナルGC(アメリカ、同評価4位)、キングストンヒースGC(同上)、ロイヤルアデレードGC(同上)がある。エリック・アパリー設計の他のオーストラリアのコースはニューキャスルGC、ボーニードゥーンGC、キャッスルヒルGCがある。
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1番 グリーン