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キャメル川の河口に面した雄大な砂丘に広がり、美しいパドストウの港を見渡せるクラシックなリンクスコース。18ホールのコースが2つあるが、もう一つのホーリ―ウェルコースはパー63、4082ヤードと短い。チャーチコースは1890年に誕生したが、1907年にジェームズ・ブレイドが1907年改造を施してから本格的なコースになった。1922年に現在の5番ホールをトム・シンプソンが8番ホールを他の人が新設した。1935年にはクラブハウスをメンバー数の増大により新たに造り替える必要があったので、17番、18番を取り壊して、現在の場所に2ホールをレイアウトした。
何百年にわたる強烈な砂嵐と巨大な砂丘が2つのシンボルを作り出している。10番と14番ホールの間に12世紀造られたセント エノドック教会は、強風が砂浜から運んだ大量の砂の中に埋もれたままに放置されていたが、1864年に発掘作業で砂が取り除かれた。コース名の‟チャーチ”はこの教会に由頼している。教会の建物の先端部分が多くの場所から望める。もう一つのシンボルは6番ホールにある世界1大きなバンカー。これは砂丘の一部が長年の強風でえぐられてできたものである。
かなり高低差の激しく起伏に富んだ地形を巧みに生かしたコースで、聳え立つ野草と芝で覆われたデューンの中に展開する。ルーティングは素晴らしく、よくぞ複雑な地形に18ホールを見事につないだとジェームズ・ブレイドの力量に感嘆する。全てのホールが個性的で一度プレーするだけで印象度が強い。1番、4番、6番、10番、16番ホールは世界クラスのホールだと言える。うねっているFWには平らなライはなく、様々なライからいろいろな球筋を要求される。距離は6550ヤードと短いが、パー69でほとんどのホールが戦略性に富み手強く、大西洋からの風も常時強く、とてもチェレンジングなコースである。プレーしてとても楽しいだけでなく、素晴らしい海への眺望にも感動する。グリーンは硬くて高速。FW状態も素晴らしい。
スコアカード
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ほぼストレート。ティショットではFWは大きくうねりながら、左に傾斜している。セカンドはブラインドのすこし打ち下ろしで、左右のデューンの間に打っていく。右サイドのデューンはグリーン近くまで伸びている。グリーンは砲台で傾斜が強い。サード地点からのシービューはとても良い。
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やや右ドッグレッグの難ホール。ティショットはブラインドで打ち上げ。セカンドも打ち上げになり、強い砲台グリーンなので直接グリーン面を捉えなければならない。
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豪快に打ち下ろしていく左ドッグレッグ。ティショットはブラインドになるが、FW右半分に打つのが良い。ロングヒッターは280ヤード先に道路が横切るのでドライバーは使えない。グリーン右サイドのOBゾーンは浅く、グリーンは手前から奥に少し下っている。プレー途中で石塀が現われ、セカンドはその石壁越え。 |
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左ドッグの短いミドルで素晴らしいホール。ティショットでは左サイドの深いラフと右サイドのOBゾーンが効いてくる。ドライバーを使うか他のクラブで刻むかの選択に迷う。ロングヒッターは1オン可能だが、グリーンとFWのすぐ右サイドはOBゾーンになるので、リスクの方が高い。 |
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谷越えの絵葉書になるようなショート。グリーンは3個のバンカーでガードされている。風向きによってはウッドからショートアイアンまで使うクラブが違う。グリーンの左サイドにはグラスバンカーもあり、そこからの寄せは難しい。 |
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やや左ドッグレッグ。ティショットではFWは狭く左に傾斜している。ティから‟ヒマラヤ“と名付けられた名物の巨大なバンカーを抱いた小山が立ちはだかる。セカンドが試練になり、この小山越しに見えないグリーンを狙うブラインドショット。高い弾道で攻めなければ小山かバンカーに突き刺さる。プレストウィックGCの17番アルプスも巨大バンカーだが、こちらの方がより立体感があり迫力が凄い。
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コースで一番短い少し打ち下ろしのショート。グリーンは円形で8個のバンカーで囲まれているが、右サイドの2個のバンカーしかティからは見えない。ウェッジからウッドまで風向きによって使うクラブが違ってくる。 |
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名物ホールで、左ドッグレッグの最難関のミドル。ティショットは打ち下ろしになり、左サイドはクリークとブッシュ、右サイドはデユーンが迫り出し、FWはとても狭い。セカンドはブッシュとウォターハザード越え。グリーンは大きく左サイドはハザードに面している。セカンド地点からシンボルの教会に向かっていく。
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左ドッグレッグ打ち上げ。ティショットではFW左右をガードしている深いラフが効いてくる。グリーンの左手前にバンカーが配され、グリーンは馬の背。
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右ドッグレッグの打ち上げ。ティショットではFWは強く右に傾斜していて、良いショットでもFWの右サイドのラフまで転がることが多い。グリーンは左サイドから奥にかけてのOBゾーンと右サイドのほぼ垂直の下りスロープでガードされている。グリーンも右に傾斜している。このホールはコースで一番高い場所にあり、ホールからの眺望も良い。
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強い打ち下ろしのショート。グリーンは4個のポットバンカーでガードされ、受けている。このショートも風向きの計算が必要。 |
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FWは少し蛇行しているが、ほぼストレートホール。ティショット、セカンドともにFWは右に傾斜している。セカンドはブラインドでグリーン50ヤードの右手前にあるバンカーに注意。サードは打ち上げ。グリーンは縦に長く2段の受けグリーンで、左サイドは1個、右サイドは2個のポットバンカーでガードされ、グリーンのすぐ奥にデューンが聳え立つ。アメリカのゴルフマガジン誌にて2000年度世界ベスト500ホール(最新版)に選ばれている。右サイドはキャメル川の河口に沿って進んでいく、最も素晴らしいリンクスホールの1つ。
(サード地点の写真なし)
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グリーンの左右をデューンに挟まれた距離のあるショート。グリーン右手前の深いポットバンカーに入ればパーセーブが難しい。グリーンは周辺が少し高いなべ底の形状で、グリーンを少し外してもボールがグリーンに集まる。グリーンに尾根が走っている。 |
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やや左ドッグレッグのタフなミドル。ティショットでは左サイドは深いラフ、右サイドにデユーンとOBゾーンがある。グリーンは砲台でグリーンの左右はバンカーで守られている。クラブハウスのすぐ前にグリーンが置かれている。
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1番 パー5 528ヤード(3)